・「本田美奈子、生と愛への熱きメッセージ」
本田美奈子さんが38歳の若さで、急性骨髄性白血病で急逝されてから3年が過ぎようとしている。彼女の生前には、私はあまり熱心なファンとは言えず、アイドル時代も歌のうまい子だなと想った程度で、ミュージカルやクラシック(クロスオーバー)に取り組んでいるという噂を聞いたときも、“歌うこと”に対する彼女の意欲と熱意に賛嘆しつつも、ついそのまま時間が過ぎてしまい、そして悲報に接することになってしまった。最近やっと気持ちを整理して、彼女の遺してくれた数々の作品に接し、そのあまりの美しさ、特に清純な高音の驚異的な伸びと歌唱に込められた情感のこまやかさにはしばし言葉を失ってしまった。ありきたりの言葉だが、もっと早く聴かなかったことがあまりに悔やまれる。このアルバムは、“プレミアムベスト”と銘打たれているが、通常の意味のベストアルバムとは異なり、2005年1月に急性骨髄性白血病と診断されて入院、寛解を目指して過酷な治療を開始したであろう時期に、病棟で本田美奈子さん自身がセレクトされたアルバムである。それはつまり、生命力の限りを尽くして病魔に打ち勝ち、また歌の世界に復帰することを誓う、彼女からファンの皆さんへの、生命と歌と愛への賛歌、心の底からのメッセージだったのだろうと思う。そうした心情で、彼女が旅立って3年、いま改めてこのアルバムに耳を傾けると、個々の曲目の選択ばかりでなく、その配列に至るまで、彼女の歌に込めた愛情、生きることへのよろこび、闘病への不安と勇気、そうした痛切なメッセージがひしひしと伝わってくるようで胸が切なくなる。その意味では、1曲目の“祈り(キリエ)”から最後の“つばさ”まで、順を追って聴き通すことによって、彼女の込めたメッセージを正しく受け止めることが出来るのかも知れない。個々の曲目の特長やバックグラウンドについては、本田美奈子さんの生前からの熱心なファンである他のレビュアーの方々の書き込みに詳しいので、ここでは省略するが、とにかく“愛の讃歌”、“アマリア”、“BBちゃん雲にのる”等すべて本田美奈子さんのさまざまな魅力にあふれた素晴らしい歌唱を聴くことが出来るが、私個人としては、特に“祈り(キリエ)”から、“幸せ届きますように”、“この歌をFor you”、“Fall in Love With You”、“June”、“あなたと I love you”などのバラード、そしてあの『ミス・サイゴン』からの“命をあげよう”、最後の“つばさ”が彼女の魂の声が心に染み入るようで感動的である。−−要するに、ほとんど全部であるが・・とりわけ、本田美奈子さん自身の[生きること]への歓喜をいっぱいに表現した最後の“つばさ”では、例の10コーラスにわたるロングトーンに、「私、もっともっと生きたい、そしてもっと歌い続けたい!」という美奈子さんのメッセージが託されているようで、胸が切なくなる。またDVDに収録された3曲の画像も本田美奈子さんのキュートな面影がいっぱいの大変貴重なものである。とにかく彼女にはもっともっと生きてたくさんの心に響く歌を歌い続けてほしかったが、今はすでに叶うことのない夢になってしまった。改めて彼女が遺してくれた数々の素晴らしい歌に心から「ありがとう」を言いたい。心を込めて。
でも、「さよなら」は言いません。私たちもまたいずれは必ず彼女の待つところへと旅立つのだから。
・「★はあと95個付けたい!」
不覚にも涙してしまった。正直アイドル時代の3曲しか知らなかったのだが今回このアルバムを聴いてみて愕然とした!すばらしい!よく「音程が云々・・」と書かれているのを見るのだが、全く見当はずれで無粋な意見だと思うのであります。この規格外の迫力の歌唱にOKサインを出しパッケージングしたプロデューサーにわたしは敬意を表したい。
そう、彼女はやはり規格外だったのだろう。各音楽ジャンルにとらわれない魂の震えというかそのような物を感じる。これからもいっぱい歌いたかっただろうなぁという印象です。亡くなってしまった彼女に対する穿った見方かもしれませんが・・。
なるほど例の3曲はそぐわないようにも思われるが、本田美奈子を一枚だけ所有するとなるとやはり入っていなければいけないのだろう。むしろこの3曲を突破口に、購入された人達が他の曲も聴いて感動!っていうパターンが幸せでいいでしょう。あ!私がそのパターンですね!
