・「ダラッと唄う」
エイミーの、この何となくダラッとだらしなげに唄う感じって、90年代からだいたい15年くらいずっと主流だった、米国ダンス&ソウル・シーンには無いムード。サウンドも歌も、初めは地味に思えたし、60年代?のソウルレコードの真似事?みたいにも思えて、馴染みにくかったです。でも、何回か聴くうち、このダラッとした唄と、パッと聴き冴えないアレンジとが、米国ダンス系アーティストたちのアゲアゲノリにちょっと飽きてきていた耳に、たまらなく楽しく感じられるようになり、もう毎日聴いてます。米経済の弱体化と共に、音楽シーンもこれから変わっていくんだろうな。エイミーの存在がその裏付けになっているような気がします。
・「凄い存在感です。」
グラミー賞受賞のニュースが流れたとき、不覚にも彼女の名前をまだ知りませんでした。グラミー賞受賞曲を知らないというのも情けないと思って購入してみましたところ、これがちょっとした驚きでした。少し時代が逆回転したみたいな。50〜60年代の雰囲気、R&Bといいますか。キャロル・キングやジャニス・ジョップリン、サラ・ヴォーンを連想してしまいましたが、彼女はロネッツのファンだとか。彼女は24歳だそうですが、まあ貫禄の歌いっぷりです。圧倒的な存在感です。グラミー賞を受賞した「リハブ」という曲は、彼女自身がアル中でそのリハビリにまつわるエピソードを歌にしたのだそうです。アルコール度数の高いワインのようです。
・「古くさいサウンド」
このアルバムの特徴は、古くさいということ。昔の歌謡ソウル曲で固められています。最初聴いたとき「何これ!古くさ〜」と思ったし、グラミー取ったと聞いてからまた、確認の意味で聴きましたが、やはり「古くさ〜」としか言いようがありません。けっして悪くはないけれど、何度も聴きたいとは全然思わないアルバムです。よくよく試聴してから購入を決めたほうがいいですよ。
・「音楽という名のリハブ」
Rehabの少々反抗的なno,no,noが物凄く印象的、ずーっと耳からはなれない。でも他を聞いてもホンと彼女の歌にはビックリです。それに曲調がナンとも特徴的。例えていうならJazzシンガーや60年代のソウルシンガーがちょっと前の歌謡曲を歌っているような・・・?(また、強いて言うならば、美空ひばりさんとか天童よしみさんがジャズ歌ったらこんな感じに近い?)でもって、全体としてビートが効いていてダンサブルとも言えるし、酒場で客の喧騒のバックもよく似合うよう。彼女の音楽遍歴を知ってみるとわかるような気がします。しかし、歌詞の内容のリアルさにはドッキリ!実は自分の感情に正直過ぎる人なんでしょうね・・・彼女のリハブは歌を作って歌うこと、それが解るような気がします。いくつか好きなのはあるけれど、Back To Blackは名曲だと思う、なんか凄い、と思います。
・「エイミー グラミー賞主要5部門ゲット!」
UKチャートは最近レベルが高いと思っていた。ジョス・ストーンの出現やらクラブジャズのバンドに新鮮な驚きを感じていたところだ。 1983年生まれのエイミー・ワインハウスは、それなりの経験を積んだ歌手らしいが、まさか2008年2月の第50回グラミー賞で年間最優秀レコード、新人賞など主要5部門を独占してしまうとは思わなかった。アメリカ社会自体がこれまでの音楽を「反省」しだしたのかも。 この人は一見古いタイプの歌手に聞こえ、歌唱の基本はジャス・R&Bの「原点回帰」だ。セクシーな嗄れ声と、ビーハイブヘアー&キャッツアイのファッションは60年代ポップグループ「ロネッツ」のロニー・スペクターにそっくりだがそれは見かけ上である。 事実ファストアルバム「フランク」は完全なニュージャズアルバムだ。どちらかというとジャズのホリー・コールに歌唱法で相通ずると思う。ある音楽評論家は「キャバレー・ソング」とコリーを評していた。こう捕らえればエイミーの活動も理解できる。ジャーナリズムはR&Bのジャンルでかたづけているようだが、やはり新しいクラブジャズだと思う。 クラブジャズはリズムが強力だ。多くのクラブジャズシンガーは軽いのりなのに、エイミーは結構シャウトする。倦怠感があるのだが結局、芯の強い声なのだ。 イギリスで先行ヒットした受賞曲は「リハブ」といいリハビリの意味。彼女、アルコール依存症にかかってそこから抜け出るストーリーだそうな。とにかく型破りで個性的。個人的には「バック・トゥー・ブラック」が深みがあり、途中で変調してテンポがミディアムからスローに変化するなどなかなか高度で優秀曲だと思う。 本作品は世界で300万枚位しか売れていないので、今年もグラミー賞最優秀レコードは、メジャーのビヨンセかリアーナが獲るに違いないと思っていた。本当に、エイミーの受賞はサプライズ。陳腐化していたクラミー賞を見直した気分だ。もう一度じっくりとエイミーの歌を聴いてみよう。
