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▼ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー:詳細

ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー

ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー
ジョアン・ジルベルト(アーティスト)

▼クチコミ情報

・「語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァ
ジョアン・ジルベルトのギターと、流れるようなアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、それにかぶってくるスタン・ゲッツのサックス。「Getz/Gilberto」というアルバムは何度聴いても飽きない、素晴らしいボサノヴァ・アルバムだ。しかし、巨匠ジョビンの名前を冠に持ってこず、Getz/Gilbertoとしたのはどうしてかな?と疑問に思った。今でもその疑問は解決しないままなんだけど。

アントニオ・カルロス・ジョビンという人はかなり高名で、"ジョビンに捧ぐ"的な作品も多い。ただ、あまり知られていないと思うが、ジョアン・ジルベルトその人こそ、「ボサノヴァの神」と呼ばれている人だ。

Joao Gilberto in Tokyoこの「Joao Gilberto in Tokyo」というアルバムは2003年9月、ジルベルトが72歳にして初来日した時の模様を記録したライヴ録音。この日のパフォーマンスは、ジルベルト本人をして、「こういうオーディエンスを何十年も探し求めていた」「もしあのとき死んでいたなら、それは神に祝福された死であっただろう」と言わしめたほど、充実したライヴだったようだ。その場に居合わせた人が羨ましい。

聴き入るのも良し、浸るのも良し、勿体ない気もするけどBGMにしても良し。とにかく、ジルベルトが語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァがここに。

・「素晴らしい臨場感溢れるライヴ ボサ・ノヴァの醍醐味 これに極れり
2003年9月12日の東京国際フォーラムでのジョアン・ジルベルト初来日のライヴが臨場感たっぷりに展開されています。

ライヴというものは一過性のものであり、瞬間芸術ですので、演奏者にとって出来不出来を修正できないのが辛いのかもしれません。ジョアン・ジルベルトがライヴでの録音の許可をなかなか出さないのはその完璧性ゆえのことですが、ファンとしては実に惜しいと感じています。この東京公演でもそうで、イパネマの娘、デサフィナード、フェリシダーヂ等が没になったのも録音の音質の違いによるせいだと宮田茂樹氏の4頁に渡る解説に書かれています。

ギターの弾き語りと歌だけという実にシンプルな歌唱ですが、それがとても雰囲気よく伝わってきます。軽みの極致ともいえるような肩の力の抜けた演奏ですが、それがまた他では聴くことのできない味わいでした。癒し系でもありましょう。流石にボサ・ノヴァの全盛期からずっと歌いつづけてきた神様の輝きは不滅でした。1960年代の声と全く衰えが感じられないのも不思議な気がします。

中原仁氏による収録された15曲の解説も参考になりました。このCDには結構珍しい曲が演奏されていますので、それを知る上で十分な助けになりました。

2004年に続き2006年にも奇跡的な3度目の来日が実現しましたが、アントニオ・カルロス・ジョピンやラナ・レオンがとっくに鬼籍に入られているわけで、ジョアン・ジルベルトが健康で歌い続けていくのを祈念しています。いつまでも長くボサ・ノヴァの素晴らしさを全世界へと広めてほしいと願っていますので。

・「DVDの発売が中止となった今では特に貴重
2006年11月の再々来日公演の際にDVDの予約を受け付けていましたが結局お流れジョアンの日本公演を元にした作品は初来日時の本作のみとなってしまいました。イパネマの娘等有名曲が多数カットされているのがもったいないですが、ウンブリアやモントルーの作品を購入すればほぼ同じアレンジで補填できます。

元々公にするつもりがなかった録音とのことですが音は非常に良いですよ。本作の弾き語りWAVEは非常に秀逸です。単調といえば単調ともいえるかもしれませんがしっかり向き合って聞くとさらにその深さが感じ取れますし仕事をしながらや友人とのおしゃべりのBGMとしても耳触りのよい優れた音楽です。

・「あの日本公演がCD化
私はジョアンについてはそれほど詳しいわけではないのだが、熱狂的なファンによれば、今回のライブ盤の発売は衝撃的な事件だったらしい。何故なら、ジョアンは病的な完璧主義者であり、スタジオ盤ですら容易にリリースすることがなく、ましてやライヴ盤をリリースするなど余程のことがない限りありえない話だからである。そんな彼が自らライヴ盤を発売しようと言い出したことから、ジョアンが日本での演奏を非常に高く評価していることが窺えよう。

ギターと声のみのシンプルこの上ない形態で行われた実際の演奏は、ボサノヴァの究極の形と言っても過言ではないだろう。初期のジョアンの音楽を聴くと、研ぎ澄まされた刃物を突きつけられているようなある種の緊張感を覚えたものだが、今のジョアンはそれすら通り越して、彼の甘美な狂気に無心で身を任せたくなってしまう。半世紀以上のキャリアによって、天才は洗練の極みに到達した。だからこそ、ギターと声だけで国際フォーラムの5000人の観客を感動の渦に巻き込むことができたのである。

