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伊藤君子(アーティスト), H.Kretzmer(その他), 坂本美雨(その他), O.Hammerstein(その他), H.Shaper(その他), 川井憲次(その他), Leon Russell(Writer)
・「コレは最高!大人の曲」
40過ぎてジャズを聴くようになりましたが、ジャンルは問わずコレはと思った曲を日頃聴いています。いい音楽のために、スピーカーも7.1chにしましたが、これはこの曲のためにといわせるほど、ぴったりはまってます。目を閉じて聞いていますと、涙が出そうです。アニメのイノセントを見ていて、この曲を発見しました。アニメに使われてるとはびっくりですが・・・・・・・ストレスの多い時代、この曲を聴いて心のシャワーをしてみては、ホントいい曲です。
・「ひたすら泣ける」
考えてみれば、泣ける歌に出会ったのは都はるみさんの「愛は花、君はその種子」以来、久しぶりじゃなかろうか。英語だけど、わかるんだな、感覚が。訳を見て納得。暗いけどね。大人の歌って感じだなあ。
・「HMVで検索したらもうなかったがアマゾンではまだ買える」
映画『イノセンス』のエンドロールに映し出された日本語訳をまじまじとみつめてしまった。詞の世界の深遠さが映画の精神を象徴しているようで、最後まで目が離せなかったのだ。その美声も同時に内省的で神秘的だった。心がイメージたっぷりに、当に“あの山の奥にある国へ”つれてゆかれそうになる。映画にとってこれ以上望むべくもない音楽なのである。「yomiuri on line」の記事によればジブリ鈴木氏、押井監督共々この曲を聴いてこれしかないと思ったようである。またここでは伊藤君子へのインタビューも入念に行われており、読んでみると歌詞の俯瞰した視点が『宇宙から地球を見つめているような。その視点は「イノセンス」にも通じるところがあると思います。』と述べている。川井氏の編曲についても聴いた瞬間、エンドロールが目に浮かび、とても映画的だと思ったそうだ。『ちゃんと「イノセンス」の「Follow Me」になっていますよね。「攻殻」からの流れである鈴や太鼓の音が、とても自然に入ってきて。』などとある。
さて、焦がれて買ったこの曲。何百回聴いてきたかわからないが、今でも私の効用曲線を高いままに満足させてくれる。特にこのイノセンス版の歌いだしのアカペラを、初めて聴いた時に感じたゾクゾク感の90%は今も達成してくれるのだ。それだけこの歌いだしには音楽の神さまが降りてきている。再生ボタンを押すと、吸い込まれるように最初の一声が霧の彼方から聞こえる。緊張感に張り詰めつつも、その水面下にある豊かな情感を伊藤君子はさすがの表現力でうたう。この瞬間こそこの曲のいのちだと思っていい。
最後に「A SONG FOR YOU」も素晴らしくいい。レオン・ラッセルの原曲、カーペンターズのカヴァー以上の名演ではないか。「My Favorite Things」も然り。原曲を超え尊敬を逸脱しないものこそカヴァーだ。
・「切なくも温かい」
Follow me …幾度となく繰り返されるこのフレーズがバトーと存在のない存在となった草薙素子の切なくも温かい何かを連想させるのはわたしだけだろうか…
劇場で映画に浸っていた自分が何故席を立てなかったのか、という疑問に答が見出せた気がする。ラストの展開(バトーと草薙素子の再会、そして…)とこの曲が流れる前のバトーと愛犬の映像。そして、ただ黒のスクリーンにスタッフの名前が流れるのだが、画面の右にはこの曲の訳がでていた。今思えばこの曲も映画を成立させる為の演出だったのではないかと思える程の詞である。DVDで改めて見る時はおそらく劇場で見た感覚とは異なるだろう。それほどまでに「イノセンス」と一体化した曲である、例え過去の曲でも。
補足までに、商業映画に決別した「うる星やつら2」以降の押井映画で歌の入った曲がEDで使用されたのは、わたしが知る限り本作が初めてで、「アヴァロン」が今までの氏の集大成と称された後に作成された「イノセンス」は、今までの作品を踏襲していると思われがちだが、新境地を切り開いた作品であり、押井が「この曲以外は考えられない」として使用された楽曲が故にこの曲の詞をじっくり読めば、氏がこの作品をどのような気持ちで作成したのかが、おのずと解るのではないだろうか。
・「ついに帰ってきた……」
あれから何年たったんだ?あの頃自分はいくつだったんだ?背伸びをしてジャズをかじって、ようやく良さがわかる頃には廃盤になってしまっていた「Follow Me (恋のアランフェス)」。まさか、サントラで帰ってくるとは思ってもみませんでした。ありがとう、鈴木敏夫さん。
彼女以降、本場で活躍できる本物の歌い手が少しは出てきたとはいえ、本物の演奏家を従えながら主役を晴れる人はまだ彼女だけかもしれない……「A Song for You」「My Favorite Things」まで揃えられて、はっきりいって1200円では安すぎるラインナップです。川井憲次(作曲)&坂本美雨(作詞)による「RIVER OF CRYSTALS」もなかなか味のある暗めの歌。最小限と思われるトリオの編成がさらに伊藤君子の深さと広さを際立たせているように思えるつくり。必聴間違いなしの1枚です。
惜しむらくは、予告は昔の「Follow Me」なのに、映画の中でもこのマキシにも新録の「Follow Me」しか入っていない点でしょうか。版権とかいろいろあるのでしょう。
こちらはこちらで鳥肌モノの名曲ですけれどね。エピックソニーに再販を期待したいところです。
・「期待しています」
CDは久しぶりだと思います。この間、何度かライブに足を運びましたが、いつも満足して余韻に浸りながら帰っています。筆者のお気に入りは、the way we were の作者の「アイランド」(これは最初聴いたときは鳥肌モノでした)、ミルトン・ナシメントの作品でサラ・ボーンも歌っている「ブリッジズ」(素晴らしい歌詞に負けない表現力)ですが、本作にも期待が高まります。余談ですが、津軽弁のサマータイムもCD化してもらえると嬉しいのですが(笑)。
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