・「かわいさのなかに気骨、反骨、ロック、苦味のあるジャズ・フュージョン」
スリリングなアルバム。ハスキーな声やジャズ・フュージョンはノラ・ジョーンズと同じように聞こえるのですが、でも、音楽の中身は、ただ「癒し」のみで無難にまとめている観のあるノラとはかなりちがいます。すなわち、トラック1、4、6は名前こそ出さないものの、ブッシュ親子諷刺。曲調も、フォーク、カントリーにとどまらないロック・テイスト、ビート感、スウィング感あり。では、かわいい少女がねそべったこのアルバムのジャケットは看板に偽りあり、ジャケットと中身とがちがう、ということになるのか。というと、そうではなく、リッキー・リーは、声も演奏も、ヴェテランと言えるキャリアを誇るミュージシャンらしく、無駄な媚びやあまったるさはなくて苦いんだけど、ヴェテランと言えるキャリアを誇るミュージシャンとは思えないほど、どこかキュートでスウィートですね。
・「もうベテランでキャリアも長い、」
Rickie Lee Jonesですが、彼女独特の個性は健在です。このアルバムでは自らプロデュースをしている。ジャンルも幅広く、ジャズ、ブルース、フォーク等を表に出したアルバムとも言えます、全体的にはまずまず完成された作品でもある。中々内容も良く仕上げっていますのでリッキー・ファンならオススメ商品です。
・「こんなのが良い音楽」
なんとなく手にとって買ってしまった(ジャケ買い)のですが、これが2度3度聴くうちにとても気に入ってしまいました。はっきり言って地味ですが、何度も聴いてみると、じんわりと良さが伝わってきます。(そしてやみつきになりました)アメリカにもこういう良心的な音楽をやる人がちゃんといます。シンガーソングライターというスタンスがそれを可能にしているのだと思う。ジョニミッチェルと共通の雰囲気を持つし、たぶん共通点も多いと思うけれど、ジョニの様なざっくりした感じがない分、物足りなく感じなくもないかな。はやりのノラジョーンズなんかの引き合いに出されるけど、ノラジョーンズに比べるとキャッチーさに欠けるかも。でも、それはこの音楽の欠点とは思わないです。
・「独特なアプローチ」
今回初めて彼女のアルバムを聴いた。ジャズ、ロック、ボッサなど様々なアプローチで構成されていて面白い。マイケル・フランクスを思わせる心地良さと重量感。参加アーティストもジャンルを超えて様々。ビル・フリゼールのギターは相変わらず圧倒的な存在感を放つ。
・「不穏な空気」
リッキー・リー・ジョーンズは唯一無二の個性で、一声で彼女だとわかる。このアルバムは全体的にはジャズっぽいが、けっこうロックだったりフォークだったり曲調は変化に富む。どの曲もいい曲なんだけど、えも言われぬ不穏な空気が覆っていて、聴いていて不安になるんだよね ー。口当たりの良いポップスではないし、昼下がりのティータイムに聴く音楽じゃない。そういうところがこの人の真骨頂って気がする。この人は絶対に癒し系シンガーではない。
・「流れるようで…」
フォーキーかつシンプル、軽いようで中身が重いアルバム。長年やっている人だけど、そんなにベテランな感じはしないし、新鮮味のあるメロディーもある。すーっと聴いていけるアルバムではあるけど、一曲一曲に深さを感じてしまう。どの曲にもここぞというメロディーラインがあるところはさすが。ファーストとこれしか知らないんでほかも聞いて見ますっ。
最近でてきた新人ばっか聴いてないでこういうのたまに聞くとノックアウトされるよ
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