・「ライナー・ノートも秀逸」
2-4が1971年12月6日、一関ベイシーでのライヴ。1が1971年12月4日秋田大学学園祭でのライヴ。発売直前まで全てベイシーでのライヴだと思われていたが最後に判明したという逸話付の作品。
そのベイシーのオーナーである菅原正二氏がライナー・ノートで当時の思い出を書いているのだがこれがなかなかいい。一見気弱そうな阿部薫がアルト・サックスを咥えた瞬間に変貌する様を見事に書いてくれている。こういうライナーは作品の価値を高めるなぁ、と読んでいて思う。
4曲のうち僕が好きなのはバス・クラリネットを吹いている3である。聴きながら何故かエリック・ドルフィーの生き様を思い出しているのだった。
・「疾走する音」
阿部薫のライブ音源はたくさんリリースされているけれど、その中でも特にメロディアスな作品。70年代後期の落ち着いた演奏も素敵だが、この時期の演奏は勢いを感じるし、フリージャズに活気があった時代感を味わえる。阿部薫といえばアルトだが、バスクラの音色も深みがあっていい。
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