・「分岐点」
東芝EMIとの決裂を思わせるオリジナルアルバム「June」から全10曲中の7曲が選曲されている本田美奈子のベストアルバムでも特異の作品。Juneとは分岐点という意味だが、アイドルからミュージカルへ転身し、東芝EMIと東宝ミュージックとの発売版権のごたごたで、自ら東芝との契約を拒否した本田美奈子は、当時、業界から厳しいバッシング(妨害)にさらされ、約5年、オルバムリリースが出来なかったあとの「June」だったからこそ、7曲を選曲したとされている。東芝音源の代表曲が3曲収録されたが、これは本田美奈子の意思ではなく本アルバムの売上を意識し、ベストとは言え、大ヒット曲がないための苦肉の策。本田美奈子の作詞作曲の「あなたとI love you」はバラードの真髄が発揮されている。むしろ、この3曲を割愛し、東芝EMI以降の音源の選曲の方がスッキリしていたかも? いずれにせよ、入手困難な音源ばかりなので文句も言えないが・・・。DVDクリップでは「Fall in love with you -恋に落ちて-」の貴重映像がお奨め。
・「素直に元気を与えてくれる素晴らしいアルバムです」
2005年5月発売のベストアルバムいきなりグレゴリー聖歌「キリエ」から、厳かに始まり、愛の賛歌、アマリアと彼女の透き通った声で心が洗われます。一見、OnewayGenerationや1986年のマリリンと言った初期の曲とのギャップを感じますが、そうではなく、全てひっくるめて、純粋に歌を愛した彼女を感じることができます。最後の曲、つばさでは、素直に、純粋に、生きることの素晴らしさを感じることができます。彼女の魂を感じることができる言葉に現すことができないほど、素晴らしいアルバムだと思います。
付属のDVDには、3曲(15分)収録。彼女の姿を見ると、本当に可愛く、素晴らしい人間性を垣間見ることができます。
・「本田美奈子さん入門バイブル〜歌の旅路の足跡〜」
この『LIFE』は美奈子さんが突っ走ってきた歌の旅路の足跡を辿る事が出来る一枚だと思います。アイドル時代のヒット曲、ミュージカルソングのスタジオ音源、90年代発売で入手困難な音源、そしてクラシカルチューン。アルバムタイトル通り、美奈子さんの歌手生活そのものです。又、クリエーターも著名人が名を連ねており、隠れた名曲が多い。そのクリエーター陣の要望に応えるような表現力・歌唱力には感服します。DVDでも美奈子さんのカッコイイ姿、無邪気で可愛い姿、清楚な姿を観る事が出来ます。マニアやコアなファンには物足りなさを感じるかもしれませんが、浅いファンには最適な一枚だと思います。美奈子さんの入門バイブルとして持っておくと良いでしょう
・「本田美奈子がいっぱい」
「LIFE」はベストアルバムだ。闘病中に彼女自身が選曲している。だからタイトルどおり、一曲目のグレゴリオ聖歌に始まりすべて生きることがテーマになっている。いけないよ、こんなのは。 アイドル時代の「Temptation」「1986年のマリリン」が懐かしい。楠瀬誠志郎とデュエットする「恋に落ちて」は楠瀬らしい美しい曲だ。ミスサイゴンからの「命をあげよう」は特に聴き応えがある。ブルージーなピアノに始まるが、やがて曲は起伏の大きな展開を繰りひろげる。歌にすべてを賭けた人生の中で彼女自身一度もなることがなかった母親になりきって歌い上げる。 やはり「つばさ」がいい。曲は「私 つばさがあるの 太陽にきらめいて はばばたきながら 夢追いながら」で始まり「私 希望があるの」と続く。さらに「あなたもある」から「みんな つばさがあるの」とみんなで飛び立とうと誘(いざな)う。 彼女は歌う。屈託なく、清清しく、憧れるように、前向きに、自由に、羽ばたくように。そしてワンコーラス終りでのロング・トーン。もういいよ。苦しいから、息が続かないだろ。そう言っても、彼女は、これでもか、これでもかと伸ばし続ける。その歌声は、もう一度歌いたい、もう一度生きたい、と叫んでいる。涙が止まらない。 「みんな つばさがあるの」と誘いながら、彼女は聴く人に希望を残してひとり遠くに飛んでいってしまった。
