・「バンドの充実期を表す、素晴らしい内容。」
前作より約2年ぶり、8枚目になる本作は現在の彼らの充実ぶりが伺える非常に素晴らしい内容となった。
「Damage Done」〜「Character」と続く路線の集大成のような、バラエティ豊かで魅力的な楽曲が並ぶ。アグレッシブな「Nothing To No One」「Blind At Heart」「Empty Me」「Focus Shift」も良いが、「Icipher」「Inside TheParticle Storm」「Misery's Crown」などミディアム/スローなナンバーに、今回は優れた曲が多いと思う。
ギターの扇情的なリフは相変わらずかっこいいし、いくつかの曲で見せるギターソロも美しくて印象的。また、MikaelのVoも素晴らしい。これほどグロウル・ボイスで表情豊かに歌えるVoも希有だろう。
そして本作では、キーボードの絶妙な入り方がアクセントとなっている。COBのように強烈に自己主張するタイプのキーボードではないが、ここぞというときに奏でられる叙情的なメロディが心に響く。
各パートが各々食い合う事なく、見事なバランスで楽曲を構成しているのはまさに今、バンドが充実期であることの証明といえる。
惜しむらくは音質。クリアなのだが、楽器の音に厚みがない。特にパコパコのドラムの音はいただけない。彼らやIn Flamesはいつも音質で損をしているように感じるので、願わくばAndy Sneapのようなエンジニアと一度仕事をしてもらいたい。
内容は文句なしの出来だが、音質分星一つ控えさせていただくことにします。
・「最高傑作!」
メロディック・デス・メタルの開祖のひとつ、 スウェーデン出身の6人組による通産8枚目の新作は、 前作『CHARACTER』よりも多彩な音楽性に仕上がった。
ストレートなメロデスは初期の作品を思わせる一方、 荘厳でゴシカルなムードのテイストは 4th『PROJECTOR』や5th『HAVEN』に通じるものがある。
つーか、今回ギター組がかなりがんばってるが、 Martin Brandstromのキーボードの音色は 相変わらず北欧の凍てつく寒さを表すかの素晴らしさ。
ギター・ソロが意外(?)にかっこいい(5)の“Icipher”や Mikael Stanneが久々にクリーン・ボイスで歌う (8)の“Misery's Crown”がたまらん。これは名曲。 (10)の“The Mundane And The Magic”もやばい。
6th『DAMAGE DONE』以降3作連続の傑作。 初期のファンも帰ってきてるんだろうな。
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