・「前作よりもポップ調に」
前作はアコースティックな響きが心地よいアルバムでしたが、本作では少しポップ調な赴きも取り入れて幅を広げた感があります。2曲目など特に印象深いですが、それはそれでよくまとまっていて伸びやかな歌声とマッチしてよかったと思いました。しかし、やはり圧巻はアコースティック系を駆使した楽曲だと感じました。未成年はすごいですね。心の叫びといえばよいのか、魂の叫びといえばよいのか・・・・彼女は本物のアーティストだなぁと感じた楽曲でした。また、10曲目もいい楽曲ですね。月に語りかける情感・・・僕のためにうたってほしい・・・物悲しげな歌詞ながら、楽曲としては明るめであり、明るい世界に向かっていくような。どの曲も芸術的で、美しいです。
・「独特のビブラートが心に響く」
柴田淳は最近のシンガーには珍しく、派手なサウンドに頼らず自らの歌声で聴かせるシンガーの一人です。少しハスキーな響き、高音部で見せる彼女独特のビブラートが私たち聴くものに不思議な説得力を感じさせます。このアルバムは彼女の3枚目のアルバムであり、シングル曲「未成年」「あなたとの日々」を、含む全11曲すべてが彼女の自作曲となっています。そして、タイトルにある「ひとり」とは彼女自身の経験から生まれた言葉でしょうが、ここでの彼女には、前作以上に孤独感が歌詞に表現されているような気がします。
ここでは、とりわけシングル曲「未成年」や「あなたとの日々」がいいのですが、他にも印象的なピアノで始まるスケールの大きな「少女」や、消えゆく記憶を雪に喩えた「雪の音」、失恋の悲しみを切々と綴った「コンビニ」等には彼女でしか描けない世界が凝縮されています。またラストの「ひとり歩き」はポップスというより、むしろジャズの響きがするスローバラードで、彼女の囁きかけるようなハスキーボイスがゾクっとするほど心に響く、素晴らしいナンバーに仕上がっています。
彼女にはたとえば2曲目にある「虹」のような‘分厚い’サウンドより、その他の少しシンプルな響きのサウンドで歌われるほうがよく似合うように感じます。たとえば、昔のジャニス・イアンがそうだったように、現在のノラ・ジョーンズがそうであるように。
・「「雪の音」いいな〜」
僕は#8の「雪の音」がお気に入りです。まず楽曲が今までの淳様の曲とはちょっと違った印象で、そこが新鮮で好きです。 次に歌詞が・・・って他の方のレビューのようにうまく表現することができない自分の国語力が情けない! とにかく買って、歌詞を見ながら何度も聴いてください! あと、「コンビニ」も好き。
・「とにかく聞きなさいな・・・」
「しばじゅんワールド」です。はまる人は、思いっきりはまりますので・・・
レンタルで聞けば、多分買います・・・多分・・・ていうか、買って!しばじゅんの為にも(笑)
・「ぼいん」
他の歌手なら「i」「e」母音が汚くつぶれてしまうところで、彼女の伸びはまっすぐ飛んでゆく。そこに才能の違い。アルバムとしては、彼女が前作までにアマチュア期の楽曲を出し切った後につくられた、ということで、ある意味でプロとしてのデビュー作。しかしアルバムのまとまり具合は、彼女の心配をよそにきちんとしたものに。
きれいな声が好き、だけど彼女の楽曲がわからない買うのを迷っている、という方、大丈夫、満足度は高いですよ。
・「柴田淳の深い部分」
「ため息」、「オールトの雲」とは一味違う柴田淳を感じることができると思います。個人的には「ため息」より聞き劣りする曲もいくつかあるけど、これぞしばじゅんワールド!といった感じの仕上がりだと思います。このアルバムを聞いた後に「オールトの雲」なんか聞いちゃうとどっぷりはまるかも・・・
・「柴田淳の成長を感じ取れる力作」
