・「元気の出るナンバーのオンパレード」
ライナーノートは今回もミニ写真集である。
新規の曲は「春よ、来い」と「春〜四季より〜」の2曲だけで、残りは既存アルバムからの再録である。見事に元気の出る曲ばかりを集めたものだ。
というわけで、既に既存のアルバムを揃えてしまって「お気に入りのMD」などを作ってしまった人にとっては価値は薄いかもしれない。あるいは、このアルバムではじめて女子十二楽坊の世界に触れたという人は、このベスト盤から漏れた曲の中にもいい曲はたくさんあるので、ぜひそちら(特に、デビューアルバム「女子十二楽坊〜Beautiful Energy〜」はいま聴いても新鮮だ)にも手を出していただきたい。
・「女子十二楽坊の歴史を振り返る絶好の1枚」
従来とは全く次元の違うアンサンブル演奏家として女子十二楽坊が日本の音楽シーンに新たなジャンルを築き上げて3年。これはファンが選んだベスト集ということで、お馴染みの曲が並んでいるのだが、楽器の定位や明瞭度が向上している。さらに新録音も2曲収録されている。
常々、楽坊が演奏すると相性が良いと思う楽曲にサザン・オールスターズやユーミン、福山雅治の曲だと考えていたのが、今回また1つ実現した。ユーミンの「春よ、来い」は、楽坊が演奏すると憂いのある美しい曲になっている。中国琵琶がマンドリンのように聞こえ、笛がトランペットのごとく響く。さすがというか、当然というか。随所でみられる緻密なアレンジやその力強いスケール感でまた心揺さぶられてしまう。女子十二楽坊の歴史を振り返る絶好の1枚である。聞いたことの無い人は聞いてみてほしい。
次は「TSUNAMI」「桜坂」を是非お願いしたい。
・「中国四千年の底力」
最初に女子十二楽坊を見たのは梅田のレコード屋のPV砂漠か砂丘かわからん所で、中国女が奏でてるシンプルなもんなんだけど、これが又見入る魅入った、参ったって感じ。キャッチコピーが又すごい。「もう、癒されるだけでは元気になれない」って。ただ単なる中国民族楽器(胡弓や琵琶、竹笛、月琴・・)が奏でるメロディは今までのヒーリングミュージックとは1線異なる気がします。(と言っても大して今まで聞いてないんだけどね)【世界に一つだけの花】だの【川の流れのように】だの【地上の星】っていう日本の売れた曲(正確に言えば年齢層の高い世代が好む曲)をアレンジしてやってるのは、どうでもいいが(SMAPと美空ひばりを一緒にするのもどうかと思うが・・・)中国四千年の歴史を感じる彼女達のBEST。聴かず嫌いの人にはおすすめです。
・「各楽器の音が明瞭になった。」
デジタルリマスタの効果でクリアな、各楽器(特に琵琶の音)がはっきりして、意外とライブを感じる1枚になりました。「春よ、こい」は、力強い1曲で、好!です。これから女子十二楽坊のCDを聴いて見たい方にはお勧めのCDとなっています。
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