・「究極のロック」
疾走感、個性的な声、裏表のすごくハッキリした曲。 どれを取ってももう二度とないようなバンドです。 思わず地声で叫び歌いたくなるような強烈な歌詞は、「なぜこんな歌詞が書けるのか?」ととても不思議ですし、尊敬します。 ひとつ残念なことが、こんなに素晴らしいグループが解散してしまったということです…。
・「旅人は夜に鳴く」
ゴーナウのプロモを見て、ああいい曲だな。って思っていて、すっかり忘れていたのだけど、ある日また有線で流れているのを聞いてCD屋に探しに行ったのがCIAとの出会い。
私は友達を部屋に招くと、必ずCDをかける。その日も友達が何人か来ていて、CIAのCDを何気なくかけていた。もちろん、他のアーティストのCDも。その日、遊びに来てた人が、「あのCD歌ってるの何て人たち?」と聞いて来た。他の人も後日メールで「あのCD歌ってる人たち教えて」と聞いて来た。
また別の時、旅行に出掛ける車中でまた色んなCDを流してた。CIAを流し始め、「旅人は夜に鳴く」のイントロが流れた時点で車中の人たちが「これいいね。」「この曲いいね。」とざわついてた。色んな曲を流していたのに、そんな反応はCIAだけだった。
私がCIAというバンドを聞く機会を与えた友達は、みんなCDを買ったのだ。誉めすぎではなく、すごくいい音楽だと思う。ここまで知名度が低いのは、あまりにももったいない。今後も期待していただけに、解散はあまりにもショック…。
このCDは、絶対に聞いた方がいいです。
・「純文学ロックと名づけたい」
クラッシュ・イン・アントワープのメジャーデビューアルバム。素敵な1通目の便りになりました。歌詞というより詩と呼びたい文語調の言葉、尖ったギター、時として変則拍子が混ざるリズムがあいまったサウンドは、1作目にして既に彼らだけの表現と調和を獲得しています。この国の言葉でロックらしいロックを聴きたい、でも能天気で一本調子な音はごめんだ、という若干ひねくれ気味の諸兄にもオススメです。
更に踏み込みますがこの歌詞世界...。
自分らしくあろうという、ある意味ではロックの基本思想に、哀しみが漂っていたり都市への違和感や怖れが色濃くでていて、ある種の危うさを感じます。この表現姿勢を今後保ちつづけるのか、変わっていくのか、あるいはどこかの次点でバンド活動自体に影響が出るのか、非常に関心があります。
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