・「U2といえば」
U2はWARで世界に頭角を表し、ラノアとイーノとのコラボレーションで空間的なサウンドの焔とヨシュアによってU2のスタイルを確立したのです。これは間違いありません。90年代に寛容な方もいるでしょうが、ディスコやエレクトリックならほかにもっとタイトで格好いいバンドはいます。わざわざ緩いビートと他でも聞ける、らしくない音を出すU2を聞く理由はありませんでした。焔やヨシュア、魂の叫びこそがこの世に二つとないU2サウンドであろうと思います。具体的にいえば、ディレイの効いた八分音付のエッジのギターと伸びやかなボノのボーカル、シンプルなリズム隊に、スペイシーな音がU2です。このアルバムは、スタイル的にはそのU2サウンドが帰って来ています。しかし、約束の地やプライドのように明快に一度で聞き手をノックアウトする楽曲はありません。明快さが若さによるものだったのならむしろ、聞き込むごとに味わいが増し、病みつきになる曲がこのアルバムには満載です。何度も聞いてください。そういう意味ではワインのごとく熟成したU2を感じることが出来ます。
・「レビュー 2」
これまでのオリジナルアルバムの中で,最もフェイバリットです。賛否両論ありましたが,90年代の3枚のアルバムにより,「U2にはどんな曲でもあり」という,他のアーチィストにはあり得ない地位を築いたと思います。80'SU2に戻ることは言うまでもなく不可で,その必要もないと思います。だからどんな大ヒットアルバムを出しても,次作へのプレッシャーというものには無縁でしょう。次のアルバムもオリンピックイヤーの来年と思いますが,また等身大の彼等のアルバムが今から楽しみです。
・「大人なアルバム」
超有名バンドのアルバムですから悪いわけがない。『Vertigo』『A Man and a Woman』とかバンドの歴史を紐解いてもかなりの名曲だと思う。デビューから20年以上経ってるのにホントに凄い。ただもう昔のような攻めのサウンドを鳴らしていないのが残念。そのあたりは聴く人の趣味の問題なんだろうがもう少しハードな曲があってもいいんじゃないかなって思った。
・「武骨、綺麗、テクニシャン。」
最近ミュージックステーションに出演し、日本での知名度がさらに増したU2、彼等のこのアルバムのVertigoはグラミーノミニーズ2005にも収録されている名曲です。この曲のように武骨なサウンドを聞かせる事もでき、綺麗なハーモニーを聞かせる曲もある、というように、器用なバンドだと思います。なので割と万人受けするタイプかと。個人的に、特にU2の初心者という方にはシングルコレクションよりこのアルバムがお勧めです。まずは現在のU2を聞いてみてはいかがでしょうか?もしテレビやラジオで聴いて気に入った曲があるのなら、買ってみても損はないかと、さすがに全体の完成度は高いです。是非この機会にU2を楽しんでみてはいかがでしょうか?
・「Pop Rock」
日本でいえばソニークラスの大企業バンド。初期のアルバムにおける「インパクト&パッション」を求める向きには向かないかも。このアルバムは彼らのアーチストとしての成長振りとアルバムの完成度を聞いたほうがいいかも。80年代頭からアルバムを出しているバンドはたいてい消えているわけで。このバンドが生き延びている理由は=「ソングライティングセンスがずばぬけていること」「アレンジ能力が優れていること」などにある。熟練の域に到達したベテランミュージシャンたちの境地が深みとともにじわじわと聞くものを襲う。たいていのバンドなら駄作を出してセールス上失敗して消えるが、このバンドは多くの音楽的なアイディアを熟成させて世界にひとつだけの芳醇な音の玉手箱をここに完成させた。バラードにせよアップテンポにせよ、つぼをつきまくるソングライターとしてのクラフツマンシップは一級品。彼らがすごいのはまだまだデビュー当時のスピリッツを保持できていることである。(9)
・「Vertigo以外の曲が...」
Vertigoを試聴していけると思って買いましたが、この曲以外は昔のような攻めの曲はなかったです。無難な守りの曲が多く、途中で退屈になり最後まで聴けませんでした。
・「前人未到」
