・「いや、素晴らしい」
正直、今陽水にはまりまくっている。原因はこの「弾き語りパッション」を聞いたからである。このアルバムを聞いて、感動し、前のアルバムを聞きあさっている。正直聞き手によったら、色んな意見が、あるのは当然。オリジナルアルバムであっても、好き嫌いははっきりしてる。あくまでライブの中での弾き語りのコーナーの中から抜粋した物である。ライブアルバムをつくろうとした訳ではない。このアルバムは何の邪念を持たずに聞いて欲しい。陽水の素晴らしい楽曲を楽しんで欲しい。もどり道の時のような声の張りはない。けど、1曲、1曲が懐かしくそれでいて新鮮に感じる。個人的に「なぜか上海」はすごく気にいった曲である。「断絶」「ゼンマイじかけのカブト虫」など素晴らしい。何かをしてる時にBGMで流して聞いて欲しい。個人の意見だけど陽水に弾き語りを前面にしたライブで全国ツアーをして欲しい。それで、「桜三月散歩道」「二色の独楽」など聞いてみたいものである。アコースティックバージョンの「リバーサイドホテル」も聞いてみたい。
・「ライヴだからこそ伝わる陽水世界、その音楽空間の空気の凄みに脱帽してしまいます。」
ぶわっとあふれるエネルギーがすばらしいんです。フォルテがどんどん湧いてきます。元から美声だけでなく声量の凄いシンガーであることは知られていますが、それをよく実感しました(しかもその年齢を慮ると更に驚きます)。確かにそれでバランスが不安定な音程もあるのですが、それをもろともしない迫真の歌力が圧倒的に説得力を作り、うたの世界にひきこみます。声の大きな力に感動する弾き語りライヴアルバムです。
でもよくある若手がただ大声でがなり倒してるだけなのとは違いますね。節回しの随所に見せる悲哀が実に味わい深く、その詩とも相まって非常に知的なカタルシスを我々も得ます。この辺りヴォーカリストとはどんな状態でもことばの彩りを操れる者を指すのだと惚れ惚れしました。勿論そこには響きの深い陽水の発声も大きく起因しています(“上海”のa母音を伸ばす音色の優雅さ等)。そんな発声面も含め、プロアマ問わず若手ミュージシャンにとっては“井上陽水”とはステージ上でどんな表現力をみせるのか、よく勉強できる素材だと思いました。大変な名曲14「人生が二度あれば」も収録していますし、それを歌詞カードに記載されたコード進行をみながら演奏すれば、そのとき当にうた表現における深みについて発見が多くなる作品だと思えます。
一方、声を張らない9「ゼンマイじかけのカブト虫」、11「いつのまにか少女は」、13「夏まつり」など寂しさの行間を歌う曲達は最も聴き所でしょう。吸い込まれるような陽水の久遠の響きは詩のこころを映しこみ、それは何か遠い日へ続くような鳴りをしているのです。12「心もよう」のサビも記憶を焼き付けるように子音をたてて歌ったかつてのフォルテではなく、少しテンポを落とし抑制的に歌うことで過ぎ去った記憶の余韻を感じ、微妙な変化をみるようです。
いずれも、BGMにしては重いであろう、リアルで迫真の一曲一曲がつまっています。
・「歌い方が・・」
選曲に不満はない。僕が好きな陽水の曲を挙げていくと、まず「なぜか上海」そして「青空一人きり」、「いつの間にか少女は」、「帰れない二人」、「人生が二度あれば」、「夏まつり、「桜三月散歩道」と70年代の曲がメインに続くけどその多くが収録されているし。しかも、最近の大げさなバックに比べて、一人の弾き語り!70年代の陽水が戻ってきたか・・・と思ったけど。
結論から言えば、あまり楽しめるアルバムではなかった。僕の机の上にあるのをめざとく見つけた配偶者が貸してくれと言うので貸してやったけど、彼女も途中でそのCDを聞くのを止めてしまったそうだ。
原因は・・・「歌い方やろ」と聞くとまさにどんぴしゃり。僕も陽水のボーカルに不快感を感じてしまっていたが、感じたのは僕だけではなかったようだ。陽水と言えば、初期には美しく、そして繊細で引き裂けるような高音が特徴的だった。それが「いっそセレナーデ」のあたりから、やや中音域を中心に、ゆらゆらと漂うような感じの歌い方が多くなって、それはそれで凄く良い感じだったのだけど、このアルバムの特に前半は、それが極端に出て口を横に開いてわざとに声をゆがめて唄ってるんじゃないかと思わせるような歌い方なのだ。