・「大切な宝物になりそうです」
一曲、一曲、その曲を選んだ時の気持ちを想像しながら聴いてしまい、胸が痛くなります。死を何度も意識したであろう病床の本人が選んだという意味で、いわゆるベスト版とは全く違い、このCD全体で一つの作品と呼ぶべきなのだと思います。才能あるが故の周囲の期待に全力で応え続けてきた人生だったと思います。そのために犠牲にした物も大きかったはずです。彼女が亡くなる亡くならない以前に、才能と努力の結晶である彼女の人生の欠片が収まったこのCDは、販売価格の何倍もの価値を持っているのではないでしょうか。少しでも打算のある並みの人間だったなら、正反対の歌唱法を、喉をつぶした状態から(喉に負担のある歌い方と自らに課した練習からと思われるが吐血したこともあったと言う)新たに身に付けるという高いハードルを乗り越えることはできなかったはずです。困難にまっすぐに挑みつづけた人生を思えば、彼女が」天使」と形容される理由がわかります。このCDを宝物にして、生きる指針にしようと思います。
・「超・おすすめ!!」
80年代のアイドルの大ファンだったので、本田美奈子さんも良く聴いていたのですが、いつの頃からか遠のいていってしまいました・・・正直、大変な病気で入院したと言う報道を聞くまでは、思い出す事も少なかったのですが、入院して頑張っている姿をTVで見て、久々に買ったアルバムがこのベスト・アルバムです。このベスト・アルバム凄く良いです!!もしかしたら、アイドル時代の作品よりも良いかもしれません。昔から歌の上手いアイドルさんでしたが、今作品で聴く本田美奈子さんの歌声は、一味も、二味も、三味も違っていました!!相当、ボーカル・レッスンを積まれたのでしょうね。特典のDVDは15分弱と短めですが、本田美奈子さんの可愛らしさ満点ですので絶対に初回限定盤の購入がオススメだと思います!!
・「たいせつなたからもの。」
病床にあった彼女が自ら曲をセレクトしたというアルバム。並んだ曲名を見ていると、「ああ、そのとき、たしかに彼女はそこに在ったのだ」という実感がこみあげてきて、胸が熱くなります。 このアルバムは単に彼女の歌声だけがおさめられているのではない。とてつもない試練と立ち向かい、生を信じて、再起を願って、必死でそれを乗り越えようとしていた彼女のエネルギー、歌うことへの情熱、仕事に対する見事なまでのプロ意識の強さとか、そういった想い、パワーみたいなものまでもが、いっぱいに詰まっているような気がする。まさにタイトルどおり、生命(LIFE)の息吹を感じさせてくれるような作品だと思うのです。 内容においても、聴き手を魅きつけるような選曲構成になっていて、彼女の音楽的感性の鋭さをすごく感じるし、何よりも聴き手となるお客さんやファンのことをいつも一番に考えていたという彼女の心が伝わってきます。 20年という時間は、長いようでいて、あまりに短かった。悲しみはつきないけれど、彼女が20年間で残してくれた歌をこれからも大切にずっと聴いていきます。改めてそう心に刻み込んだ1枚です。 PV3曲がおさめられたDVDがついているのがうれしい。元気ではつらつとしていた姿を見ていると、少しのあいだだけど、淋しさがまぎれます。
・「本物の歌姫!!」
本田美奈子さんが亡くなった、というニュースを耳にしたとき自分でも意外なほどショックを受けた。正直、特にファンだったというわけではない。しかし、がんばりやの同級生がいなくなってしまったような喪失感に襲われた。同年代の友人も同じことを話していた。思い返せば、アイドル時代、名曲「つばさ」を歌った10年前、そしてクラシックを歌えるまでになったごく最近まで、美奈子さんの歌はつかずはなれず私たちのそばに寄り添っていてくれた。このアルバムを聴き、それを再確認し、よけい切なくなった。透明感のある優しい歌声は、天性のものに加え、彼女の人柄を写す鏡だったような気がする。真の歌姫、本田美奈子。心よりご冥福をお祈りします。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。