ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.6(第16~18番)(紙ジャケット仕様)
グールド(グレン)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲)
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.7(第30~32番)(紙ジャケット仕様)
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.5(第12,13番)(紙ジャケット仕様)
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 VOL.2(第5,6,7番)(紙ジャケット仕様)
・「明確なパッセージにこの曲の構造が浮かび出す」
ピアノ・ソナタ第16番 Op.31-1が1971年8月、1973年5月 トロント、イートンズ・オーディトリアム、ピアノ・ソナタ第17番 Op.31-2 『テンペスト』が1967年1月 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ&1971年8月 トロント、イートンズ・オーディトリアム、ピアノ・ソナタ第18番 Op.31-3が1967年3月10日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで録音。グールド51枚目のアルバム。
グールドの著書等でのベートーヴェンのピアノ・ソナタのコメントをまとめると最も評価していると言っているのは第15番の『田園』ソナタで、最も酷評しているのが第23番の『熱情』ソナタなことは有名だ。グールドは曲の構造を徹底的に解析した上で演奏に取り組んでいるので『熱情』は構造がつまらないと言っているのと同じことになるだろう。第29番の『ハンマークラーヴィア』では、「鏡に映すと右手と左手がそっくり一緒になるパッセージが第4楽章にあり、確実に意図的だ」という指摘までしている。そういう中でこの作品31の一群のソナタも同様に気に入っていたように感じられる。
僕が最もグールドらしいな、と感じるのは第18番の第2楽章である。明確なパッセージにこの曲の構造が浮かび出す。まさにグールドの真骨頂だ。
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