丁度下手くそな洋楽志向のロックバンドが、英語の歌を唄うときに変に大げさに口をゆがめてるのがいるでしょ。あんなのに、近い。特に70年代の歌は高音が苦しいせいかよけにそれが目立つのよ。あの天性の美声があって、歌唱力があって、素晴らしい歌があるのだから普通に歌えば良いと思うのだが、断絶とか東へ西へとかちょっと激しい歌を選んだのが失敗か?後半の部分は比較的持ち直して(と、言うか選曲も今の時代に近いのが多くなるし)聞けるんだけどね。
年を取るのは悪いことではない。若いときと比べると声量も音域も違うだろう。でも、それなりに今の自分を最大限魅力的に見せるような歌い方があるはずだ。企画、選曲、そして歌詞カード(昔のフォークのアルバムのようにコード進行まで書いてある)は素晴らしいと思う。ボーカルの分だけやっぱしマイナスかな。
陽水、拓郎、泉谷、70年代フォークの御三家はそれぞれ違う道を歩んでいるけれど、陽水が一番ポピュラリティーと言う意味では突出していると思う。これからも、もっともっと怪しい爺さんで居て欲しい物だ。
・「ギターが弾きたくなりました〜」
最初の短いMC後、『闇夜の国から』のイントロが生ギターで響いた瞬間、鳥肌が立ちそうになりました。
やっぱ生ギター一本のライブって良いですよね・・・。歌声も澄んでおり、思わずオーディオの音を大きくしちゃいました(笑)。
自分が下手なギターを鳴らしていた学生時代も思い出し、止せばよいのに押入れの奥からギターを引っ張り出し、3歳の娘に聞かせてやりたい(彼女にとっては迷惑でしょうが・・・)衝動と戦っている毎日です。電子処理まみれの昨今の音源に飽きた方々に、トテモお勧めの一枚です。
・「タイトルも選曲も最高!!」
買って大正解でした。こういう陽水も好きだなぁ…でも新曲また聞かせてね!!
・「歌詞カードが要らない。」
1972年に『夢の中へ』でブレイク後、井上陽水は1973年7月に伝説的なアルバムを発表していますね。『陽水ライヴ もどり道』。ライヴLPとしては今でもセールスでオリコン歴代1位の名盤。今回の『弾き語りパッション』は、2007年ツアーから初期の楽曲を中心に収録された弾き語りベストアルバム。だから、2008年版『もどり道』的な1枚ですね。
・「選曲はGOOD!」
懐かしい曲がならんだ選曲は最高でした。ただ、如何にもエレアコっぽいギターの音が、私的にはNGでした。『もどり道』のシンプルなギターの音の方がアコギらしくて好きです。なので、☆2つマイナスで...。
・「このタイトル何とかなりませんか」
一般発売になったものをアマゾンで購入しました(笑)。2007年の全国ツアーの中から弾き語りのみを集めたライブCDで、元々はコンサート会場限定発売のものだったらしい。さすがの陽水も年齢による声の衰えは隠しようがなく、高音が苦しそうで、聴いていてつらいものがある。「United Cover」や「Blue Selection」など、最近の陽水は昔の曲で稼いでますといった企画が多くなっているが、これもその一つといえるだろう。ある意味安直な企画ではある。しかし、そんなネガティブな数々の要素も「断絶」の、あるいは「かんかん照り」のイントロが聞こえてきた瞬間どうでもよくなってしまう。井上陽水の存在感は昔と変わらず圧倒的であり、全てを超越してしまうのだ。しかし「弾き語りパッション」ってタイトル、誰が考えたのか知らないが、どうにかなりませんか、、、。
・「ギターと声だけでこの迫力!」
会場で売ってたのは知っていましたが、長い列に開演前に並ぶのが嫌で買ってなかったんですが…。昨日、メジャー盤を買って聴いてみたところ、これがかなりすごい!正直、ライブ盤だろうどうせ、っていう気持ちがあったんですが、そんな気持ちは一度聴いただけで吹き飛びました。曲も全部70年代のものでアルバムとしての統一感があって、ベスト盤的な聴き方ができなくもない。いっそ80年代の曲でパッション2なんてのも出してくれないものか?陽水だとそんなことやらないかもなぁ、って思わせといて、さりげなく作ってくれたらいいのですが…。
・「LIVEがやっとCDで。」
最近はライヴDVDの発売が続きCDが出ないかなと思っていたところやっとやっと発売という事になりました。しかもアコースティックライヴ。一番欲しかった所です。透き通った声をそれだけに集中して聞けるなんてとっても素晴らしい。テレビでも紹介されていますが選曲、その他抜群だと思います。即買いました。到着し歌詞カードを見るとそこには昔懐かしいギターコードが。ちょっと小さいけどその遊び心がなんともいえない温かな気分になりました。
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