・「最高のバンド」
陰陽座の存在を知ってから数年が経つ。初めて彼らの曲に触れた時、体中に稲妻のようなものが走ったことが今でも鮮明に思い出される。それは、歓喜と畏れが入り混じったような、それまでに体験したことのないものである。それ以来、今でも毎日聴き続けている。同じ曲を何度も何度も繰り返して聴く。自分の心を掴んで決して離さないのである。
彼らは「妖怪へヴィメタルバンド」を名乗り、へヴィメタルを基調とし、そこに彼ら独自の感性を注ぎ込んだ世界観を構築しており、和装束を身に纏い、圧倒的なライブパフォーマンスを展開し、男女ツインヴォーカル、へヴィーな曲からキャッチーな曲、まさに「陰」と「陽」を体現している。だが、勘違いしてほしくないのは、彼らは決してビジュアル系ではなく、超健全なへヴィメタルバンドであるということである。へヴィメタルとは言っても、ポップな面が強いため、普段メタルを聴かない方にも全く問題なく受け入れられるだろう。特筆すべきは、特有の歌詞と女性ヴォーカルの黒猫である。古語を用いた歌詞は、実に叙情的で奥床しく、様々な感情と情景を見事に表現している。そして、何と言っても女性ヴォーカル黒猫。凄まじい歌唱力と体に染み渡るような透明感のある美しい声、非常に豊かなヴィブラートを誇り、「ゆりかごから墓場まで」と言われる通り、あらゆる曲を歌いこなし、幅広い層に受け入れられる優しさがある。間違いなく最高レベルの女性シンガーであり、さらにその容姿も美しい。そして、言うまでもないが、他のメンバーの演奏力も素晴らしく、ライブでもほとんど劣化することはない。また、彼らの人柄も素晴らしい。特に、ベース・ヴォーカル瞬火のライブ中のMCは一見の価値ありである。
ちなみに、自分のお気に入りの曲は、名曲が多すぎるため数曲に絞るが、今回のアルバム中では「魔王」「黒衣の天女」「骸」「接吻」「生きることとみつけたり」、全作品で考えると「陰陽師」「甲賀忍法帖」「組曲義経」である。
どうか、偏見を持たずに是非とも聴いてみてほしい。各人が全く違う人間であるのと同じように、音楽に対する好みも全く違う。だがそれでも、陰陽座が織り成す音楽は、何か心に引っ掛かるものを残すはずだ。まだ成人を迎えていないような若僧だが、そう断言させてほしい。
・「へぇ」
正直あまり期待していなかった分、その反動は凄まじかった。楽器隊がかなり進化しているし、黒猫の歌唱力も更に磨きがかかりつつある。M4の不倶戴天などのリフやひょうすべの独特なテンポチェンジが個人的に気に入った。黒猫の声質的にポップ感を拭いきれないが、充分メタルしてます。最高傑作と呼ばれるに相応しい内容です。でももう少し曲数が欲しい…(笑)
・「きたきたきた!妖怪へヴィメタル!」
相変わらずの演奏力、歌唱力、詞世界!彼らは日本を代表するへヴィメタルバンドのひとつです!メンバー個々の技術もさらにうまくなり、アレンジ力も上がった感があります。バラード・ロック・メタル・和調・そしておなじみにぎやかソング(?)と、陰陽座のいいとこ取り、とでも形容しましょうか?とにかく素晴らしいアルバムです!ぜひ聞いてください!
