● 人生のサントラ☆
・「ODYSSEY〜波瀾万丈の放浪の旅の始まり」
序曲「明日」がとにかく素晴らしいですね。00年代で突出した名曲でしょう。また平原氏の声の効用を最大値で堪能する美しい作風でした。それは彼女の魅力とされる中低音域が最も映える曲調であり、その音域をレガートで鳴らし続ける中にこの曲の素朴な品格が宿り始めたからです。丁度チェロ伴奏の音色にみる品格と似ています。更に見逃せないのがメゾピアノと彼女の声との相性のよさです。その弱いくらいの表現が、彼女の思慮深さを最も引き出すんですね。ゆっくりと丁寧に歌うことで曲主題の微妙で抽象的な色彩がいい味に滲んでくるのです。メゾピアノの繊細さはこの曲のいのちです。
一方、2曲目以降は様々なPOPSが綴られてゆきます。中でも彼女の初作品8や9はいいバラードでした。他方5に溢れる柔らかな光はさすが妹尾氏のロマンチックな曲。6のアルトサックスは彼女自身だとか。ただ7「蘇州夜曲」は扁平な声一辺倒なのでこの曲が持つ美しい濃淡のメリハリは出ませんでした。歌声として特に工夫している面も少なく、無数の先達らがカバーする際に見せた呼吸さえも制御する間合いと比べて、やはりカバーワークはまだキャリアとしては早計ですし、しかも相手が格上すぎました。冒頭と最後のハミングも余計かも。なければ中身がただ歌っただけになるからつけたようで、むしろ正面から挑んだこの曲調にするなら、蛇足になるだけで要りませんね。ただ勿論聴き所もあり、それは息まじりな歌声の独特のかすれが自然と霧のように聞こえる点です。雰囲気はここから出ています。
7に関してはカバーなので比較する耳がどうしても働いてしまいますが、後のオリジナル作は楽しく或はじっくりと堪能できます。特に12のインストから13のハイライトへの流れは見せ場でした。作品を省みるとデビュー作の序曲で平原綾香の凄さを見せつけ、彩り豊かな曲があり、ラストは感動で締める、と非常にバラエティに富んだ処女作ですね。13篇の彼女の叙事詩が記されました。
・「シンガーとしてはいい」
ジュピターが聞きたかったので中古でかって見た。驚いたのがシンガーとして非常に優れていること。声質はシルキーで素晴らしいしボーカルも情感があってとてもいい。ただソングライターとしてはかなり稚拙で何回も繰り返して聞くのはきついアルバムかな。これ以降のアルバムは聞いてないのでなんともいえないけど長く活動続けるならソングライターとして要精進です。ジュピターはテレビで散々聞いたので特に感動とかはなかったけど、こういうのもありかな。
・「リラックスする感じ」
Jupiterだけ買おうか迷ったんだけど、こっちの方を買ってみました。(だいぶ前)明日、Jupiterはもちろん良かったんだけど、その他の曲蘇州夜曲、Brand new day,mama..なども良かった。リラックスできます。
・「紅白見て買いました。」
前から気になっていましたが、紅白での歌声を聴いて、これとThe Voiceをまとめて買いました。声が素晴らしい。低音はユーミンを上手にして透き通らせた感じで、高音はミュージカルを聴いているよう。ただ残念ながら、アルバムとしてはThe Voiceの方がはるかにいい。なぜなら・・・The Voiceのレビューに書きます。
・「個人的には「The Voice」の方がオススメです」
Jupeterとともに平原綾香という天才を世に送り出してくれたという意味で、素晴らしいアルバムです。Jupeterにしても明日にしても、新人歌手の歌とは思えないです。ただ、A-ya本人も認めているように1枚目はやや試験的にいろいろな曲にチャレンジしている面が強く、個人的には「The Voice」の方彼女の魅力がより開花しておりオススメです。ファンとしては間違いなく、どっちも絶対買いですが・・・。
・「 「Jupiter」以外にも聴きどころ満載! 豊かな表現力とスケールの大きさに感動の1枚。」
大ヒットした「Jupiter」に代表されるように,実に表現力が豊かで,心奪われる魅力的な歌を歌う人だ。大地にしっかりと根を下ろしたかのような力強い低音部から,神々しいまでの高音部まで声域も広く,スケールの大きさを感じさせる。 「Jupiter」では,慈愛に満ちたスケールの大きなヴォーカルで,深い悲しみを乗り越えて生きる勇気を与え,名曲「蘇州夜曲」のカバーでは,しなやかで心地よく心癒される。ハープとコントラバスによるシンプルでやわらかいタッチの「明日」や,全盛期のE.W&Fを想起させるメロウなホーンセクションが洗練された雰囲気を醸し出す「Precious Time」もいいが,個人的には,アコースティックで内省的な「Any More」のピュアな雰囲気や,レイトナイト向けの落ち着いた雰囲気の「Mama」でのメロウで少し感傷的な雰囲気がたまらなく良かった。 「Re: Pepper」や「Brand-New Day」のような気性の激しいナンバーもあり,これはこれで彼女の別の魅力を引き出している。 「癒し系」の中には,さらっと聴けるだけで何も印象が残らないような楽曲も少なくないが,きちんと胸に響くだけの「存在感」があって,「心癒される」歌を歌える人だと思う。
・「気持ちいい曲が満載」
低音から高音まで伸びやかで気持ちいい曲が満載.低音だけでもなく,高音だけでもない取り合わせがとてもよいアーティストだと思う.すこしかすれた歌声も重厚感があって好き.表題曲の「Jupiter」,ドラマの主題歌になっている「明日」はどちらも素晴らしいですが,私は「蘇洲夜曲」もぜひおすすめしたいです.
・「もっと音楽を勉強した方が良い。」
せっかくの良い曲なのに、適当な詞のせいで全てが台無しになってしまっている。音楽の勉強をしてもっと感性を磨いてもらいたい。
・「音楽を知っている、音楽を愛する歌手」
最近はなぜ歌手をしているのか理解に苦しむ歌い手が多い中、平原綾香は、歌手になるのが使命であると思わせる数少ない若い歌い手だ。息継ぎをご法度とする「お作法」を知り尽くした上で、敢えてその定石を壊して名演に仕立て上げた「ジュピター」など、力のこもった歌唱がぎっしり詰まっており、大器の片鱗を見せると同時に、デビュー作特有の、限りない透明感に満ちた瑞々しさが心を打つ。
・「肺活量こそ我が命。」
世間の「歌うまい」の定義がまた一周したか、といった印象。顔立ちの垢抜けなさを育ちのよさと勘違いさせる演出はうまいと思う。
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