・「古くさいサウンド」
このアルバムの特徴は、古くさいということ。昔の歌謡ソウル曲で固められています。最初聴いたとき「何これ!古くさ〜」と思ったし、グラミー取ったと聞いてからまた、確認の意味で聴きましたが、やはり「古くさ〜」としか言いようがありません。けっして悪くはないけれど、何度も聴きたいとは全然思わないアルバムです。よくよく試聴してから購入を決めたほうがいいですよ。
・「聴く者を虜にする60年代R&B?」
昨日発表になった2008年度グラミー賞の主要3部門を総なめにしたエイミー・ワインハウスのセカンドアルバムである。と言っている私は昨日まで全く彼女の曲を聴いた事がありませんでした。皆さんも書いている通り、ジャケで見る限り流行のポピュラーかと思っていたのです。昨日、会社が終わった後一目散でCDショップへと走りました。ここに書いてらっしゃる方々の評価が高い!!のが一番の理由です。あとジャズっぽいというコメントもひっかかりました。一聴して、これは60年代のR&Bか〜?という感じがしました(特に#2は和風な60年代R&Bである)。しかし、これが聴けば聴くほどよくなってくるんですよね。一種の媚薬のような・・・・。レコード、ソング・オブ・ザ・イヤーを取った#1の「Rehab」は言わずもがな、その他の曲もかっこいい!!彼女の低い声が曲と非常にマッチしてるんですよね。ジャズっぽい感じというより、SOULfulだよね。それと全曲、自作とのこと、これからが期待できます。彼女が女性版プリンスを目指してくれると洋楽ファンはよろこんでくれるんじゃないかなぁ?彼女だったらそれができるはずです。次回作が非常に楽しみです☆。
・「よぉ〜っく練られているアルバムです」
1曲目に収録してある「Rehab」はラジオで聴いたこともあって良いなあとは思っていたものの、ヒトに勧められて本アルバムをあまり期待もせずに購入しました。が、聴いてビックリ!
モータウンやシカゴソウル、スィートソウル風の楽曲・アレンジが主なのですが、これがもうもの凄く良く出来てます。「Tears dry on their own」という曲のクレジットにはアシュフォード&シンプソンの名前も見えます。シュープリームズの時代からの見慣れた名前です。プロデュースはSalaam Remi(何て発音するんダ?サラーム・レミ?レミちゃん?)とマーク・ロンソンという、わたしは全く知らない名前の人だったのですけれども、彼らのアレンジとそれからミキシングが素晴らしい。ブラスやベルを薄〜く薄く極力さり気なく入れるとこなんか、モータウン・サウンドの最も洗練された部分ってこうやって造るんだヨ、という教科書のようです。
では、昔のサウンドをそういう「教科書風」に仕上げたらこうなりましたって感じで懐古趣味のイヤ味ったらしいアルバムになっているかというと、そこをワインハウスの歌(ボーカル)と歌詞が劇的に救っています。本当によく出来ています。買ってソンはないと思います。
・「アルバム・タイトル「Back to Black」って??」
アルバム・タイトル「Back to Black」って??意味深だな〜!なんだか流行りのHIP-HOPや打ち込み系R&B批判ですかね?
・「絶妙!」
50〜60年代のソウル、R&B、ラヴァーズ、スカなんかに現代的なキレのある音が入った感じです。昔のブラックミュージックが好きな私も、最近のブラックミュージックが好きな友人も、絶賛。音、歌、共に相当かっこいいです。絶妙です。ジャケ見る限りでは若そうなのに何でこんな貫禄のある声が出るの?!50歳現役バリバリ黒人クラブシンガーのおばちゃんてな感じの歌声です。やんちゃな人生が成せる業?
・「「激女」(日本盤キャッチコピー)…?」
「Goldfinger(by Shirley Bassey)だけは無茶苦茶格好いいと思うケド昔のR&Bやソウルに興味は無いんだよな」ってボクのワガママに応えてくれたのが、このAmy Winehouse嬢。初めてRehabをラジオで聴いた時はぶっとびました(そんなことは滅多にないのですが)。兎に角全曲格好いいんで、普通にGoldfinger好きなヒトにも満足してもらえるはずです。その歌声とゴシップでルックスには興味がいかなかったのですが、歌詞カードの写真を見て結構普通の女のコだったので、そこにまた惹かれました。あと、日本盤だとバラシまくりのシークレットトラックがホントにシークレットだったのにも好感が持てました(CD聴くまで11曲入ってるとはわかんなかったです)。このアルバムは曲のジャンルの幅が狭い(良い意味です)ですが、1stはこのアルバムに比べれば幅があります(それもそれでとても良い)。どちらのアルバムも凄く良いんで、いきなりFrankとまとめて2枚買っていただいても間違いないです!
・「渋い。渋いがスイート。」
まず、ジャケ写と歌声とのギャップに思わず笑ってしまいました。黒人のごついおばさんが歌ってると言われたら思わず信じてしまうでしょう。やってることは50〜60年代のブラックミュージックですが、懐かしさを残しつつ現代風にアレンジされています。これだけ癖がある声と曲だったら嫌味になってしまうところを絶妙な心地よさに仕上げています。う〜ん、すごい。燃費のよい経済車で職場と家を行ったり来たりの毎日(※個人差があります)でも、この曲をかければどうでしょう!まるでビュイックのセダンでラスベガスを走っているかのような気分です(※個人差があります)。夜のドライブなどにおすすめです☆☆☆☆☆
追記:まさか・・・まさかのグラミー受賞おめでとうございます。いいアルバムです、コレクションに入れておいて損はありません!
・「祝」
声を聴いた時にはシッピー・ウォレスのような女性を想像したんですが、写真を見たら今時のお姉さんでしたね。カッコイイです。先頃ご結婚されたようなのでお祝いをかねて書かせていただきました。
・「COOLなソウル姉ちゃん」
こんなのを待ってたよ!!UKで発売されたのは去年だそうで、アメリカでもBillboardでチャートイン。NYCの友だちが興奮しながら教えてくれた"Back to Black" ショップでは??な顔をされ、お取り寄せです。と言われてやっと聴きました!(日本盤発売は9月頃だそうです。。)
・「激渋!! 青江三奈 meets メイシー・グレイ sings 朝日のあたる家」
2006年の暮れ頃に耳にして以来、「こんなに素敵なアルバムなら絶対に国内盤が出る!!」と待ち続けていましたが、我慢できずに買っちゃいました。(2007年4月現在も予定はないそうです。) 普段ブラック系はあまり聴かないのですが、これは久々に感動しました!! ジャケ写だけ見ると某av●x系のチャラチャラしたダンス系のブラック物っぽいですが、声を聴いたら「女版JB」な上に、サウンドも「場末の酒場とキャバレー」的なレトロ&ジャジーで激渋です!! まぁ、同じオルタナ・ソウルでもメイシー・グレイがロック的構造のソウルに対し、エイミーはジャズ寄りのソウルで、メロディも憂いと哀愁を含んだ「昭和歌謡ジャズ風」(ロックで言うとケーク、ジョナサン・リッチマンやアニマルズ辺りな感じです)!! 言うならば「青江三奈 meets メイシー・グレイ sings 朝日のあたる家」と言った感じでしょうか。 気だるさと泥臭さが、体臭と湿気と共に体中に絡み付いてくる様な一枚です。清涼感のあるポップなんかよりも、よりリアルに日本の(都市部の)夏によく合うと思います。
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