日本を代表するピアノ系アーティスト柴田淳の3rdアルバム。どこをどうきっても柴田淳らしい、美しいメロディーと秀逸な歌唱で満たされている。収録曲の殆どがミドルテンポのバラード曲であるものの、その他大勢のアーティストとは違い、聞いていてさほどくどさを感じないのには、シングル2曲を始めとした完成度と安定性を有している曲と、それを見事に歌いこなす優れた歌唱、シバジュンならではの確固たる世界があるから。また、グランジやラウドロックの要素を感じる2曲目やジャズ的雰囲気を感じる6曲目などで、今までにはなかった新機軸を感じたこともその理由である。詞の世界もだいぶ変わったように思う。以前は男女の恋愛や失恋が中心であったが、今作は、若者心理や生きていく限り避けることのできない、人間関係における葛藤や心の痛みというもの描くことによって、より人の普遍的な内省的世界を表現したといえるのではないだろうか。詞・曲・歌の3要素が一体となって表現される感情描写の秀逸さは、聞いていて引き込まれずにはいられない。もの悲しさの表現に関して、彼女に並ぶことの出来るアーティストはそうはいないだろう。アーティストとして歌い手として、そして人間として、さらなる成長を今作で遂げたのではないだろうか。但し、最後の3曲が同一の曲調でありたるさが否めなかったことと、2・6・8曲目などは非常によかったものの、今作収録のシングル曲を含め、前作の「月光浴」「隣の部屋」に匹敵する曲が見受けられなかったのが☆1つ分の減点理由。しかし、その点を差し引いても、十二分にすばらしい作品であるし、2004年を代表する作品であることは間違いないだろう。
・「意外性と普遍性」
知人に勧められて、はじめて聴いた柴田さんのアルバムです。メロディラインが綺麗なこと、意外に難しい曲をさらっと歌ってしまえる歌唱力、独特の発声、ピアノの繊細な音がピッタリとはまっていて、心地よくこの人の歌の世界に浸れるアルバムだと思いました。安心して聴ける、普遍性のある音です。特に素晴らしいと思ったのは#10「今夜、君の声が聞きたい」です。少しかすれ気味のファルセットが、ピッタリと曲の雰囲気に合っています。
ただ、歌詞の内容は、好き嫌いが分かれるかもしれないと思います。清廉潔白なお嬢様風の風貌に似合わず、どこか退廃を感じる世界です。そのギャップは、人としてしっかりと自分の心を見つめればこそかもしれないし、好感も持てるのですが、一方で、何か彼女自身の持つ個性としっくり合わさっていないような、無理して抵抗しているような、違和感も私は感じました。
大好きなんだけど、その違和感が時々気になるので星はマイナス1で。
・「「未成年」は柴田淳の記念碑的作品」
「未成年」は、シークレット・ライブで、かつて本人も語ったように、自分の青春時代の親との葛藤を歌ったもので、そういった意味ではかなり赤裸々でもある。しかし、その葛藤を終え、心の整理ができてその頃の自分に距離を置いて「自然にできた作品」だと言ってたのが理解できる作品。彼女の魂の歌の中でも、最も輝きのある曲で、当時も今も、子供や子供を持つ親から反響と絶賛が止まないのもわかる。他の曲も素晴らしい。柴田淳はビジュアル系だと勘違いしている人も多いが、彼女の声を聞いて欲しい。彼女の声を直に聴いて欲しい。才色兼備というほかない。透き通る声の中に、歌詞の一語一語を大事にする人。坂井泉水さんのコンサートで「言葉を大事にしたい」と言ってたのと相通じるところが歌詞に中身がある曲ばかりだ。声、歌詞、容姿、非の打ち所がない。これからも期待したい歌手だ。生ライブで全曲早く聞きたい。
・「じっくり聴くといいですね~」
初めて柴田淳さんのCDを聴きました。じっくり聴くとジャズ系の様な感じもするし、じわじわ味の出てくるアルバムです。秋の夜長に部屋で流して聴くと最高です。ピアノソロもいいですね~(基本的にピアノソロは好きです)アルバムの構成がいいんでしょうね。はずれがない。
ラブストーリー映画に合う曲がいっぱいです。映画配給社は、早く採用しなさい。もったいない。私は特に”今夜,君の声が聞きたい”が好きです。今日も寝る前に聴いて・・いい夢見ようっと
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