・「コンパクト・ドラマは何処へ?」
来日公演での「Roundabout」が、プロにあるまじきバラバラの演奏で、イやな予感はしていたのですが、ほぼ的中してしまった感じです。思うに、ASIAの良さってのは、長い演奏は省くも、劇的さは失わない所だったはず。ところが、新作はとにかく演奏に元気がありません(特にギター)。 1曲目だけはロックの盛り上がりを見せるも、2曲目のイントロぐらいまでしか続かず…後は軽めのポップスといった演奏。ジョンのヴォーカルだけが独り頑張ってます。タイコも軽めだし… グングン盛り上がる「コンパクト・ドラマ」は、何処へ行ってしまったの?! 各方面で絶賛、大ヒットに、試聴もせずに手を出してしまいましたが、レンタルしてからにすべきだった…。同じ頃、同じく復活したWHITESNAKEの新作も買ったのですが、白蛇の圧勝ですね。やっぱり年を取ってロックをやるのは大変なのかな…。白蛇は、演奏隊は若いから。 すっかり年老いた演奏に、25年の歳月を感じたのでありました。同じ時代を過ごした50代のオジサン向けです。
・「もう10年早かったら…」
ワイドショーの小倉さんなど、熱心に勧める人が多かったので、話題に乗って買ってみました。昔、「ALPHA」は好きでした。う〜ん、これはこの時代に青春を過ごした人が、昔を思い出して聞く音ではないでしょうか。洋楽の懐メロみたいな。5〜8分と曲も長めで1970年代風。
ギュッとコンパクトなのを期待してた私には、特に感動する所がなかったです。(5)はイントロがのんびりすぎて、後がつかえバタバタと演奏が始まるなど。…やっぱり歳には勝てないですねー。写真も皆、髪が真っ白。せめて、あと10年早く実現していたらな。
・「ベテランはやっぱり凄い!!」
僕がASIAを知ったのは、一昨年。 彼らのデビュー時に生まれた私は、キャリアなどは知らずにCD屋で何となく手を伸ばしたのが、1stアルバムでした。
元からメロハ−が好きなので、すぐに馴染むことができましたね!運良く、オリジナルメンバーでの来日(昨年)にも参加することが出来、それ以来彼らのファンになりました。
その再結成の勢いで作られたのが、新作である今作。ハッキリ言って期待以上でした!
1曲目のNever Againですでにノックアウト!! 5曲目のAlibiでの転調するところからの展開も実に素晴らしいです。
そして至高の名曲、Parallel Worlds/Vortex/Deya です。これ本当に名曲だと思います!!何回聴いてもパーマーのドラムとハウのギターに鳥肌が立ちます。。ハウのギターのトーンはライブそのままで、独特の暖かいトーンが実に心地良いですね。
当時からのファンの方には物足りない部分もあるかも知れませんが、少なからず最近の新人で彼らのアルバムに匹敵するものは無いですよ!本当は新人がベテランに勝てるぐらいになって欲しいんですけどね…
全編通しても実に良いレベルを保てていて、素晴らしいアルバムだと思います!特に後半になるにつれてどんどん良くなりますね。若い方にもどんどん聴いて欲しいアルバムです。
・「予想通りの失望感」
新しい試みは全くなし。それどころかハウに気を使い、YESのファン層への売り上げを意識したのか8分台の曲を2つほど入れてみましたぁ。中にはアルファまでの曲の焼き直しも数曲あり、完成度の低さも否定できない。昔から思う事だが、ダウンズの演奏能力と感性には常に疑問を感じる。だってアルファ以降は何も無いでしょ?肝心の御大ハウのギタートーンももはや聞き飽きました。どうも具のないカレースープを延々と飲ませれているような感じで.... しかし、数十年前に彼のプレイをテレビで見た時に衝撃を感じ、今まで夢と希望を与えてもらったマイヒーローSteveHowe!唯一の救いは今も健在であること。これだけで十分なのかも。「もし彼が死んだら」と思うだけでぽろぽろ泣けてくる私も老いました。だって青春そのものだったんだもの...
