・「新生MP」
ヨルン・ランデとウリ・カッシュというバンドの中核の脱退というとんでもない事態をマイク・ディメオとマイク・テラーナを迎えての新作。これがまた、素晴しい出来。曲調は今まで同様、キーパーライクなメロパワにブリティッシュ王道ハードロックをうまくミックスした感じで、前2作からさらに完成度を高めていて素晴しいのだが、さらにマイク・ディメオのヴォーカルが非常にうまく曲に調和している。ヨルン大好きな私としては買おうかどうしようか迷ったアルバムだが、これは買いでしょう。
・「新メンバーの肩慣らしとしては及第点。」
変幻自在の唱神ヨルン・ランデと独特のグルーヴを持ったウリ・カッシュという、ある意味MASTERPLANのサウンドを決定づけていた要因とも言える二人が脱退し、どうなることかと思ったのもつかの間、元RIOTのマイク・ディメオ、界隈屈指のテクニカル・パワー・ヒッター、マイク・テラーナという二人のマイクを迎えて発表されたバンド通算3作目。
あちこちのメディアなどで書かれている通り、確かにシンガー交替に起因する違和感は意外なほど少なめ。圧倒的なまでの存在感を示して強力な押しを誇っていたヨルンに比べると、マイク・ディメオの歌唱はより普遍的な魅力を持って楽曲に馴染んでいるといった印象。あとはライヴでのパフォーマンスがどうなるか。
楽曲はこれまでの作品と比べるとより正統派に近づいた感があり(特にインストパート)、キーパー系王道サウンドからは若干離れた気がしないでもないが、これはこれで良質だから問題なし。
むしろ個人的にはウリの軽快に跳ねるようなドラミングが無くなってしまったことがやや残念。マイクが凄腕なのは誰しもが認めるところだが・・・。まあライヴパフォーマンスという点ではマイクに軍配が挙がるし、要はライヴ次第ってことになるのかな。
・「まさにバンドとして「MKII」となった再出発」
まさかのヨルン・ランデとウリ・カッシュの脱退。。。
・「 Mkii」
バンド結成時からのメンバーであるヨルン・ランデとウリ・カッシュを失ったMASTERPLANが、新たに元RIOTのマイク・ディメオ(Vo)と、RAGEのマイク・テラーナ(Dr)を迎えて放つ渾身の3rdアルバム。
こういった音楽性においてシンガーの交代というのは致命的になることも多いが、このバンドに関してはANGRA並みの成功例だったと思う。ディメオさん、ランデに声似すぎ!一瞬ランデが残した音源かと思った。しかしディメオの歌はパワフルで伸びもありながら、ランデのように節回しがブルージーすぎるということもなく、よりストレートになった楽曲にマッチしている。界隈屈指の名手だったウリ・カッシュの穴も、歴戦の猛者であるテラーナががっちり埋めた。どころか、むしろ以前よりリズムはタイトになったように感じる。
そもそもこのバンドが、HELLOWEENを脱退したローランド・グラポウとウリ・カッシュによって結成されたことを考えれば、カッシュの脱退はグラポウにとってとてつもない痛手だったはず。そこを持ち直して、さらに音楽性を進化させた彼の努力と苦労には並々ならぬものがあっただろう。メロディック・メタル職人とでも呼びたくなるような、見事な楽曲を揃えてきた。バンド名を冠したタイトルのM10に彼の覚悟が滲んでいる。その分、時折やるようになったちょっと無茶な速弾きはご愛嬌w
凄まじい説得力を持った超高品質HM作品。こりゃもうHELLOWEEN本隊は必要ないかもなぁ。
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