・「ソウルの意思をアルバムとして初めて示した作品」
1971年リリース。マーヴィン・ゲイ通算14枚目のアルバム。Tamla310。ベトナム戦争に兵士を送りだし、失った家族になぞって歌った標題曲は1971年3月から5週連続ソウル・ヒット・チャートでNo.1に輝いた。このアルバムはソウル初のコンセプト・アルバムで、まるで組曲のように構成され戦争・環境・都市問題・子供たちの危機を歌っている。ソウルの場合それまではシングル中心だったのが、このアルバムを期にガラッと変わることになる。そういう意味でも意義深いアルバムである。2004年、米音楽誌の老舗ローリング・ストーンがアンケート調査した『史上最も偉大な500曲』のアンケート結果、以下がそのトップ10だがそれを物語っている。
1.Like a Rolling Stone/Bob Dylan(1965)2.Satisfaction/The Rolling Stones(1965)3.Imagine/John Lennon(1971)4.What's Going On/Marvin Gaye(1971)5.Respect/Aretha Franklin(1967)6.Good Vibrations/The Beach Boys(1966)7.Johnny B.Goode/Chuck Berry(1958)8.Hey Jude/The Beatles(1968)9.Smells Like Teen Spirit/Nirvana(1991)10.What'd I Say/Ray Charles(1959)
と、このアルバムはソウルで唯一ランクインし堂々の4位となっている。しかしながらモータウンのベリー・ゴーディ社長は最後の最後までこの画期的アルバムに反対していたそうである。この作品の及ぼす意味の強さを理解していたが故だと思われる。ジャケット裏の皮のトレンチ・コートを着たマーヴィンの哀しげな表情は強い意志を示している。そういう作品だ。
・「マービンの最高傑作。初の紙ジャケットリマスター化。」
この「ホワッツ・ゴーイン・オン」は、71年当時にモータウン・レーベルでは考えられない斬新で革新的なコンセプト・アルバムであった。その裏には数々のエピソードがある。マーヴィンのデュエット・パートナーであったタミー・テレルが亡くなりマーヴィンは対人恐怖症になり、マリファナ漬け。そんなマービンだったが、弟フランキーからベトナム戦争の現場の悲惨さを聞き、社会や政府に対し不満を募らせていた。そんなときに生まれた楽曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」を歌って欲しいと嘆願された。しかしモータウンは政治的なメッセージ性をもつこの曲のリリースをためらったが、激怒したマ-ヴィンはもう二度とモータウンでは録音しないとまで言い放ち強く反発したために「ホワッツ~」と「ゴッド・イズ・ラヴ」のカップリングでシングルリリース。そしてアメリカで空前の大ヒット。しかしマービンはシングル「ホワット~」をメインにしたモータウンが用意したスタッフとアルバムを作らず、デヴィッド・ヴァン・ドゥピットのアレンジの力を借りて製作した。そしてマービンの3つの歌声である、甘いテナー・熱いシャウト・ファルセットの見事なハーモニーとマービンがデイヴィッド・ヴァン・ドゥピットのヨーロッパ的オーケストレイションと複雑化したリズムとコラボレートした結果であった。このモータウン初のコンセプト・アルバムは、スティーヴィー・ワンダーなどのアーティストの制作活動に大きな道を開いた。タイトル曲、「Mercy Mercy Me」、「Inner City Blues」3曲のR&Bチャート・ナンバー・ワン・ソングになり、マーヴィン・ゲイの最高傑作である。それが紙ジャケット・コレクションで初回生産限定とは、もっている人も新たな人も手に入れて損はないアルバムだと思います。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。