Bach: The Goldberg Variations /Zenph Re-Performance
Johann Sebastian Bach(作曲), Glenn Gould(Piano)
・「グールドの魂を召還!」
半世紀以上前のモノラル録音を新技術により再現してあります。SACDで聴きました。音質は文句のつけようがありません。演奏のタイミングは忠実に本人の演奏を再現できていると感じました。ただし強弱の表現に不満があります。1955年の録音に比べ、フォルテが小さすぎます、鍵盤を叩く力が弱い感じです。これは演奏する機械の問題なのか、または録音後のデジタル処理によるものなのかは素人の私にはわかりません。しかし、古い録音を蘇らせる技術には感動しました。更なる技術の発展を期待します。ディスクの後半はバイノーラル録音になっています。ヘッドホンで聴くと自分が椅子に座って演奏している時のように、高音は右から低音は左から聴こえてきます。個人的には1981年のおちついた演奏が好きなので、第二弾で作ってくれたりしないかな〜。
・「音質はよい。でも・・・」
興味津々で購入。おそらく、音質は最高に近い、と思う。
SACDのは聴けてないけど、ふつうの層を聴いても音は良いのがわかる。
でも・・・・ピアノのタッチが柔らかすぎる。「弾いている」じゃなく、「鳴っている」感じ。確かに鳴っている音は1955年のものと同じ。
この人のピアノの鳴り方、ジャズのBud Powellに近いと個人的には思っているのだけど、そういう鮮烈さは、ない。ピアノの打楽器的な「ズガーン」と鳴る要素が薄い。オーディオ的には満点に限りなく近いはず。
でも、インパクトはオリジナル版の圧勝。
・「もっていて損はないですが・・・」
55年盤を愛聴しているものとして、この再創造というものには興味がありました。モノラルがステレオ・SACDになっているので、魅力的ではあります。しかし、ピアノがスタンウェインからヤマハになっている事をあげへつらうつもりはありませんが、どうしても人工的な音にしか感じられませんでした。 技術が進めば、もっとこのような「再創造」も進んでいくのでしょうが・・・ ライナーが英語ということを除けば、輸入盤の方が、日本版より若干安く入手できます。
・「55年版が完全ステレオでよみがえる!!」
グールドの55年版ゴールドベルク変奏曲のモノラル音源を、アメリカのコンピュータ・ソフト「Zenph(ゼンフ)」を使って徹底的に解析し、自動演奏したもの。これまで疑似ステレオ版等がありましたが、完全ステレオ版です。55年版のファンは必聴です。CDステレオ音声の他に、バイノーラル・ステレオ音声、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声と全部で4つの音声が収録されています。
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