ベートーヴェン:交響曲第4番&第8番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
・「豪快な第8!」
第4&第8というこじんまりとした作品のカップリング。第4は堂々として品格もあるが、帝王の同曲録音としては'62全集のがベスト。第8は冒頭から完璧なアンサンブルとテンポ感。いつも通りレガートが効果的だがやや場違いのところも…。しかし終楽章で一気にパワー全快に!重量感ある響きが猛烈なスピードで運ばれるドライブ感が超爽快、オケも豪快に鳴りまくる!以上、第4は星2つ、第8は星4つ。
・「8番は名演」
星3つは第8番に対する評価です。ともすれば主題の提示部で推進力を落としてしまった挙句、経過句で完全に宙ぶらりんになってしまうこの曲だが、この演奏では大きく取られたフレーズのお陰で不自然なギクシャク感が無い。魅力的な旋律が淀むことなく流れていく。緩徐楽章の強奏はかなり強引な感じがするが、ベートーヴェン自身、このようなびっくり箱的なイメージをもってこの曲を書いたのではないだろうか。フィナーレの一部でやや一本調子になりがちな印象を受けるが、それだけの理由でこの演奏を聴かないのは勿体無いと思う。
第4番は星1つ。リズム感が欠如しており、句読点のない音楽がダラダラと流れる。この曲には大見得を切るような壮絶な見せ場も無いため、織り込まれる強奏が作為的で耳障り。
・「フィナーレ大暴走!」
買って損はない。70年代後半の全集は全部素晴らしい。雄大な4番もロマン溢れる名演だが、第8番は同曲演奏でも確実にベスト3に入る!第4楽章は6分30秒という超激速!オケをここまでコントロールできるカラヤンはやはりマエストロ。
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