・「Someplace Else」
素晴らしすぎます・・・。ストーンズのキースリチャーズが「ジョージの曲はどれも念入りに作られてる」と言っていましたが正にその通り。捨て曲ゼロ。それにクラプトンとリンゴがいい仕事しています。クラプトンは弾きまくることなく曲を引き立たせることに専念しているようなプレイで、それが出来るのがクラプトンの凄いところです。そしてリンゴのドラミング。言うことありません。いつものようにオーバーダブはしてあると思いますがこういうプレイってリンゴしか出来ないですよね?某音楽雑誌の年間ベストドラマーで必ずリンゴが出てくるのも頷けます。そしてジョージのプレイですが何と言ってもスライドギター!Someplace Else聞いてください。こんな人の心を和ませることの出来るスライドギター、ジョージにしか弾けません!去年の春、夕暮れの桜並木を車で走っていてこの曲を聞いていたら涙が出てきてしまいました。今年も泣けるだろうな・・・。
・「枯れた味わいの中に勢いを感じる名盤中の名盤!」
「セット・オン・ユー」、「FAB」・・・次から次へと大ヒット・シングルを生み出したこのアルバムは間違いなく80年代を代表する名盤。もちろんセールスのことなど抜きにしても、これは高い評価を得れたはずである。ジェフ・リンとジョージの相性の良さがこれでもかというくらいに感じられるうえ、リンゴのドラムも最高に素晴らしい!「FAB」のPVではリンゴも登場しているが、もう最高にかっこよく鳥肌が立ってしまったほど。あの、「バスン!」と重みがありながらキレがよいスネアは最高!「ディス・イズ・ラヴ」もポップで楽しい曲だが、胸にジンとくる曲でもある。シングル・カットもされたが隠れた名曲とも言えるだろう。ザ・ビートルズとしてもジョージは数々の名曲を生み出してきた。ソロとしてその才能はますます開花していったのだが、このアルバムはまさに120%の力が発揮された名盤中の名盤だろう。
・「突き抜けちゃってて良い」
6曲目の"When we was Fab"は突き抜けちゃってていいですね。Beatlesのサージェント・ペパーズ~とマジカル・ミステリー・ツアーを髣髴とさせるサウンドが、これでもかというくらい詰め込まれています。最初NHKの番組で聞いたときは、思わずパロディーかと思いましたが、いつまでも曲が耳に残り、結局CDを買ってしまいました。ジョージの場合、早くこの境地に達していたら、もっと多くの面白い作品を残していたのではないかと悔やまれます。
・「傑作としか言いようがない。」
前作『ゴーン・トロッポ』が米108位に英チャート圏外という惨憺たる成績(悲劇)をもって、5年間に及ぶ「失意の沈黙」状態を送り、そこから復活したのが今作であるが、傑作である。ジョージがコンテンポラリーな音楽シーンに見事復帰した、傑作である。今回の再起ではELOのジェフ・リンが占める位置が大きい。この「ビートルズ87年流解釈」は超ド級である。翌年にはロイ・オービソン+ボブ・ディラン+トム・ペティ+ジェフ・リン+ジョージの世紀の偽名バンド、トラヴェリング・ウィルベリーを結成して、90年代初頭のアコースティック・ブームに影響を与えたりと、ジョージの復帰は本物だったのである。
・「最初に聞いた印象は今ひとつ」
10年ほど前に最初にこのアルバムを聞いたときは正直に言ってイマイチでした。10CCのジェフ・リンの影響か全体的にかなりポップな仕上がりなのでジョージの作品にはもっと渋みのある作品を求めていたからかもしれません。しかし今は素直に楽しめます。ジョージ流の皮肉の効いた楽曲群、何とも形容しがたいギターなどジョージの魅力が凝縮されていて良い意味で円熟した作品だと思います。
自分は昔はアップル期のジョージのほうが好きだったのですが今は逆にダークホース期の作品に惹かれています。このアルバムは中でも一か二番目に好きです。ボーナス・トラックの「上海サプライズ」も良い曲です。もっと渋いジョージが聴きたい人にはAll Things Must PassかLiving In The Material Worldを薦めたいです。
・「素敵です」
リマスターなのに音がイマイチ、コピーガードやらとマイナス面もありますが、とにかく聴いていて気持ちがいいです。FABのサビに入る部分なんて、思わず鳥肌が立ってしまいます。理論的なことは全く分かりませんが、素敵なアルバムです。
・「作品は☆5つ。でも犯罪的改造は許せない。」
この作品は、Georgeの、実質的「後期」の名作であると思う。1991年の来日の際にも、このアルバムタイトル曲を歌ってくれたし、彼なりに自信作であったのだと思う。All Things Must Passに比較すれば小ぶりになってしまったのは致し方ないとしても、本当にリラックスできる「いい感じ」のアルバムであって、僕は買いだと思う。 しかし、☆を3に落としたのは、このアルバムまでデジタル=リマスタリングが施され、コンピュータ処理によってノイズは「消され」ある部分の楽器の音質が「変更」されている。これは、オリジナルに対する冒涜だと思うのです。 ここのレビューでは、デジタル=リマスタリングされて「クリア」になったことを全く無批判に賞賛する意見が多いけど、その作業をしているのが、アーティストと無関係、ひょっとして音楽的素養があるのか疑問なコンピュータ技師とミキサーであるということに疑問を持たないことが僕には不思議でならない。 たくさんの作品について、LP、無修正CD、そしてデジタル=リマスタリングCDを聞き比べたけど、最後の修正を加えられたものはオリジナルとは全く別な、似非商品であると断言したい。残念だ。
2005年2月25日 Georgeの62回目の生誕記念日に記す。
・「音はまあまあ」
音の良さを上げてる方もいますが、信じて買ってちょっとガッカリ。ジョージの作品は元々音がイマイチなのが多いんですが、今回のは、それが極普通な音になった程度の物です。僕のように音の良いCDを探している人は、ちょっとこの話も少し頭の隅に置いといてくださいな。あと、CDのどこを引っ繰り返しても、僕にはリマスターの文字が発見できなかった。ただ、作品としては一番油ののっていた頃のものでスマッシュヒット。
・「久々にして最後の大ヒット」
曲はもちろんですが、ジョージらしいヴォーカル、完成の域に近づいたスライドギター、そして共演したエリッククラプトンやリンゴスターのプレイ、さらにジェフリンのプロデュースワーク、とすべてが素晴らしい。彼の最高傑作の1つであるのはもちろんですが、何と言ってもこの素晴らしい内容が認められて、大ヒットにつながったのが個人的には嬉しかった。特に「セットオンユー」、「FAB」、「クラウドナイン」辺りは必聴だし、何度聴いても飽きない名曲だ。
・「甘い音色のギターが心地良いです!!」
買い直すつもりは無かったのですが、試聴してみてリマスターされた音の良さにびっくり!!ギターの音・ヴォーカルがくっきりと前面に出てきているといいますか、何か新作を聴いているような新鮮なサウンドです。内容はジェフ・リン(ELO)のポップワールド全開といった感じです。ジョージ・ハリスンの作品としては、凄く良いのですが(特に独特な甘いギターの音色とヴォーカルが全体の音によく馴染んでいて気持ちいい)、ちょっとポップ過ぎるかなとも思う。このアルバムが気に入ったら是非、ジェフ・リンのソロ(アームチェアシアター)を聴いてみて欲しいです。ジョージのギターも聴けるし、本作と双子みたいなアルバムです。
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