・「タイトルに偽りなし!参りました。」
オリジナル・メンバーが揃ったとはいえ、正直、新作音源にはほとんど期待しちゃいなかった…が!
1のギター・リフ、ソロに叙情的な歌メロにビックリ…ドラムは'80年代より控えめにミックスされているが、これはまさにエイジアだ。叙情的な歌メロの充実度は相変わらずだが、各メンバーの技量が随所にフィーチャーされており、特にS・ハウの貢献度、存在感が素晴らしい。
楽曲はこれまで通り、ウェットン/ダウンズが基本だが、5はメンバー全員の共作だし、9、11とS・ハウの作品も収録されている。10はカヴァー曲だ。
4、8と8分超の大作を配しているのはこのバンドらしからぬ路線だが、各メンバーの活動の集大成的作品と捉えれば、何とも粋な事をしてくれたものである。ま、楽曲は時代を反映してか、4分代後半から5分台で占められており、初期のような3分台に凝縮したかのような作品ではなく、そのあたりは賛否の割れる所かもしれない。私は悪い印象は受けなかった。
他に新機軸として挙げられそうなのはボサノヴァ調の9だろうか。
それにしても普通に良い曲が揃っている。未だに尽きないアイディア、才能、創作意欲には脱帽する他ない。
・「ロック界の奇跡」
リアルタイムでAsiaを体験した世代ではないけども、高校時代に出会ってから本当にハマッてひたすら聞き込んだ。1st,2ndは本当に他のバンドでは決してなしえない奇跡のような輝きが封じ込められた名盤だと思う。しかしその輝きは一瞬だった。その後もAsiaの活動は続くが、オリジナルメンバーの曲とはやはり違うものでなじめなかった。
社会人になってから、CDもほとんど買わなくなっていた。そんなある日、テレビをつけると、エイジアが新作を出したというではないか。まさかまた同じメンバーで新作が聞けるとは思わなかった。
その日のうちに早速買った。ドキドキしながら聞いてみると、あのときの輝きがそこにはあった。1stを初めて聞いた時の衝撃が1曲目のNever Againを聞いた瞬間に蘇った。どの曲も本当にポップでキャッチーでASIA節全開!ロック界の奇跡の名盤として構成まで語り継がれる作品となるのではないだろうか。
個人的に今回のアルバムで一番好きなのはスティーブ・ハウのギター。本当に味がある。
・「聴けば聴くほど・・・」
邦楽・洋楽問わず・・・聴けば聴くほど深みにはまっていく音楽は少なくなったが・・・でも、これはすごい。彼らのキャリアが凄い!のはともかく・・・音楽ってこういうもんだなと改めて実感!さすがです。25年が経過した今、1stや2ndのような緊張感や期待感を感じながらというわけにはいかないけど・・・聴けば聴くほどに頭の中にこびりついていく。4人そぞれの弾き出すサウンドが明快になっており、それぞれの役割分担が明確になり前面に出ていることが素晴らしい。良い仕事してます!とにかく、若い世代も含めたくさんの方に聴いて欲しいな。
・「これはマジで感動!!」
さほどエイジアに思い入れがなく、めちゃくちゃ好きなバンドでもなかったからさほど期待せずに聴いたんですけどこれはやばいでしょ!エイジアってこんな凄ぇバンドだったの!?てな感じで恐れ入っている次第です。「ヒロイン」と「アイ ウィル リメンバー ユー」とか超やばい。涙腺緩む。「アリバイ」や「シャドウ オブ ア ダウト」などのキャッチーなナンバーもいちいち完成度高い。うわ、何だこのアルバムw。1stや2ndより好きなんですけど。てか断然好き。もう一度エイジアのカタログ買い直さないと!!音楽を聴き続けてきてよかった(泣)。これだからロックはやめられない。
・「やっぱりオリジナルエイジア!」
トレードマークである「ピラミッドアイ」のデザインコンセプトは、フリーメイソンのシンボリズムとして知られた「万物を見通す目」である。