・「自分で『最高傑作』と言うだけはある。」
とにかくものすごいエネルギーです。すべてがこのアルバムのジャケットに表れてると思います。今回の作品はとにかくメタルです。前作がポップ路線で残念でしたが(それでも良い作品でしたが)今作はハードな曲が多くスラッシュメタル好きの私にはたまりませんでした。恒例のお祭りソング『生きることとみつけたり』も異例の丸々瞬火さんボーカルの曲ですが。良い意味で期待を裏切ってくれました。『がいながてや』に次ぐ名曲だと思います。ただ9曲と曲が少ないのと、『羅刹』『火車の轍』のようなライブの定番になりそうな曲がないのが残念でした。
・「歌唱、演奏の面から見て」
これは間違いなくいいアルバムです黒猫の歌唱力は相変わらず素晴らしい瞬火の歌唱もアルバムを出す度に上手くなっていってるのだが…このアルバムでは氏が力強く歌うボーカルの曲が多い故に声質の細さが目立つのが玉に傷でもやっぱりボーカル隊の歌唱力自体は確かな物ですねそして、これまたアルバム出す度に上手くなるギター隊です#8骸のギターソロなんか聞いてると本当に二人共成長したなぁと思いますね狩姦の速弾きは安定感がかなり増したし、招鬼のヴィブラートはそんじょそこらのギタリストでは真似出来ませんね。速弾きの方も狩姦の速弾きにハモっていけるだけの実力が着いてきましたね〜リズム隊は相変わらず凄い上手いね。安心して聞けます
そして曲の質は相変わらず高い。今まで以上に重低音が効いてる陰陽座節に悶絶こんな言い方は好きではないんですが、あえて言わせていただきます聞け
・「まさに深化!」
今作はある意味へヴィメタルへの原点回帰と言えるかもしれない。 ただ、それは今までがヘヴィメタルではなかったという意味ではない。例えば、彼等は、JUDASやIRON MAIDEN直系のリフを用いたバックサウンドにツインヴォーカルのキャッチーなメロディがのる、という独自のスタイルを確立していた。 しかし、今作ではそのヴォーカルにもへヴィメタルというエッセンスが存分に含まれている。 それを表すように瞬火さんの歌唱が大幅に増え、なんと忍法帖でも「変わり身の術」で唄っているのだ。 また今回のバラード「接吻」での黒猫さんの歌い方も低音主体となっている。 ほかにも招鬼さんのデス声がいままで以上にブルータルだったり、掛声にも力強さが加わっている。 このような、ヴォーカル面でのアグレッシブな表現は今までの陰陽座ファンには賛否両論あるだろう。 しかし、楽曲の質が落ちたわけではなく、むしろタイトにまとめる力も増しているので今後にも大いに期待できるのは間違いない。 それから、今作での斗羅さんのドラミングでの貢献は多大なものだと思う。 特に今まで以上にツーバス(斗羅さんの場合はワンバス・ツーペダル)を多用しているので、アルバムのコンセプトにあったドラムが聴ける。 陰陽座ファンにとって今作は少し寂しいものかも知れないが、メタルファンにとっては今作が近い将来名盤として語られるのではないかと感じたアルバムだ。
・「良い意味で裏切られた作品」
発売前、織田信長を主題にしたコンセプト・アルバムかと思ったが、違ってた。信長はあくまで2や5のイメージ的な存在とでも言おうか。
むしろ、大作主義というよりは前作以上にコンパクトにまとめられた感じで…むしろ凝縮されたといった方が表現としては正しいかな。
イントロ1〜2という王道的展開にダークかつ神秘的な長尺曲7、アグレッシブな4、8、バラード調の9、メロディックなその他の曲で構成された流れは一気に聴ける。アナログ・レコード時代を思い出させるね。ダラダラした穴埋め的な曲がなく、10曲で45分前後で終わるっていうのが。
和様な雰囲気は10ではなく、6で炸裂しており、これは意外だった。いろいろな部分で、良い意味で裏切られた作品。
・「何度も聞くかと言われると…」
少しきついものがある、というか…すでに聞き飽きてしまった感が否めない。出来が悪いかと言われれば、一曲一曲を改めて聴けば決して悪くは無い。決して悪くは無いのだが……どれも似たり寄ったりな気がしてドン!とメインになるような、核になる曲がないように思う。
他の方のレビューで今回作曲をひとりでやっているとあったがそれが裏目に出たのも幾分あるのかもしれない。
中には良い曲も確かにある分、勿体無い気がしてならない。
・「生ぬるい・・・か?」
良いアルバムです。でも何かが足りない・・・。
今回は全ての曲を瞬火が手がけている為、アルバムとしての方向性はインタビュー通り、まさにど真ん中の直球!で好感触です。しかし、最高傑作では生ぬるいかと言われるとどうも。。まず前作の甲賀忍法帖や龍の雲を得る如くのようなキラーチューンが無い。どの曲も平均以上には良いのだが。
そして、このバンドの最大の欠点であるアレンジ能力の低さは多少は改善されてなくも無いが、やはりここらで良いプロデューサーを見つけて勉強した方が良いね。音作りに関しても、もっとできるだろうと思うと歯がゆい。なので今回組曲をやらなかったのは◎今回のアルバムでは、接吻は出色の出来ですね。黒猫最高!
・「かっこいい!」
音楽に超疎い私でも、音が重厚になったのがよく分かります。曲調もメタルしてます。前作の反動かしら?(笑)
「序曲」「魔王」は非の打ち所がなく素晴らしい。「黒衣の天女」もシングルよりよく聞こえる定位置です。
「覇道忍法帖」では、まさかの瞬火さん歌唱……でも掴みやすくていい曲ですよ。 個人的には狸囃子っぽい「ひょうすべ」が大好きです(^-^)ライヴで絶対盛り上がると思います。
「大頚」はドロドロした内容を美しく書き上げていて素晴らしい大作だと思います。 「骸」なんかは、第2の「悪路王」って感じですかね。
ここで来ました「接吻」。甲賀忍法帖の陽炎のテーマ。瞬火さんの作るバラードは、黒猫さんバラードとまた違くていいですね。
「生きることとみつけたり」青春パンク?(笑)瞬火さんメインの爽やかな曲です。なかなか頭から離れない。
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