ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ハーン(ヒラリー)(アーティスト), ブラームス(作曲), ストラヴィンスキー(作曲), マリナー(ネヴィル)(指揮), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(演奏)
クラシック>器楽>協奏曲>作曲家別>ナ・ハ行の作曲家>ブラームス
クラシック>器楽>協奏曲>演奏者別>ナ・ハ行の演奏者>ヒラリー・ハーン
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>サ行>ストラヴィンスキー
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・「ヒラリー・ハーンに喝采」
ブラームスは交響曲2番をよく聴きますが、最近ヴァイオリン・コンチェルトが心に染みます。第1楽章では難しいパッセージでも乱れることなく、音程は正確無比、リズムもよいです。カデンツァではヴァイオリンを十分に歌わせています。第2楽章のオーボエのソロのあと、ヴァイオリンが同じメロディーで繰り返します。全体としてアダージョのしみじみとした情感で聴かせます。第3楽章では細かい音符が鮮やかに粒だって聞こえます。オーケストラとの相性もよいです。「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調」はアバド指揮(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、ヴァイオリン・ミンツのも手許にありますが、このヒラリー・バージョンのほうが演奏は速いです。第1楽章ではヒラリー版は23分15秒、ミンツ版は23分32秒。第3楽章のアレグロではヒラリー版は7分43秒、ミンツ版は8分45秒ですから1分ぐらい高速です。ヒラリーさん、いい音楽をありがとう。
・「ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲」
ハーンのブラームスについては、個人的には、細かすぎるビブラート、それにフレーズの後ろの方につける独特なアゴーギグ、及び音の切り方が気になる(それは気に入らないという深刻な意味ではない)。第一楽章の猛烈な演奏スタイルは、大好きなシェリングのライブ録音(指揮:クーベリック)と似ているように聞こえ、親近感を抱く。
ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲については、ストラヴィンスキーと交流のあったミルスタインの自伝に、長々と書いてあったのでどんな曲なのか興味を持っていた。わたしは、ハーンの録音によって始めてこの曲を聴いた。わたしは所詮素人なので、ミルスタインが自伝で言及したような印象(「もっと素晴らしいものが書けたはずだ!」)は抱かなかった。いーじゃん、この曲。そんな感じ。
・「ブラヴォー」
人間も年齢を重ねるにつれてブラームスの良さが心に染みるようになるようで、最近コンサートで感銘を受けてからHilary Hahnのブラームスのヴァイオリン協奏曲のCDをよく聴きます。
第1楽章ではテーマに付けられた独特のアゴーギグに少々抵抗感を覚えますが、決して技巧そのものを誇示していないのに難しいパッセージでの微塵の狂いも無い音程とリズムの切れ、重音を弾く時でも決して汚い音を出さないテクニックの冴えは素晴らしいです。
もちろん第2楽章のしみじみとした情感も後半の自然な盛り上げで聴かせますが、何と言っても圧巻はリズミックな第3楽章のテクニック冴えと、細かい音符が鮮やかに弾ききられたコーダの一糸乱れぬ追い込みは思わずブラヴォーです。
・「清新にして切れ味の良い快演」
現代的で美しい、少し温度の低い感じがまたたまらない魅力です。すっかりヒラリー・ファンになりました。
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