・「うーん・・・」
全然悪くないですよ。でもどこに「2007年」の音があるんだろう。本編終わってからのボートラはスペシャルズのカバーが有ったりして少し現代に近づいているけど、それまではなんか演歌の上手い子供を見てる感じがする。マーサ&バンデラスのとシャッフルしても録音レベルの差こそあれ何の違和感も無い。何なのーこれ!企画物だな。完璧な60年代のコピーを聴くより、いびつでもいいから2007年の音が聴きたいな。金損した。俺同じの沢山持ってる。でも次どう出るかに期待して星3つ。好きな音なんですけどね・・・・。
・「激女、この煽りはいただけませんが」
FMで「ジャスト・フレンズ」を聞いたのがきっかけで購入しました。パワフルというよりはトルクフルな歌声、ロジャームーアのころの007を彷彿させるような楽曲構成。濃く甘くスモーキーなフレーバーは万人向けではないかもしれませんが。この値段ならぜひ1回トライしてみる価値はあります。
・「面白い人が出てきた」
地のままでグイグイ押せるところも、なんだか頼りなげなところも、ともに楽しい。面白いコが出てきたなあ。ノラジョン以来のヨロコビです。
・「ついに出ましたエイミー・ワインハウス」
2作目にして日本盤登場ですが、ボーナス・トラック6曲入ってこの限定価格はうれしいですね。その内2曲は「リハブ」より好きな「バック・トゥ・ブラック」と「ユー・ノウ・アイム・ノー・グッド」の別バージョンが聴けてこれは待った甲斐があります。
「リハブ」とはリハビリのことだったんですね。もちろん歌詞対訳付ですから、歌っている内容で彼女の一癖ありそうな私生活ぶりが垣間見えて、魅力も倍増です。
ゴスペル歌うようなオバちゃんなら気にもとめなかっただろうけど派手なメイクの23才のお姉ちゃんが、度肝抜かされるような声でそれも往年の名ジャズシンガーと比較されるほどの歌唱力だからネットで知ってからというもの、気になってしょうがありません。
60年代風懐メロ調ソウルブルースな歌声がカッコよくて渋すぎます。
ちょっとジャニス・ジョプリンの生き様を連想してしまいそうなそんなロックファンにもオススメの人気急上昇中超話題のイギリス人歌姫の実力をお熱い内にどうぞ。
・「激渋&エロ!!青江三奈 meets メイシー・グレイsings 朝日のあたる家」
2006年の暮れ頃に耳にして以来、「こんなに素敵なアルバムなら絶対に国内盤が出る!!」と待ち続けていましたが、我慢できずに買っちゃいました。(でもボートラが入るので買い直しますけど) 普段ブラック系はあまり聴かないのですが、これは久々に感動しました!! ジャケ写だけ見ると某av●x系のチャラチャラしたダンス系のブラック物っぽいですが、声を聴いたら「女版JB」な上に、サウンドも「場末の酒場とキャバレー」的なレトロ&ジャジーで激渋です!! 歌詞もエロいです!! まぁ、同じオルタナ・ソウルでもメイシー・グレイがロック的構造のソウルに対し、エイミーはジャズ寄りのソウルで、メロディも憂いと哀愁を含んだ「昭和歌謡ジャズ風」(ロックで言うとケーク、ジョナサン・リッチマンやアニマルズ辺りな感じです)!! 言うならば「青江三奈 meets メイシー・グレイsings 朝日のあたる家」と言った感じでしょうか。 ちなみにボートラの中の1曲にBack to blackのリミックスが入ってますが、これも元の雰囲気を壊さずに上手にミックスされてます。 気だるさと泥臭さが、体臭と湿気と共に体中に絡み付いてくる様な一枚です。清涼感のあるポップなんかよりも、よりリアルに日本の(都市部の)夏によく合うと思います。
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