まさに復活祭。今ここにロック職人プログレ四天王は降臨した。マグナムオーパスをひっさげて、21世紀のミュージックシーンに堂々と重しをのせてきたというわけだ。
四半世紀の時を経てフルメンバーによって再現される4分間ドラマの数々は、その歌詞を一瞥するだけで、ゴージャスなサウンドを確信できる。のっけからNEVER AGAINは壮大なスケールで描かれたスペイシーなハードポップ。一転して癒し系バラードへのシフトチェンジは想定の範囲内だ。
意味ありげで実はナンセンスな(気もする)プログレ特有の歌詞を、音声言語の特長を活かし切って歌いあげるリリカルで耳ざわりのよいウェットンボイスで脳内合成してからサウンドを検証する、というコアリスナーにのみ許される変態的行為も密かな楽しみとなるだろう。(んなわけないか。)
ステーキとスイーツを交互に勧めてメタボリック状態にさせるような別腹満腹作戦は今なお健在だ。往年のファンは言うまでもなく、初めて接するリスナーにとっては、間違いなく衝撃的な一枚としてピックアップされるだろう。
もはやライブコンサートでは、ハラハラして見守るしかないハウの運指も、スタジオワークでは毅然として、老獪なテクニックでスペクトラムなサウンドデコレーションに徹してくれる。Parallel Worlds/Vortex/Deya の、セバスチャンハーディー(マリオ・ミーロ)風の哀愁漂う泣きのムード、Over and Overの、そのまんまイエスのテクニカルなフレーズなどは、70年代フレイバーを教科書的に引用した、ノスタルジックなサービスプロモーションだ。
ジェフの神々しいオーケストラルなサウンドは相性抜群の味付で、このバンドを絶妙のバランスでキープしている。残念なことに、TVCMの「アワアワ(ラジオスターの悲劇)」はタイムリーなコマーシャルなはずだが、今の若者は「ブログ炎上 ネットスターの悲劇」でなければ説明を要するであろう。
カールは相変わらず賛否両論ドラミング。少し控えめになったかな?
しかし、なんといってもメロディーメイカーはジョンウェットンであった。温め過ぎたアイディアの数々が、エイジア版「VOICE MAIL」として結実したのである。
・「この4人でニューアルバムを作れたのが奇跡。生きてて良かった」
1:ん?どっかで聴いたようなサビ・・・メガロマン!2:わあ,ELPみたいなファンファーレ!あっ,Pはいるやん。3:良いバラードなのにどうしても「ゆ〜あ〜まい”へろいん”」って聞こえてしまってなんとなく後ろめたい気分。4:古き良きプログレって感じがたまらんねえ。5:おお,なんだこの軽さは!コーラスはエイジアだけど。全員クレジットなんだね。エピローグがなかなか渋いです。6:どうしてこの曲がボートラ?7:イントロ聴いて「ん?上○電機?」(ローカルネタですいません)8:ようやくパーマーの見せ場!おお,ハウのギターが泣いている!9〜11:渋!そうか,ウェットン/ダウンズの曲じゃないんだね。12:「何があっても今日を楽しもう」って若造に言われたら腹が立つが,心臓手術を克服したウェットンさんに歌われたら凄い重みがあるよなあ・・・えっこのエンディング?(一番驚きました)
てな感じで,久々に色々な事を思いながら聴けたアルバムでした。80年代の作品と比較してしまうのはやむを得ないとして,あまりそこばかりにこだわると楽しめなくなってしまうので,素直に,わあ,エイジア復活うれしいよおってな感じで聴くのが良いと思います。僕としては「ヒートオブザモーメント2008」とか,再結成作にありがちなリメイク作をあえて入れなかった潔さと,「エイジア」でも「アルファ」でも,まして「アストラ」でもなく,今現在彼らが作り得る21世紀のエイジアをきちんと提供してくださったことに感謝したいと思います。往年の名作と肩を並べられるかどうかは,あと2,3年聴いてから判断したいです。
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