エクストラクション
ヴィクター・ウッテン,デニス・チェンバース グレッグ・ハウ(アーティスト), グレッグ・ハウ(演奏), ヴィクター・ウッテン(演奏), デニス・チェンバース(演奏)
・「Jazz、Fusionの型に嵌っちゃった感じ」
Greg Howeって「打ち込み+ギター」だけで1人でアルバム作っちゃうような典型的な"自分大好きギタリスト"って印象が強かったんだけど。最近はこういうアンサンブルも重視するような側面も強く見せ始めた。今回は、曲作りに関してJazz、Fusionのジャンルにこだわり過ぎて型に嵌っちゃった感じがする。その辺は個人的に残念。出来れば今回みたいなメンツで過去のソロ作品をライブ録音してくれると嬉しいんだけど。
・「進化するグレッグ」
Greg Howe、Victor Wooten、Dennis Chambersという強力メンバーによる怒涛のセッションアルバムです。Greg Howeというギタリストは、アルバムを出すたびに進化が感じられる稀有な存在です。初期のHOWEⅡでは、単なる上手なギタリストの中の1人という感じですが、彼名義のアルバムを出すようになって急激に上手くなったように思います。確かなテクニックはもちろんのこと、彼のプレイには豊かな歌心が感じられますし、作曲能力もかなりのものだと思います。テクニカル系ギタリストは掃いて捨てるほど存在しますが、ここまで聴かせるギタリストは意外に少ないものです。さて、現在のフュージョン界では恐らく最高峰のメンツが集結したとも言えるこのアルバムでも、三者三様の壮絶なインタープレイが展開されています。注目はTony Williams Lifetime時代にAllan Holdsworthがプレイした「Proto Cosmos」(クレジットはアラン・パスクァ)がこのメンツで演奏されている点。グレッグならではの解釈と火の出るような激しいプレイにじっくりと耳を傾けてください。2003年の作品。
・「超絶テクが織りなす気持ち良いフュージョン!」
超絶ミュージシャン達が作り出す緊張感がたまらないアルバム。超絶と言っても、聞き疲れするようなテク見せびらかしの弾きまくりと言った趣きでは無く、ギター・ベース・ドラムスの絡み合う高度なテクでの余裕ある音作りになっています。決してハードだけでなく、アコースティックなナンバーや構成にも起伏があり、単調な仕上がりになっていません。グレッグ・ハウのカッティングはカッコイイ。ウッテンのスラップベースも健在。キーボードの使い方もイイ。聞けば聞くほど、緻密な音作りの中に発見があるアルバム。文句なしのおすすめです。
・「グレッグハウはこれからもっと上昇しますよ。ほんとに。」
十数年前、1st「Greg Howe」を聴いて『お!こいつのギターは他のシュラプネル系の連中とは一味違うぞ!』ってな感じで、2枚目「Introspection」3枚目「Uncertain Terms」4枚目「Parallax」5枚目「Five」6枚目「Ascend」7枚目「Hyperacuity」と、ずっと注目しておりました。しかし、まさかデニチェンとやるにまで至るとは思いもしなかった。
今回8作目のアルバムにおいてもグレッグハウ独特のハイテクニックなフレージングを聴くことができる!それに今回はドラム・ベース共にレベル高いし、音質・楽曲 共に向上しているぞ!それから、彼のギターリフも面白い。。。クリヤートーンでのカッティング...なかなかのもんです。
で、思うのだが、今回のアルバムはかなりすごいですが グレッグハウは まだまだこんなもんじゃないですよ。もっといきますよ彼は。もっと上を行くね確実に。
・「バカテクトリオによるハイクオリティなフュージョンです」
グレッグハウ、ヴィクターウッテン、デニスチェンバースというハイテクトリオによるアルバムです。この手のメンツが揃うと、テンションの高いインストバトルになることも多いのですが、リラックスしたムードで作られており、ヘヴィなナンバーももちろんあるのですが、ジャジーなもの、メランコリックなもの等々、バラエティに富んだフュージョンアルバムになっています。現代最高のギタリストの1人であるハウの流れるようなギタープレイももちろんいいのですが、ウッテン、チェンバースの聴かせ所も、沢山用意してあり、ハイクオリティなサウンドに仕上がっています。ギタリストファン、ハイクオリティなフュージョンファンにお奨めのアルバムです。
・「フュージョンギター 久々の大ホームラン」
フランクギャンバレ、アランホールズワース以降、アメリカでのスムーズジャズの広まりと重なって、ギタリスト中心のハードなサウンドを聞くことが少なくっていた中で久しぶりの超絶ハードフュージョンの大傑作。
カウント変わりのアルペジオを合図に一気にデニスチャンバースのドラムソロ炸裂、これで既にノックアウト寸前の1EXTRACTION。ジャリジャリのデストーションのかかった音でのカッティング、ファンキーだけれど重いノリを基本に大インタープレイ大会の2TEASE。ファンキーなリズムから一転して、決まり過ぎのヴィクターウテンのベースソロがすごい3、アランホールズワースの捧げたといわれている5。
一時として、耳を話せない大傑作。細かく聴けば3人とも、誰某に似たプレイといったフレーズが所々顔を出すがそれは、重箱の隅を突くような話。
怒濤の50分16秒、バカテクを堪能すべし。。。
・「Extraction」
グレート! ワンダフル!! エクセレント!!! ファンタスティック!!!!!!
いや・・・どんな褒め言葉も霞んでしまうくらいにこのアルバムは凄いです。93年発表の「Introspection」を彷彿させる内容で、グレッグのフレキシブルなギターが冴え渡っています。 ノージャンルに音楽が好きなら、是非チェックして頂きたい作品です。
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