・「これが原点!」
キューピッドアンドサイケ’85から入った人は確かに物足りないかもしれない。しかし、明らかにスクリッティポリッティとしての方向性・片鱗が聞き取れる作品となっている。スクリッティポリッティが好きなら是非手に入る間に入手すべき一枚である。
・「80’S ブリット・ニュー・ウエイヴの特徴が聞けます!!」
一般的にはセカンド「キューピッド&サイケ85」の方が評価が高いですが。タイトルで書いたように当時の音の特徴を知る為の最強ウエポン!音は基本的にスカスカなので曲の良さと捻りが勝負となります。その点、このアルバムは腸ねん転を起こしておりまして!!救急車を呼んで下さい〜〜〜面白いです。コアなファンにはこのアルバムのほうが彼らの基本的な魅力が鮮明なので、評価が高いです。グリーン師匠の知性炸裂!「ジャック・デリダ」(哲学者の名前)アレサ・フランクリンヘのオマージュ「フェイスレス」後にこの曲が「ウッド・ビーズ」につながります。女性の方は特に彼らの日本語ファンサイト「THE SP WORK SHOP」を見に行ってください。目の保養にもなりますよ!!
・「フェイスレス・・・」
グリーンはフェイスレスを作って何を伝えたかったのだろうか?この重苦しい曲を聴きたいと思う人いる?いないだろうなぁ。この曲は人生を”やめたい”という時にピッタリ。ワイはこの曲を聴いてあるストーリーを思い浮ぶ。そのストーリーに近い事件が半年後に起こるのである。風俗嬢によるヒモ男殺人だ・・・。しかもその風俗嬢がワイと同い年。その女の最後に言った一言、「やるしかなかった・・・」
・「大傑作」
グリーン・ガートサイド率いる、スクリッティ・ポリッティのファーストアルバム。どうしてもあの「キューピッド&サイケ」ばかりが注目を浴びてしまい、それ以外の作品があまり語られないのは残念としかいいようがない。特に今回やっと再発されたこのファーストは、人によってはセカンド以上に受け入れられる一枚に仕上がっているのではないか?スクリッティ・ポリッティといえば、打ち込み主体のクールなダンス・ミュージックという印象が強いが、この時点ではまだそれほど機械的なサウンド作りは行っておらず、生演奏を主体とした良質なニューウェーヴ・ポップスという感じだ。ジャズ、R&B、ファンク、レゲエといった幅広い要素を、冴えたセンスと洒脱な演奏でもって聞かせる素晴らしい楽曲が揃っている。①③⑤⑦⑧はこのグループの史上に残る名曲。ラストの⑨はかなりの異色作でゲスト参加したロバート・ワイアットのキーボード及びピアノが大幅にフィーチュアされたダブ的な要素をもったアヴァンギャルドなナンバー。逆にワイアットのソロにグリーンがゲストで参加したような雰囲気がある珍曲。いずれにしても、このグループが当時の英国ニューウェーヴ勢の中でもトップクラスのセンスと実力を持っていたことをまざまざと実感されられる名作だと思う。決して、セカンドには劣らないということを強調しておきます。
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