・「ロックですねぇ」
うふふテレフォンテルアビヴ、音しか知らない彼らですが、ものすごいロックを感じますね今も昔も変わらない、ミュージシャン/アーティストとしての姿勢です自分が世界にどんな投げかけをしたいのか、何をなすべきなのか、を果敢に探し続けるそのぴんと伸びた背筋に、ぐっと背中を押される感じでさあ今日も頑張ろうと思うわけです
1stとのスタイルの違いが皆さまのレビューで何度かあがっているようですが、アプローチが変わって伝わりにくくなるかもしれない覚悟を持って試行錯誤を繰り返しながら、不毛とも思われる「伝達」に厭かず努力を続ける彼らの、今回の素晴らしいポップセンスと切れのあるノイズとビートの勢いに拍手を送りたいんで はい
・「暗い美しさ」
前作があまりに優れているため、賛否両論のある今作ですが、これ単体で聴くと、このアルバムも大変素晴らしいモノだと思います。暗く落ち着いたメロディアスなトラックと、その上を流れる美麗な声。エレクトロニカと人間の生声がこれ以上無いほどシンクロし、とても美しい音楽が生まれています。トラックも単に全てが落ち着いたままではなく、破壊的で希望を失ったかのような悲壮感溢れる電子音の嵐(それすら美しい)が急に襲い掛かってきたり、サウンド的にも起承転結あるので飽きがきません。しかしそれらが素晴らしい程に統一され、アルバムの構成を散漫にさせることなくまとまっている…。単に音楽的な才能だけでは無し得ない“芸術”ともとれるエレクトロニカ・ソウル。素晴らしい作品だと思います。
・「悪くはないけど」
悪いアルバムではないと思います。なのですが、どーも引き込まれていく感じがないですね。どーしても「んー、悪くないんじゃない」という感想に落ち着いてしまいます。エレクトロ+ソウル+アンビエントをうまくMIXした雰囲気は良いですし、お店なんかで流れててると気持ちよさそうなんですけどね。
・「カッコいいけど...」
いろいろこのアーティストがスゴイっていう技術面での理屈はあるんだろうが、正直な感想は
カッコいいけど、つまらない。
この一言に尽きる。10回ぐらい聴くともうなんかいい‾やって感じ。世界観もよく伝わってこないし。褒め言葉はたしかにたくさん思いつくが、でもやっぱスグ飽きる。
・「こんなすばらしいCDはなかなかない」
~こんなに感動したCDは久しぶりです。エレクトロニカでくくりきれないスケール感。楽曲、歌、ビート、楽器、シンセ、ミックス、すべてが美しい。ここまでクオリティが高いのは他にbjork位しか思いつきません。私はこのユニットのことを良く知りませんが、近いうちに世界的なアーティストになるのではないでしょうか?(私が知らないだけで既にそうな~~ってるのかも知れませんが)
音が非常に良いので、良いオーディオシステムやヘッドホンで聴くことをお勧めします。~
・「すばらしい音」
この作品で初めてtelefon tel aviv を聴きましたが、本当にすばらしかった!美しいメロディにストリングやラップトップが絡まる、また憂いを感じることもできました。是非聴いてみたください。M83やMice Parade 、tortoise を聴く方なんかには特にいいんじゃないですかね~。
・「おれはこっちのほうが好きです!」
1stがやけに好評な彼らだけど1stは正直好きだけど俺にとっては馴染みの深い音で、悪く言えばあきやすい音だった。けど今回の作品は、聞きやすいのだけれども全体的に流れるドリーミーな上音と時よりかましてくれるフェイクにドキっとされかなり好印象を受けました!
