・「ウィーン気質 2」
ウィーン室内合奏団の演奏は、ブラームス晩年の室内楽に漂う寂寥感やある種の諦観をないまぜにしながらも、あからさまに感情を吐露するのでなく、それをあくまでも洗練されたウィーン趣味に昇華させ、幽玄とも言える印象的な音楽作りで魅了する。クラリネット五重奏曲においてアルフレート・プリンツのクラリネットは弦楽と一体になって溶け合い、ある時は谷間から立ち昇る霧のように現れ、またある時は影のように消えていく。また同三重奏曲では、イェルク・デムスの抑制されたピアノとスコチッチの流麗なチェロがクラリネットと全く同等に対話し、この曲の沈潜した思索を余すことなく表現している。
・「落ち着いた安らぎの曲」
グレン・グールドだ、ギドン・クレーメルだ、武満徹だと言っては前衛の演奏に傾く自分ですが、ブラームスだけは出来る限り古典的でオーソドックスなスタイルの演奏を好みます。このCDは地味ですが、クラリネット奏者のプリンツとウィーン室内合奏団が、旧来のウィーン風演奏で聴かせてくれます。夜寝る前なんかが聴くのにぴったりです。クラリネット五重奏曲とクラリネット三重奏曲がカップリングされているのもイイですね。値段も廉価だし、お買い得だと思います。
・「イイですね。」
ブラームスの音楽と言うと、私は今までもっぱら弦楽六重奏曲や、ヴァイオリン協奏曲といった、構成ががっちりしていて、情熱的な作品が好きでよく聴いていました。 このページのレビューを読んで早速購入し、初めて聴いたときの印象は、やや軽めで物足りない、と言うのが正直なところでした。(まあ、クラリネット曲に、気合の入った演奏を期待する私のほうがアホだったのですが。)
ところがある時、どうもイライラして寝付かれない夜にヘッドフォンで聴いたみたところ、なんとも言えず心がスーッと穏やかになっていったのです(特に五重奏曲の第三楽章)。 それ以来、すっかりお気に入りの一枚になってしまいました。部屋をきれいに掃除して机に向かい、書き物などしているときによく聴いています。 どちらもまろやかで優しくて本当にいい曲ですね。 これだけの演奏がわずかな金額で手に入ると言うのはうれしい限りです。 末永く付き合っていけそうなCDです。
・「隠れた名曲、クラリネット三重奏曲」
待ちに待ったクラリネット三重奏曲のCD、それも輸入盤LPで親しんできたプリンツ達による演奏ではないですか。飛びついてしまいました。年代的に絶頂期と思われるプリンツのクラリネットの音がよく聴こえてこの曲好きです。それも五重奏曲や協奏曲と違いsolisticではありません。あくまでトリオの一員です。こういう時のプリンツがまたいいのです。
クラリネット五重奏曲のCDは持っている方も多いでしょう。そんな方にも三重奏曲を聴くために是非買っていただきたいCDです。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。