忍者ハットリくん全曲集
TVサントラ(アーティスト), 堀絢子(アーティスト), コロムビアゆりかご会(アーティスト), かおりくみこ(アーティスト), 菊池俊輔(アーティスト), 大杉久美子(アーティスト), 若林一郎(アーティスト), 三田ゆう子(アーティスト), 緒方賢一(アーティスト), ばばすすむ(アーティスト)
・「やっとCD化された貴重な1枚」
もう15年くらい前になるだろうか、当時コロムビアレコード宛に忍者ハットリ君のCDは出ていないのか、封書で問い合わせたことがある。当時はもちろんCD化などされておらず「当社の商品ではないのでは?」というような返事が返ってきてしまった。いや、間違いなくコロムビアがマスター音源を保有していると認識していたわけだが。
前置きが長くなってしまったが、私もずいぶんと待たされたCD化である。曲の方は、相変わらず菊地俊輔ワールド炸裂である。じつに傑作が多い。声優の歌声も、じつに個性的で豊かな声をしている。
録音の方も、元々のアナログ音源が良質なだけに良いと思う。本CDの音質は、過去に発売された「テレビまんが主題歌のあゆみ」シリーズなどに比べ、やや音圧が高くなっている。少しコンプレッサをかけてある印象だが、しかしかけすぎてはおらず、ピークが潰れてしまっているということは無いようだ。この音圧を高めにするというのは最近の流れであるが、プロとは思えない酷い録音のものが少なからずあるのは残念なことである。本CDはその点でも問題は無い(元の音源が良いわけだが)。
古めの音源であるためか価格も少し安くなっているが、内容はそれ以上だ。なんといっても、私は15年以上待ったのだ。当時リアルタイムでアニメを見た方には、特におすすめしたい1枚である。
・「忍者ハットリくんのcd」
9/5夜間忍者ハットリくんのCDを購入したのですが、まだ届いていません。購入してありますか? 確認方法を教えてください。
・「出るべくして出た楽しい曲集」
1981年の初放映以来、23年という長い年月を経て初めてリリースされた全曲集である。そもそも『忍者ハットリくん』は藤子アニメにしては珍しい、原作を大幅に超越したオリジナリティを有した作品。主役のハットリくんのみならず、脇役陣一人一人が魅力を放つ楽しい番組だった。
その『ハットリくん』が、近年スカパー2で放映され、初放送時よりも1世代下の年齢層に大きな支持を受け大反響を起こした。ハットリブームは、原作本の復刻、パチンコ機種として登場、そしてSMAPの香取慎吾さん主演の映画化に結実。本CDは、その映画の公開記念盤と銘打たれているが、過程を見れば、出るべくして出たCDと言えるだろう。
『ハットリくん』の音楽は、この分野第1人者の菊池俊輔氏によるが、菊地氏の数多い作品の中でも、とりわけ力がこめられたものである。歌についても同様。主題歌のみならず、番組中では使用されなかったキャラクターソングの数々も、実に楽しく、ルーティーンワークの要素など微塵もない。声優たちの歌も、さすがな芸達者ぶりで、期待を裏切ることは一切ない。番組に楽しませてもらった人たちは、このCDに愛着を感じることは間違いない。ハットリファン以外に薦められるわけではなくとも、アニメ番組の曲集として十分に満足させてもらえる1枚に仕上がった。
・「全25曲、ニンともカンともきりがない?!」
最近藤子アニメの未CD化音源がどんどん発掘されて来てるので嬉しい限り。今回は実写映画版の便乗企画みたいですが、とはいえこの調子でコロムビアさんにはもっと頑張って欲しいですね。まず、いつの間にこんなに作られていたのか?!とつい言ってしまう曲の多さ。お馴染みの主題歌やエンディング、忍者体操や音頭、絵描き歌(描き方
や振り付けは掲載されてないのが残念)をはじめ、シンゾウやケムマキ、獅子丸や影千代達のイメージソングも楽しくてナイス。6曲目でのハットリくんのセリフ「ドラえもんでも観て笑って欲しいでござる」に時代を感じさせつつ、つい笑ってしまいました。
これでモノクロ実写版の主題歌も収録されれば…というのは贅沢か。
とはいえ菊池節(一部違うけど)が炸裂する全25曲。藤子ファン、ハットリファンは即買いだ!
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