ボサノヴァの巨匠がある種の境地に到達したことを証明したドキュメントとして、多くの方に聞いてもらいたい作品。唯一の難点は、値段が高いことぐらいか・・・・・・。

評価/100点中85点

・「いぶし銀
 とても地味なアルバムです。ある程度の音楽経験のある、鑑賞力のあるリスナーにしか支持されないのではないでしょうか? わたくしでも、聴き続けていると辛いことがないこともありません。弾き語りですから、どうしても単調になりがちなのは仕方がないでしょう。 しかし言うまでもなくボーカルもギターも一級品です。 購入されたら真価がわかるまで投げずに聴き続けられることをお勧めします。

 評価をちょっと下げたのは、値段が高すぎる、と感じたからなのですが、オンライン・デマンドで楽曲購入も出来るこんにち、新譜はいくらジョアンと言えども高すぎるのでは。

・「孤高の歌手かもしれませんが
2004年のライブがあまりに素晴らしかったので、購入してみました。

他の方も書いていましたが、巷にあふれている「ボサノヴァ」と言われるものを想像して聴くと拍子抜けするかもしれません。ギターと声のみで作り上げられる静寂で独特な世界、まさに神様と言われる所以ではないかと思いました。プロフィールなどを知ると孤高の人という印象が強いかもしれません。しかし、実際の音楽は暖かで幸せな気分にしてくれます。天気のよい休日にまどろみながら、静かな夜にゆったりお酒でも飲みながら・・・にぎやかなシーンにはNGでしょうが、その他なら、いろいろな聴き方が合う1枚としておすすめです。

・「ライヴならではの高揚感、是非聴いてみて下さい。
昔からJoaoのファンですが、このCDの購入が切っ掛けで2004/10/7のコンサートに行きました。チケットが取れたのも奇跡的。満員の会場がJoaoが歌い始めた瞬間、信じられない程静まり返りました。開演は30分遅れでしたが、鳴り止まぬ拍手とスタンディングオベーション。Joaoはそれに答え、更に10曲程聴かせてくれました。このアルバムに収録されていないのは残念ですが、「Insensatez」を聴いた時から公演終了後迄暫らく涙が止まらず、その場から動けませんでした。その感動をこのCDで思い出す事が出来る。Joaoは確か今年で73才位?でも声もギタータッチも衰えを感じさせぬ不思議なオ-ラを持った音楽の仙人みたい。特に彼の弾くコードはボイシングで複雑に構築され、かなり本人の試行錯誤がある様です。だからこそ聴く側には色彩のある綺麗な音に聞こえる訳ですが、音に対する拘りとプロ意識が素晴らしい。その反面ライヴの収録であるが故、CDに拍手等の雑音が入るのは否めませんが、それが逆に臨場感を漂わせます。日本びいきの彼は何時も変わらぬ顔で私達を迎えてくれる。今迄もこれから迎える新しい日にも。又来年Joaoが来てくれる日が待ち遠しい私です。

・「声が年老いてない!!
驚くべきことはジョアンの声が60年代のそれと比べて全然年老いてないということでしょう!比較的古いものばかり聴いていたので、このアルバムの購入にあたっては「ジョアンの声の音程がどのくらい下がり、どんなふうに熟して老いているか?」ということもわくわくの一つだったのですが、完全に覆されました。

ギターのシンプルな調べと調和した、昔と変わらない歌声ですね。いわゆる「有名曲」が入ってないということなんてどうでもいいと思えるような、9月12日のコンサートを味わっているようなすばらしさでした。

・「ジョアン、ありがとう
心をほどく音楽です。何回繰り返し聴いても、全く飽きない!それは、精緻にハーモナイズされたギターと、ジョアンの暖かな声との絶妙なバランスのなせるワザでしょうか。しかもこれがライブ録音というのは「あり得ない」奇跡。この一枚は、上質の家具のように、お家の居心地をバージョンアップしてくれます。

・「コンサート不参加の方へ向けて書きます
ある程度ジョアン・ジルベルト歴のある人向けです。そういう人は、これまでになかった静謐なライヴということで、愉しむことができると思う。モントリオールとか騒ぎすぎだし。自分の表現したい世界と、シャイな国民性ゆえの静かな反応が実は、ジョアンには心地良かったのかも。

ただ、万人向けかというと、そうでもありません。

ジョアンを誰かに薦められても、このCDを最初に買うことはオススメできません。ジョアン・ジルベルトが大好きで、なおかつライヴに行った/行けなかった、そういう人向きなのでは。ボサノヴァってオシャレッ★ジョアン最高!って流れでこのアルバムに手を出したら、まずズッコケると思います。楽しさを求めるのなら

前述のモントリオール盤の方が余程イイ。

ただ、この「イン・トーキョー」には、ジョアンの言うところの「アンビエンチ」はあると思います。確かに。アンビエンチをもし掴み取ることができれば、それはグールドの音楽同様に、心から離れなくなる。それは保証します。

「アコンテッシ・キ・エウ・ソウ・バイアーノ」は可愛らしい曲です。

このアルバムでしか聴けません。

ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー
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