・「ジョージの傑作」
「慈愛の輝き」はジョージ・ハリスンの傑作アルバムです。 僕にF1の楽しさを教えてくれたのは、ジョージ・ハリスンでした。33・1/3を発表したジョージは、F1の世界にのめりこんでいたんです。そこで知り合ったF1レーサーのニキ・ラウダはドイツGPで大事故に遭い大火傷を負いながらもF1GPに復活、そして翌年のF1チャンピオンとなりました。ジョージはニキの復活にかける強い信念に触発され、このアルバム製作に取り掛かったと言われています。 このアルバムを出したジョージは、ポール・マッカートニーがウィングス名義でリリースしていた「ロンドン・タウン」には「愛を感じさせられるのは一曲しかない」と言い放っていました。当時高校生だった僕とポール命の友人は、ロンドン・タウンはいつもどおりにラブ・ソングばっかりなのに「ジョージは何をばゆうとうとかいな」とガキンチョぶりを発揮しておりました。このアルバムが愛に満ち溢れている事に気づいたのは、ずいぶん後になってからです。ジョージが言っていた愛とは、熱くなったり冷めたりする恋愛の事ではありませんでした。この時期のジョージは最愛の女性オリヴィアと結ばれ、息子のダーニも授かるという人生の絶頂期にあったと思います。 このアルバムがデジタルリマスター化され音が生まれ変わったのは、ジョージが亡くなった後のことでした。しかも、CCCDで発売されたので当時は悲しい気持ちになっていました。しかし、全曲にジョージの解説が付いていると知り、未発表曲やライブ映像の特典CD/DVDが付いたボックスセットを買ってしまいました。CCCDはまともに聴けるようにCDに焼き直し、気を取り直して愛の世界を堪能しました。
・「「慈愛の輝き」ってタイトルはジョージしか似合わない。」
原題は「George Harrison」。 愛に満ちている傑作中の傑作。
個人的には秋に非常に聴きたくなるアルバム。
名曲ぞろい、捨て曲なし。
Eric Clapton、Stevie Winwoodも参加。
・「ノットギルティについて」
この曲は間違いなくビートルズ時代につくられた曲です。確証はないと言うレビュワーの方がいらっしゃいますが、大嘘です!!!ビートルズのアンソロジー3にビートルズヴァージョンが収録されていますので、ジョージのソロヴァージョンと聴き比べてみるのも一興ですね!
・「にわかジョージファンですが」
私ごときにジョージの曲についてレビューを書くことはオコガマシイ事ではあるが、もし、まだ聞いた事の無い方々の目安になればと思い、また、書かずにはいられなくなり、表記します。
ジョージのアルバムをほぼ発表順に聞き込んでいますが、このアルバムも素晴らしい出来です。好みや、最初に聞いた聞き手の心理状態にも左右されると思いますが、あまりに素晴らしいモノはそんな事さえも超越します。まさに、このアルバムが私にとってはそのひとつです。
前作「33 3/1」も素晴らしいのですが、「George Harrison」(邦題「慈愛の輝き」)もまた素晴らしいです。曲順も「これしかない」という感じが私はします。1曲目「Love Come To Everyone」、5曲目「Blow Away」、7曲目「Dark Sweet Lady」、10曲目「If You Believe」等、どの曲も素晴らしい演奏、歌詞、曲です。
・「邦題は完璧に的外れ、CCCDはやめてくれ!」
実際には相変わらずいろんな醜い目に遭いつつも、何故か「大人の陽気さ」を持った曲が並ぶ、懐の深いアルバム。しかしそれでもジョージ十八番の「陰り」は詞の一節やメロディの一部に見受けられたりして、非常に人間的な印象がある。ただ刺激的な要素が著しく希薄であるから、今に至るまで日の目を見ることがないのが、非常に残念だ。ある意味ジョージらしくて穏やかに聴けるんだけど、トラブル続出の中、淡々としていられるのが逆に痛々しくもある。
・「79年の大傑作。」
