・「ありえないほど低すぎるんです。」
録音スタジオのでっかいスピーカーで聴いたことがあります。(500万円らしいです)『メタルジャスティス』は実はメタリカのアルバムの中でも最も“低い”アルバムです。一般のオーディオではカチカチって感じにしか聴こえないバスドラですが、これが実は相当低くて風が吹いてきます。しびれます。その対比で聴くと、このタイトなスネアがちょうどよく感じられるのです。しかし、そんな高額スピーカーで聴いても、ほんとにベースが居るのかどうかわかりませんでした。ただし、ジェームズのギターが、ものものもの凄〜く低いんです。めちゃめちゃかっこいいです。ザクザク風が吹いてきます。これも一般オーディオではわかりません。たぶんジェームズとラーズは、スタジオでプレイバック聴いててこのギターとバスドラならベースなしでも「充分イケル」と感じたのでしょう。一般オーディオでもチェックしてみるべきでした。(ジェームズもこのミックスは反省しているそうです)私はベースは何らかの理由ではいってないんじゃないかと思ってます。(自信はないですが)周波数としての“低さ”は十分だが、音程としての“低さ”が欠けてるアルバムだと思います。しかし、そんなムチャクチャさも含めて、このアルバムにはスラッシュメタルの魅力があふれています。残響の少なさもかっこいい!インディーズの方法論をメジャーに持ち込んだ“ありえない”作品です。少なくとも私には次のアルバムのほうが普通っぽい“アメリカンハード”に思えて物足りなく感じました。どんなオーディオで聴いても満足できるものを作るのが真のプロだってことなのでしょうが....私の自宅オーディオでも、このアルバムの真価を聴くことはできません。低域ブーストして聴いても音がぼやけるだけです。
・「ジェイソン・ニューステッドの存在はいかに?」
アルバムのレヴューは他の皆さんが数多く書いていらっしゃるので割愛。
オリジナルでは聴こえにくかったジェイソン・ニューステッドのベース。さて、SHM-CDで聴いたらどうなるか期待をして聴いてみた・・。
カークのギターは非常にくっきり浮び上がり、ジェイムスの声は吐息まで聴こえそう。ラーズのドラムもひとつひとつのパーツの輪郭がはっきりしています。
でも・・・。
ジェイソン!?ベース??おーい。出てこーぃ。・・・・
ということで、やはり聴こえなかったなぁ・・残念。
参考データ(当方システム) スピーカー : JBL(1台20万代) プリメインアンプ及びSACD Player : Denon(各20万代) ヘッドフォン:BOSE ノイズキャンセル
・「曲自体はいいです。」
ベースが聴こえなくて乾いた音でパンチ不足は否めないが、曲は良い。リマスター版もなかなかでないようなのでLive Shit: Binge & Purge を聴くとちゃんとベース音聴けてこのアルバムの本当の評価が出来ると思います。
・「Bassが・・・」
今久しぶりに聞いてるのですがBassの音が本当に聞こえてきません…。マスタリングミスですね…残念。
・「メタリカの最高傑作」
ギターリフ、ソロともに最高にかっこいいです。文句なく最高傑作でしょう。
全曲すばらしいが、特に ONE は名曲中の名曲。
・「状況と内容は別である。」
メタリカのよく世間では(意味が分からないが)、分岐点と見られているアルバム。しかし内容は前作と流れはよく似ていてメタリカらしいアルバムだと思う。1〜2曲目の流れがそれを示している。では何故1st〜3rdに拘るのか?<1>メンバーが違うから?(ジェイソン色なんて無いに等しい。クリフのカリスマ性が強すぎた?)<2>US版MONSTERS ROCKのツアー中でミックス&マスタリングにメンバーが立ち会ってないから?(ベースの音がほとんど聞こえない。音質は明らかに向上しているが、それが逆に今までと違う軽さを感じさせる。)<3>バンドを取り巻く状況の変化?(アンダーグラウンド雄が遂に白日の下に晒されてアリーナバンドへ成長。