ビートルズやツェッペリンの最高傑作は?と聞かれたら、「アビーロード」「4」と答える。が、U2は「毎日違う」としか言えない。それは、彼らが現役だからだ。トリビュートも再結成も彼らには必要ない。もはや、彼らをNew waveと呼ぶ人もいないだろう。彼らがジャンルだ。軽からSUV、セダンからF1まで挑戦するトヨタみたいなものだ。今作は、クラウン。U2のロックが好きなら誰でも惹きつけられる1曲目で乗せておいて、あとは気持ちよく運転できる。初めてのドキドキ感はないが、必ず「これ、いいな」という曲に出会える。全曲ハズレなしとは言えないが、ハズレで全曲終わる事もない。内容は、Bonoが前面に出ている気がする。「原子爆弾の解体方法」というタイトルも、「原子爆弾というのは、明らかに僕の中の親父のことだね」(ボノ・インタヴューズ)と語っている。複雑な関係だったという亡き父との関係を解体できたのか。「一人で頑張る必要はない」という3曲目は、葬式でも歌われた。私はこの詞をBonoに送りたい。彼には、メンバーと聴衆がついている。ロックでここまで貧困とか平和に「確実に」参画した人はいない。前人未到の地を彼は進む。ジョン・レノンは「純粋」が武器だったが、Bonoは「妥協」を武器に、不可能を可能にしていく。良し悪しではなく、今のBonoには、ロック・スターの立場を楽しみながら、自分にできることで最大限貢献していこうとする余裕がある。それが音楽にも反映された今作をBonoは「U2版リボルバー」だという。つまり、まだ「ペパーズ」も「アビーロード」も残されている。
・「さあ、4月4日の公演を聞きに行こう!」
個人的には、「焔」、「ユシュア・トゥリー」でU2のファンになったのですが、その後、多様なジャンルに挑戦し、個人的には「う〜ん・・・?」という、これで良いのか?状態でつかず離れずだったが、前作から、スパイラル状に原点回帰(初期の作品が放つ力強さに磨きがかかっていると言えば解りやすいかなあ?)し、「おお、これぞU2」と感動して、続くこの作品は、声高に叫ぶ曲は少なく、むしろボノが静かに歌い上げるバラッドの凄さに魅了されました。「成長したなあ!」と感激しました。2005年は、3月から、Vertigo Tourに明け暮れ、新アルバムはついに出さなかったが、2006年4月4日(チケットの売れ行き次第では、追加公演も期待できるようだ)に横浜だけでの Vertigo Tour が体験できる。日本では、オーストラリアのように巡回する予定は無いらしいので、是非、飛行機を使ってでも体験したいですね。2005年にロックの殿堂入りを果たした彼らの公式ホームページで、2005年から、「to Japan」とツアースケジュールに書かれていたが、遂に決定しましたね。なお、そのHPでは、ロックの殿堂入りした際のセレモニーの模様を小さい画面ながら視られます。ブルース・スプリングスティーンがウィットに富んだ紹介をしているのが、堪らないです。高速回線接続していれば、楽しめます。 なお、最近のプレスによるDVD付きCDは、オールリージョンになっており、しかも、日本語字幕付き(!)どうせ買うなら、そちらが良いようです。
・「久しぶりに買ってみたU2」
War以降は人から借りてばっかりで、自払切ってまでU2買ってなかった。VertigoのPVを見て、約20年振りにCDを買いに走った。正直、Vertigo系の疾走感と緊張感を期待してたのでがっかり。原点に帰ったと言われても、やはり成熟して年季が入ったバンドに初期のハングリーなエネルギーを求めても仕方無いのかも。昔のような熱いボノが聴きたいと期待してしまう。彼らの成長について行けないのなら、もう聴かなければいい。それでも、やはり80年代から生き延びてきたU2を聴き続けて行きたいと思う。
・「Miracle Drugが好き」
このアルバムは世界No1ロックバンドによる新作、しかし、ここに流れているのは、どんな人でも聞くことのできる音楽だ。音響的な部分も含めてU2の面々が音作りにこだわり続けていることは、今までのアルバムもそうだったし今作もそうだと思う。しかし、結果的に聞こえてくるのは王道の8ビート、そして具体的なテーマを持った歌詞だ。U2がやっていることは基本的に変わっていないが、そのメッセージは、年を経るほどにより明快になり強度を増していると感じる。そういえばZooropaを聞いたときも、AllThatYouCan't〜のときにも、U2は最新作が最高だと思った(笑)。進むことをやめない彼らに改めて敬服!
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