Caroline Now!: The Songs of Brian Wilson and the Beach Boys
Various Artists(アーティスト)
・「大切なもの」
主にギターポップ、ネオアコ系アーティストが一同に集ったブランアン・ウィルソン・トリビュートアルバム(2000年作)。企画はドイツのマリーナレーベルで、ぺイル・ファウンテンズのレア音源集やシャックのセカンドなど、これまでもネオアコファンを狂喜されるような素晴らしいレコードをたくさんリリースしてきたレーベルだ。全24アーティスト、その筋が好きな人が見ると、非常に豪華な顔ぶれが揃っていることが分かる。各アーティストが深い愛情を持って、主に中期〜後期のビーチボーイズの名曲群を、それぞれに原曲に忠実にやったり、思い切りアレンジを捻ったりしている。だが、あくまでも楽曲を解体とてしまうようなことはせず、メロディーと歌心をしっかりと残しつつカバーしている。
個人的に特に素晴らしかった曲を書いておくと、M2 アレックス・チルトン/I Wanna Pick You Up…オーソドックスなカバーだが、この曲に込められた優しい気持ちを素朴な歌声で歌っている。M4 カトリーナ&ビル・ウェルズ/Wind Chimes…パステルズのカトリーナの人懐こい歌声が、ここではビル・ウェルズの静謐なピアノに寄り添うように、とても繊細でイノセンス溢れる歌声を披露している。M5 ハイラマズ/Anna Lee, The Healer…後期ビーチボーイズ直系の貫禄はさすが。原曲よりも緩さを際立たせ、極上のリゾートミュージックに仕上げている。M7 ダクラス・T・スチュワート/Lines・・・BMXバンディッツのフロントマン。パーソナルな雰囲気溢れるシンプルなアレンジが柔らかく心地よい。M10 フリーデザイン/Endless Harmony・・・奇跡の復活を遂げたソフトロックグループによる天にも昇りそうなほど神々しいコーラスが存分に味わえる。M11 パールフィッシャーズ/Go Away Boy・・・歌心を大切にするという意味では、現代最も信頼できるグループの落ち着いた雰囲気のカバー。情感の伝え方が、ビーチボーイズに一番近いようにも感じた。M19 ノーマン・ブレイク/Only With You・・・ティーンエイジ・ファンクラブという肩書きは忘れてしまうほど、シンガーソングライター然とした気持ちの籠もった心温かくなる歌声。などなど、まだまだセイント・エチエンヌやアルミナム・クループやエリック・マシューズなど聴きどころいっぱいのトリビュート盤です。
・「「Love You」から4曲も」
chip taylor&evie sands"let's out our heart together"とnormanの"only with you"は、最高に好きなんですが、改めて聴き直してみると、良いカバーばっかり。トリビュートものでは一番好きかな。
クリエイションレコードの受付嬢だったkleも、CD出して欲しいくらいファンだし(BMX Bandits"I Wanna Fall In Loveも当然LOVE!)、フランス語"Girl Don't Tell Me”のギャル具合も、めちゃフロア受けしそうだし。カトリーナ&ビルも、スティービー・ジャクソンも、いい演奏してたのね。
「Love You」から4曲も入っていて、改めてすごい人気ぶりです。
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