日本とアメリカを除く契約はフォノグラムが担当し、全世界でメジャー配給バンドとなる。初のPV制作。強力なマネージメントの後ろ盾あり。メタリ缶発売。)きっと<3>がその理由であり、尚かつ、バンド自身の分岐点では無く、今までのコアなファンとの分岐点であっただけのように思う。状況がアルバムの内容まで変えてしまっているように思うのは私だけだろうか。この状況が仮にMASTER〜の時に起きていたとしたらきっと同じ評価を下されていたかもしれない。バンドはロックモンスターへとビッグに成長し、コアなファンはアングラなスモールな世界を懐かしむ。実に内容の良さとは裏腹に可哀想なアルバムだ。
・「1〜3rdと比べる必要はない」
そもそもメンバーが違うだから比べる必要はない。このアルバムに関しては加入したばかりのジェイソンがレコーディングの仕方がよく分からなくてベースの音があまり聴こえないのと、ラーズのドラムが電子音っぽいことから賛否両論あった作品だが、個人的には好きですね。ベースが聴こえないのでその変わりにジェームスの異常なほどの高速リフが堪能できます。彼は音楽雑誌でリフマスターの異名を取るほど、リフに強いこだわりをもってるのでそこに注目して聴くと、ベースがあまり聴こえないのは忘れて楽しめると思います。もちろんカークのギターソロも格好いいし、皆が書いてるようにOneは名曲ですね。
・「ドラムと曲の構成が深いのでそれがわかればこれは最高です」
全体を通してバスドラムの展開を聞くと非常におもしろい。ベースラインがほぼ聞こえないミキシングだが、その分ドラムの細かな音やリズムの変化などがよく聞こえるのでそれがわかればこのアルバムは最高に楽しい。2曲目のタイトルチューンはドラムをよく聞くと非常におもしろい。ワンコーラス目とツーコーラス目のバスドラムが違ったりと通常ではないような事が多々ある。またテンポの変化も楽しめる曲も数曲あるので楽曲として楽しい。ボーカルとギターとドラムしか聞こえないアルバムだと言うなら是非ともドラムをきいてみよう。このレビューがわかった人は本当のメタリカファンですね。と僕は思います。
・「紙ジャケ化の件は置いといて…。」
このアルバム、発売当初はいろいろ言われました。なにせベースがきこえないのです。ミックスが締切に間に合わなかったんじゃないかとか、ジェイソンがまだ新入りだからだとか。じゃあこのアルバム、だめかというとそうじゃない。どの曲も素晴らしい。「ワン」が有名ですが、これぞメタリカともいえる「ブラッケンド」、のちのヘビィネスの雛形ともいえる「ハーベスター オブ ソロウ」、これら3曲はライブではお馴染みですが普段ライブではやらない「ショーテストストロウ」「ダイアーズイヴ」などもめちゃくちゃかっこいいファストメタルソングです。個人的には「マスター オブ パペッツ」とともに今でも愛聴しています。ばけつリレー水よこせー!
・「初期METALLICAのプログレへのアプローチ」
間違いなく初期METALLICAの傑作です。この頃のMETALLICAはかなり音楽にピリピリしたドスと怒りを吐き捨てるようなヴォーカルで聴く者を圧倒してました。今までの流れを汲んだ速さとへヴィーさはそのままに今回は1曲10分近くもある曲でも変拍子の巧みさと構成力で聴く者を飽きさせ無いと言うのがこのアルバムの大きな特徴であり特長です。プログレ嫌いにも決して飽きさせないパワーを持っています。しかし今回一番がっかりしたのがデジタルリマスター化中止です!!この時代のCDは全般的にただでさえ音の抜けが悪いのに唯一の欠点だったベースの分離が悪くギターとベースが1つの音の固まりになってしまっているのが重なり音が悪かったんです。これを如何に解消してくれるか期待大だったのに!!次は是非デジタルリマスター化で出して下さい。その点を考慮して☆4つです。
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