・「最高のベスト盤」
本当に名曲揃い…これさえあれば…とはいかない。初期のサンタナはトータル・アルバム。確かに珠玉の曲をソロエテるが、一枚を通して聴かないとその良さは分からない。ベスト盤としは最高! これでいいと言う人には。
・「おなか一杯のベスト盤」
先日、会社の先輩がサンタナを買ったと言って来まして、「何を?」と訊くと「ベスト盤だ」との事。この先輩、最近若い頃に何処かで聴いた懐かしい音探しをしているようで、サンタナの前には「アース知っているか?アースいいよな〜」などというメールをくれたり、つい2〜3日前は「怪僧ラスプーチン知っているか?ボニーエムなんだ。知ってるか?」などなど・・・どうやら70年代後半から80年代辺りの音楽を彷徨っているようでして、有名どころは解りますが、有名でも僕が知らないアーティストもいるわけでして、ボニーエムはちょっと知らなかったのです。
「サンタナなら分かります・・・」とはいえ、有名な曲しか知らないうえに、「ヨーロッパ」「ブラック・マジック・ウーマン」くらいの題名しか出てこない有様。マービンゲイなら「What's Go In On」しか知らない・・・そんな程度の、サンタナの認知度ではありましたが、聴いた事があるどころか、メチャメチャ有名な曲もあり、しかも題名知らずとも何処かで聴いている音楽の数々。
驚きましたね。サンタナといえばあんまりギターの音を歪ませないイメージが、勝手にあったのですが、結構歪ませているうえに早弾きもこなす。「She's Not There」なんか、80年代に隆盛を誇るヘビメタ寄りのポップサウンドで驚きました。「オレは、こんな事もできるんだぜ!!」と言わんばかりのプレイに感服しました。
「Oye Como Va」も有名なのに、タイトル知らずでしたが、「Hold On」も有名な曲なのに、タイトル知らず。この「Hold On」は聴いた瞬間に、「これかあ!!知ってるよ、これ!!」ってな具合です。サンタナサウンドの真骨頂である、パーカッションの音は随所に散りばめられて、キーボードも印象的ではあるが、親方のギターを飲み込まない音作り。
気付かれたとは思いますが、サンタナのアルバムを購入したのは、今回が初めてであります。このベスト盤を足がかりにして、各時代のサンタナサウンドを聴いてみたいという気持ちになりました。
ワウはこうやって効果的に使うんだよ・・・という手本でもありますね。
・「アフリカンロックの極致。」
サンタナの面目躍如。正にアフリカを体現した作品です。よく、サンタナをラテンロックと評する評論家がいますが、全くの出鱈目です。サンタナ自信、私の作品はアフリカンだと明言しています。
ラテンロックとは、陽気で気ままです。サンタナの作品のどこにラテンが含まれているんだ?
・「これぞサンタナ節!」
はっきりいってこれこそベストの中のベスト盤です!どれをとっても名曲ぞろい。サンタナというバンドに興味を持ったはいいけどどの作品から聴いたらいいのかわからないという方にはぜひこの作品から入っていただきたいと思います。サンタナを一言で端的に表すぴったりの表現があります。それはずばり「哀愁」です!ラテンロックの巨匠にどっぷりはまってください!
・「名盤「キャラバンサライ」はなぜ無視されるの?」
「ベスト」という観点から言えば、跳躍を果たした「キャラバンサライ」からの「風の歌(風は歌う、という邦題は翻訳ミス)」はなぜ無視されるのか?その1点だけで、「ベスト」というタイトルを付けるのは間違いです。
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