「砂の器」オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ(アーティスト), 千住明(作曲), 小松長生(指揮), 日本フィルハーモニー交響楽団(オーケストラ), 羽田健太郎(Piano)
・「壮絶なる宿命」
悲壮感漂うマイナー調の旋律の中にも、一筋の希望を見出す和賀英良を彷彿とさせるメロディが聴者の心を擽る。宿命に立ち向かわんとする和賀の心情を審らかに表現しているこの荘厳な調べは、珠玉の作品といえる。
・「残念ですが、映画版のほうが全てにおいて上」
砂の器というと、加藤剛さん、丹波哲郎さんなどが演じた松竹「砂の器」のほうがはるかに上。音楽についても、映画版を推します。
・「あまりにも重く哀しい宿命・・・」
昔、たまたまテレビで放映した加藤剛さん主演の前作が衝撃的で、忘れられませんでした。松本清張が原作だったとかタイトルも知らなかった幼少の頃。あまりに哀しい宿命、小さいながら私の心に残りました。中居さん主演のドラマにもはまりました。千住さんのこの音楽がもう何ていったらいいのか・・・ちょっと遅れながらもCDを購入しましたがイイですね自然と涙が出てきます。私のお粗末な単純な感想ですが
・「残念ながら・・・」
どこまでも、盗作です。脚本はあっても、潤色として橋本忍、山田洋次のクレジットがあり、音楽そのもの自体管野氏のスコアをベースとしている。あの管野氏の『宿命』と比較すること自体おこがましい作品です。松竹『砂の器』とTV『砂の器』は別物と思います。正直TVのほうは何の感動もなかった。
・「残念ながら・・」
ドラマ本体を見ずに、ここのレビューを信じて購入しましたが、純粋音楽としては残念ながらたいへんがっかりしました。ラフマニノフやスクリャービンのピアノコンチェルトをイメージしていたのですが、到底内容的に及ぶレベルには達していません。まず全体に暗く救いが無いのです(ドラマの内容にはあっているのかもしれませんが、単体で聴くにはとても耐えられません)。しかもそのテーマが昭和30年代の演歌のような良く言えば日本的、悪く言えばお涙頂戴の低俗そのもの。さらにコンチェルトとは名ばかりで楽曲の構成が稚拙で、発展が無く、くどいほどの繰り返しが続きます。ピアノパートの技巧も19世紀レベル以下で、はっとするような真新しいピアニズムは皆無でした。わざわざ名ピアニストに弾かせるような代物ではない。バイオリンコンチェルトで十分な内容でした。せめて2楽章で終わるのではなく3楽章ではっとする展開をしてほしかった。
・「凄い!」
最初から最後まで聞くと凄く「重い」感じがしました。ドラマではストーリーのイメージBGMくらいな気持ちで心に残ってましたが、このCDを聞いてからは全く別物で、人が生きてく凄さ重さを耳で感じました。是非たくさんの方に聞いてもらい個々に感じてもらいたいCDです。
・「The story of the Last Symphony by Akira Senju」
After I listened to this soundtrack, I realized once again how talented is Akira Senju. The first two tracks are 1st and 2nd movements of the piano concerto "SHUKUMEI". This concerto runs 20 minutes! I was very much impressed by the theme of Shukumei. It is very powerful. Try to listen to it by all means.
The rest tracks are beautiful orchestral themes with solo piano, violin, cello, oboe and other instruments. If you like Akira Senju's soundtrack "The Last Song" then you would definitely love this CD!
Bravo, Akira!
・「重く、そして苦しい」
ドラマ版「砂の器」で使用された協奏曲「宿命」です。以前映画化もされ、菅野氏による「宿命」がつくられましたが、向こうが「組曲」であるのに対してこちらは「協奏曲」。また映画版とドラマ版での、音楽家としての和賀英良像に違いがあるため、メインのメロディーラインこそ同じものの音楽的にも哲学的にも違うものになっているといえるでしょう。
両者を比べたときに、映画版が孤独と父を表現しているのに対しこちらは重苦しく重厚、そして派手で、和賀の背負っているものとその重さを前面に押し出した曲作りになっているように感じます。映画では深く人と関わらなかったのに対しドラマでは和賀を取り巻く人間も様々で、その中で必死にもがいて生きる和賀自身の宿命を壮大に描いています。和賀自身の"宿命"であり、"父"が表現されているのではないのが決定的な違いであり、ドラマと映画の和賀英良像の違いでもないでしょうか。
映画版のような底知れぬ迫力はありませんが、重いテーマを壮大に表現しているだけに聴きごたえはこちらのほうがあると思います。映画版から入られた方も、テレビ版から入られた方もぜひ聴いていただきたい。できれば、両方とも聴いて聴き比べてほしいなぁと思います。
・「人生そのもの」
「運命は変えられるが、宿命は変えられない」そんな、激しい苦悩を感じさせるイントロ。全体的に暗く寂しい曲ではありますが、ところどころに入る、春のような、とても優しいメロディーが、幸福感に満ちた印象を与えてくれます。たった一瞬でも、この温かいメロディーが入る事で、曲全体の寂しさを癒し、星5つの評価に引き上げてくれる..。
この曲は、まるで人生そのもの。悲しみが多くても、ほんの少しの幸せがあれば、「良い人生だった」と思わせてくれる。
心に響く一品です。
・「ドラマのシーンを思い出して」
毎週ドラマを見ながらこの音楽を聴いていた人には、堪らない一枚だと思います。美しい旋律に、丁寧に耳を澄ませていると、一シーン一シーンが自然に頭に浮かんできて、とても楽しい。これからも長く聴いていきたいです。
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