● 好きなUK
・「此処ではないどこかへ導くその声とともに」
とにかく存在感のある声に圧倒された。そしてその声をもっとも聞き手の心に響かせる為の名曲Laviniaに。。。今は亡きジェフバックリィと比較される事も多いのではないだろうか。その美しい顔からは想像できない22歳(?)とは思えない、渋い渋すぎる。フォーク出身というのもうなずける、アコースティックな人の心をいやすナンバーが多い。是非ライヴを見てみたいアーティストNo.1 だ。LaviniaのPVもフィンのヴォーカルと曲のイメージにぴったりで美しくそして儚い、最高だ。
・「聴いてるうちに・・・」
コールドプレイみたいなサウンドを期待して購入したら・・あらま!か細いギターにUK特有の声。思わず寝てしまいました。同時に購入したスノーパトロールのほうがずっとマシでした。
・「稀代のスターの誕生か」
ザ・ヴェイルズのサウンドはとにかく力強く、美しい。この「ザ・ラナウェイ・ファウンド」は乾いたロックンロールもあり、どこまでも美しくサイケデリックな楽曲もあり、といったように、このバンドの様々な面を聴かせてくれる。どの楽曲も一貫してドラマテッィクで、素晴らしいメロディーとVoフィン・アンドリュースの恐ろしいまでに感情豊かな声に貫かれており、聴き終えたときには何か壮大なおとぎ話に触れたような感さえ受ける。楽曲の聴きやすさ、フィンの存在感などからいって、稀代のスターになれる可能性を大きく秘めたバンドであることは間違いないだろう。メンバー脱退の影響から昨年のサマーソニックではフィン一人、アコギ一本での演奏となったが、とにかくフィンの声の素晴らしさが際立ったライヴであった。
・「歌指向のUKギター・ロック、うねりのある声・歌唱」
サウンド的には、ギターにストリングス、ピアノなどを重ねる、メロウなUKギター・ロック/フォーク・ロック。と同時に、それに尽きず、特徴のある声質をもつヴォーカル、フィンをフィーチャーする、歌指向のサウンド。フィンの声は、彼自身としてはごく自然に出しているのだろうにもかかわらず、ちょっと誤解を招く表現かもしれませんが、自然なコブシ入りというか、自然な巻き舌入りとうか、自然な粘り入りというか、声に不思議なうねりがあるのです。くぐもっているのにはっきりと通って、哀愁、憂愁が滲む声です。実は、生来の声質ではなく、まだ10代であるにもかかわらず、よく歌いこんだ成果なのかもしれません。ただ、CDエンハンスドのライヴ映像などを見てもわかることですが、フィンの声質、歌唱を全面に押し出そうとするあまり、フィン以外のメンバー、演奏がバッキング・バンド的な位置に抑えられています。これは作品の価値とは無関係なことですが、その後、フィン以外のメンバーが脱退したのもうなずける音作りだとは言えるでしょう。日本盤ボーナス・トラック2曲は、ボツ・ネタをおまけでつけたようなものではなく、いずれも正規のトラックと比べてみてもまったく遜色ありません。歌詞・対訳も完備。CDエンハンスドで見ることのできるヴィデオふたつはいずれも、トラック3「ラヴィニア」のもの。ひとつは、プロモーション・ヴィデオ収録。もうひとつは、2004年1月29日、原宿アストロ・ホールでのライヴの期間限定ストリーミング(ということは、ライヴのほうを視聴するには、ネット接続が必要。)
・「ロックンロールに選ばれた“声”」
ザ・ラーズのリー・メイヴァースにしろ、オアシスのリアム・ギャラガーにしろ、ジョン・レノンにしろ、イギリスのロックンロールには繊細なメロディーに捻れて歪んだヴォーカルという黄金律があるような気がする。「“ロックンロール”とは何か?」と問われたら、ぼくの場合、「泣きながら走る少年」と答えるのだけど、このザ・ヴェイルズのヴォーカリスト、フィン・アンドリュースの声にはロックンロールが宿っている。
ザ・スミスと比較する声も多いようだが、ぼくにとってはザ・ヴェイルズは別物。彼らは、ロックンロールに選ばれたのであって、止むに止まれずここにいるのだ。
・「本物の匂い」
ヴォーカルのフィンの声に一聴してとりこまれてしまいました。声は才能です。このヒトにはそれがあります。サウンドもシンプルなようでいてよく練りこまれています。けど、やっぱりこのバンドを好きになる決め手はフィンの声でしょう。震えます。
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