・「大きく成長、Main Streamへ」
実は買ってしばらくはほとんど聴いていなかった。ラジオから流れていた「3」が透明感のある美しい曲で気に入り、「俺、アルバム持ってるじゃん」と思い出し、あらためて聴いたら最初の印象とは大きく異なり秀作だと思ってしまった。アリゾナ出身、1994年結成、1996年メジャーデビュー、来日も数度という彼らの4作目。今回のプロデューサーはFoo Fightersを手がけたGil Norton。前作は9・11のせいで、Bleed American→Jimmy Eat Worldにタイトルを変更させられたが、めげずに大きく成長したのであろう。ミドルテンポで前向きな感じの「1」で幕開け、やや激しい感じの「2」「6」「9」や「4」「7」「10」のように落ち着いた感じの曲が並び緩急自在。Evan and Jaron風の「5」もシングル向けの軽快なロックナンバー。ただ、前作からのヒット曲「The Middle」のような曲を期待していると肩透かしを食う感じ。前作購入時は「Jim Adkins (Vocals/Guitar)のワンマンバンド」と書いてある記事を鵜呑みにし、だから「Jimmy Eat World」なのかと思っていたが、今回よくよく調べると、バンド名はTom Linton (Guitar/Vocals)の二人の弟、EdとJimmyが兄弟喧嘩中にEdが描いた絵のタイトルから付けたものであると判明。メンバーの多くは子供のころからの友達で、デビュー以降は同じメンバーであり、バンドとしてのまとまりを裏付けていた。微妙な状況の恋愛を歌った詞やジャケットから類推すると彼らにとって恋愛の行方(Future)は暗いものなのか、それとも「1」で歌っているように信じることができるものなのか?ちょっと甘酸っぱい感じ。
・「イマイチ・・・」
正直、もうこのバンドは峠を越えた感がありますね。今作はソリッドで激しさを内に秘めたエモーショナルな雰囲気がポップなサウンドの中に見え隠れしていて、今までのアルバムのいいとこどりみたいな感じです。しかし、何処かしら力がなくインパクトに欠けている気がします・・・。
・「切ないロックが炸裂です。」
前作もよかったので期待してました。路線はあまり変化ないですが、よくできたアルバム。特にラストの23が名曲です。
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