79年発表のビートルズ解散後6枚目のアルバム。ダークホース・レーベルでの2作目。91年の来日前に一気にCD化され、それまでジョージのアルバム3枚ぐらいしか聞いた事がありませんでした。どのアルバムも素晴らしかったのですが、このアルバムは特に感動しました。AORと言い切ってしまえないジョージ独特の雰囲気があると感じ、個々の楽曲も言葉に出来ないほどの美しさです。1曲目「愛はすべての人に」は一番好きな曲でしたが、来日初日のみの演奏で出来もオリジナルには適わないものでした。結局その他の曲はライヴで演奏される事が一度も無かったのが残念です。
このEMI系列からの再発ではボーナストラックが付き、デジタルリマスター、ジャケットもレタリングが変更されました。ここまでは良かったのですが残念ながらEU/日本ではCCCDになってしまいました。UK盤で聴いた感想ですが、以前のワーナーからのCDとは比べ物にならないほどレンジが広がり、個々の楽器が窮屈ではありません。昨今のデジタルリマスターではレベルを詰め込むだけのものが多く、聴き疲れするものも少なくありませんが、このジョージのリマスターは大成功と言って良いのではないでしょうか。オリジナルの改編等と言うものではなく、よりアルバムを魅力的に聞かせ、かつオリジナルLPの雰囲気も壊さない理想的なものです。ボーナストラックがあるのは良いのですが1曲程度半端に入れるぐらいなら、まとまった形でアルバムを出してもらっても良いかと思いました。
・「落ち着いてきたのかな」
これも、発売当時、正直言って、あまり評価できなかった。ただ、プロデューサーの変更があり、ジョージの新しい側面が現れたと思っている。 「Here comes the moon」は、正直、自身の名曲への嫉妬のような感じがした。「Not Guilty」は、Beatles時代に作られたという触れ込みで、そういう気がしないでもないが、確証はない。
毎度指摘させてもらっているけど、デジタル=リマスタリングという名前でのオリジナルの改編は許されない。ボーナストラックのおまけも要らない。
・「もしもあなたがジョージハリスンと出会うなら」
もしもあなたがジョージハリスンのことを知らないなら、そして作品を聞いたことがないなら、このアルバムを手にとってください。何かが変わります。彼の良さが染み渡ります。何の変哲もないポップソングです。シンプルです。だけど、どこかねじれています。どこかねじれているのに、あふれるほどポップで、もう一度聞きたくなります。彼の最高傑作は「all things must pass」という人も多いでしょう。否定はしません。だけど、「all things」を表の傑作とするなら、このアルバムは、裏の傑作です。ベクトルが違っているだけで、どちらも捨てがたい魅力があります。とにかく曲がいい。「愛はすべての人に」「ブローアウェー」「ファスター」など、彼の音楽のエッセンスが凝縮されています。発売当時売れなかったこの作品にあなたが出会う日、それはあなたがジョージに出会う日でもあります。追伸「not guiltey」はビートルズ時代の作品です。「ビートルズアンソロジー」には、当時のバージョンが納められています。一聴を。
・「CCCDです。」
優しさあふれる名曲ぞろいのアルバムです。全10曲中、日英米でなんと7曲がなんらかの形でシングルカットされたので、曲のクオリティの高さは証明ずみ。最大の聞き所は1968年8月のビートルズ、ホワイトアルバムセッションで100テイク以上も録音され未発表となった(2)のリメイク版です。アンソロジー3収録のロックまる出しのビートルズバージョンとは違い、こちらではアコースティック主体の軽めの出来でどちらが良いか、評価のわかれるところです。でも10年もかけて一つの曲を熟成させ、納得のいくまで録音を試みて自分の心がOKを出すまで安易に発表しなかったのは、ジョージにとっては大切な思いで深い曲だったのでしょう。アルバムの評価は★★★★★ですが、国内盤はCCCDですので★★★とします。ちなみに米英盤はCDです。
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