●Mr.Children “HOME” TOUR 2007~in the field~
●SWITCH vol.26 No.8(スイッチ2008年8月号)特集:桜井和寿[向き合う言葉]
●音楽誌が書かないJポップ批評 Mr.Children [宝島SUGOI文庫 ] (宝島SUGOI文庫 B へ 1-2)
・「開いた口が塞がらない」
まず、誰にでも届く傑作!とか言ってる方へ、いやいや・・・勝手に決めないでよ。 てか、こんなぬるい応援歌作んないでよ・・・逆に疲れるわ。
・「オリンピック」
あまり、シングル自体、買わない私ですが、オリンピックのこともあり、ついつい買ってしまいました。
曲自体もとても素敵で、何よりも、オリンピックの光景が頭の中によみがえってくるのが醍醐味です。
いまでも、ゆずの「栄光の架橋」を聴くと、アテネオリンピックの体操男子団体の金メダルを思い出します。
この曲もオリンピックの、ひと夏の思い出として、いろいろと思い出す日がくることでしょう。
・「これぞ「ミスチル流体育会系」ソング。」
もともと曲作るたび賛否両論飛び交うバンドであることはご承知の通り。「らしい」とか「らしくない」とか。もともと櫻井和寿自身は色々な事柄にものすごく影響されやすい人なんだけど、そんな彼が20年近くもワケの分からないJ−popマーケットの第一線を駆け抜けてこれたのは、そういう余計な横槍につつかれてもバランスを失わない、音楽的な体幹の強さがあるからなんだろうな。 だから、今回の「gift」も、「らしくない」っていう声が聞かれますけど、不定型な譜割りや、時折コードから外れることで「滲み」を醸すメロディライン、曲の輪郭に逆らわず飼い慣らされずのストリングスワークは、ミスチルが、小林武史が、紛れもなく15年以上かけて培ってきた「ミスチルらしさ」だと思う。いい曲ですよ。
で、歌詞。北京五輪のタイアップ付きということだけど、その土俵の上で桜井が演じたのは、「これぞミスチル!」と言わしめんばかりの「ミスチル流」の体育観。「白・黒」「日差し・日陰」という「優劣や勝敗」の残酷さをはっきり肯定しているのがミソ。それでいて「すべての色(勝敗による「色分け」も含めて)」を肯定。「敗けの美学」じゃないけれど、とりあえず全肯定!的なニュアンスを珠玉のレトリックで戦う前からメッセージとして選手に贈って許されるのは、もう、桜井和寿しかいません。さすがです。
これを書いているのはちょうどオリンピック閉会式直後なんですが、終わった後だからこそ、もっと言えば日本のメダル獲得数が伸び悩んだという結果を受けてこそ、重くのしかかりつつも優しい歌ですよね、ホント。
・「やさしい応援歌」
オリンピックのNHK公式テーマソングとして初めて聴いた時は正直強さとか鼓舞する気持ちがあまり感じられないメロディラインだと思った。
ただ、オリンピックが終わる今、あらためて歌詞を見返せばこの曲が選ばれた理由もわかる気がする。
我々一般人からすれば、アスリートたちの活躍ぶりをはかるものは記録だったり順位だったり、メダルの色でしかないかもしれないけれど、実際に競技を戦うアスリートたちや、その周りで彼らを支える人たちにとっては、記録もひっくるめたそれまでの日々すべてが結果であり、生きてきた証しだと思う。
それをこの作品は表現しきっていると思った。
同じように結果を出すためにがんばっている人にとっても、これはやさしい応援歌だ。
・「オリンピックを思い出す。」
何か、この曲を聴いていると、選手達の活躍している姿が思い出されて、私も頑張ろうって気持ちになれる。もう、それだけで十分満足。
・「UKでいえばオエイシスでしょう。」
色々言っている人がいますが、もともとミスチルは最初から「浪花節」だと思います。それが変遷して今の彼らが出すそれがこの曲でしょう。とてもいい出来ではないでしょうか。オエイシスでいうところのシャンペンスーパーノヴァといったところでしょうか。バンドサウンドとか、原点回帰とか言っている人に対しては、(個人の自由ではあろうが)わかってないなあといわざるをえない。浪花節が、その度合いがちょっと薄くなろうが濃くなろうが、「たいした問題ではない」のである。
・「GIFT」
曲がめっちゃいい。そして桜井様の声が力強くて感動するのと元気が出ます。北京オリンピックのテーマソングにも合っていると思います。かなりオススメ。
・「オリンピックを見ていると」
意外とこの曲オリンピックにぴったりなんじゃないかと感じるようになってきました。開催前はいい曲だけど合わんだろって思ってたんですが・・・大会中に展開されていく人間ドラマに見事に合っているんですよね。誰だったけな?銅メダルをとって「これが自分に一番似合う色です」って言ってた選手。歌詞そのまんまじゃん。
さすがNHKですね。スポーツ番組を作るのが得意なだけあります。曲も見事にマッチしたものを選んでくる。今年紅白に出てくれるといいな〜。
・「船場吉兆」
新曲なのに新曲だと感じないのは何故でしょうか?
「もったいない」からといって過去のメロディー、歌詞を使い回しするのは怠慢です。
日本を代表するバンドであることは誰もが認める事実なので地位と名声に甘んじて無難で当たり障りのない曲を量産するのは止めて欲しいです。
・「オリンピックになんでこの曲なんだ?」
率直にいって軟弱な歌唱力とメロディ 何よりまず第一に歌に力強さがない! 彼らの歌はスポーツのテーマ曲にふわさしくない NHKの完全な選択ミス!
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