音のパンの使い方も以前にまして巧妙な物になっているので同じエレクトロニカというフィールドの音を作ってる物として、耳に良いともおもいました。 ぶっちゃけこれは良い意味での大衆受けしやすいエレクトロニカだとおもいます。 どこかメランコリックな月面よりな音が僕の習慣の夜のリスニング・ミュージックに深みをだしてくれました。
・「才人ならではの裏切り方」
傑作1stとの大きな方向性の違いが賛否両論を呼んでいるエレクトロニカ・デュオの2nd。
元ハードコアバンドのフロントマンだったチャーリー・クーパーとベッドルーム音楽オタクのジョシュア・ユースティスによるユニット。
雑誌のインタビュー(ロッキング・オン)で普通に曲を書いて組み立て、オーケストラとヴォーカルを呼んで
エレクトロニック・サウンドの隙間を埋めてみたかった。
と述べているように、2ndでの大きな変化はアーティストの強い意向によるものだ。
ドラマチックなオーケストレーションが導入され、切なく官能的なヴォーカルがフューチャーされた今作がメジャーに接近した平凡作かというと個人的には、そうは思えない。
ラップトップ系の音に、オーガニックな音が被さり、ヴォーカルも含めた複雑な要素が、驚くほどなめらかに、美しいメロディを核にロマンチックな変化をみせるサウンドは、平凡なメジャー作品では味わえない。
歌モノとアンビエントを同居させてしまうセンスも素晴らしいし、ノイズ使いも半端じゃない。ソングライティング力に加えて、
驚異的なミキシング能力もあると思う。個人的には、大好きな作品だ。
彼らは、自分たちの音楽的な核は、メロディとノスタルジアとも述べていて、そのコンセプトを基に今後も変化していく可能性は、大いにある。次作は、アンビエント作品になるかも知れない。
才人の気まぐれを楽しむのもリスナーの楽しみ方の一つだ。
・「めちゃくちゃかっこいい。」
自分もkzymsnさん同様、前作の方が好きだし、多少期待を裏切られたのは確か。ただその理由は単純、自分の体質が前作によりフィットするからで別に個性が薄れたとはまったく思わん。
確かに電子音の使い方がprefuse 73みたいにリズムメイク重視にはなったかもしれんけど、曲全体でのメロディーは格段にこっちの方が素敵だし、
電子音だけでも結構おいしい部分はあるよ。まぁ、想像力をかきたてる力が減ったってのは同意だけど。
それに色っぽくアーバンな雰囲気でも、やっぱりインドアで個人的な匂いはぷんぷんでoutkastとかrootsとかと比べれば(比べる対象として全然ズレてないと思う)「少数派ならではの個性」ってやつも充分過ぎるほど感じる。
前作ともそんな変わらんじゃないかなぁ。メインストリームって感じじゃ決してない。少なくとも最近のくるりとかbuilt to spillよりは。
それにしてもやっぱり前作の低温火傷みたいな感じはたまらんな、ってのは置いといて、ブラック音楽ならではの色気とかっこ良さ、オーケストレーションの壮大さの後で、
目立たないようにしてるはずなのにばっちり主役になってる彼らはすごい。リミキサーとしての腕の良さを再確認。かなり傑作っぽい。
・「前作との比較」
僕が商業的なレビューアならば、きっと、"進化した次世代R&Bエレクトロニカ現る!"とでも表現しなくてはいけないのかもしれない。しかし、商業的なレビューはプロに任せ、正直に書かせていただくことにする。
前作はアコースティックギターとエレクトロニクスの融合バランスとすばらしい楽曲達に共感できたが、今作はボーカルとオーケストラを
前面にフィーチャーしており、音の豪華さは前作より上と言えるかもしれないが、傑作Fahrenheit Fair Enoughで掴んだファン層を裏切るものとなる可能性がある。それは、参加メンバーのボーカルとオーケストラは十分に生かされているものの、Telefon Tel Avivの伝家の宝刀である、エレクトロニクスのアイデア、
秀逸なメロディーセンスが以前ほど響いてこないことだ。前作は、適度に集中力を必要とする音響作品として、想像力を与えリスナーを選んでいるところがあったように感じるが、今作は言わばメインストリームマーケットにも存在しうる、ヒットチャートさえも狙えてしまいそうな作品も含まれる。
HeftyやWarp、Skamなどエクスペリメンタルなレーベルを追うリスナーはマーケットでは本来ニッチである。
少数派ならではの個性という物を売り物にしているからこそ、その存在価値は貴重とされているのではなかろうか。
本アルバムは彼らの本来の利点が生かされた曲は減り、参加ミュージシャンを前面に置き、
わかりやすさが伝わってくる構成になったと感じる。多くのリスナーに受け入れられる音となったと同時に、
彼らの個性が薄れてしまったことが残念だ。
ただし、高品位な作品であることには変わりなく、Fahrenheit Fair Enough以上のセールスは望めそうな音である。
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