・「名盤。」
初めて聴いた時は、なぜか涙を流してしまいました。
山口さん、貴方のせいです。
貴方の声が耳から心の奥底まで届き、
しまいには、まるで目覚まし時計のように、ぶるぶると心を震え挙がらせ、
その震えが涙腺まで伝わったから、涙が出たんです。
ずるいですよ、山口さん。
・「日本を震わす三人組」
2曲目のイントロをFMで初めて聴いた時、「おしゃれなカフェソウルじゃないの」と思ったのね。その後なんかブツブツ言ってるし興味持っちゃってビデオ見たら・・・ジャージ姿の無防備な三人組が・・プッ(笑)。敬礼で電車を見送るし・・。サビメロの美しさに「なんてピュアなの!」と感動しちゃいました。このアルバムが一番好きかも。何て言ったらいいのかな? 本気のロックンロールに暖かいソウルテイストが乗っかって、聴き手を包み込むアルバムなんじゃないのかな。駄曲もゼロだし洋楽はもういいかなと思えたのです。
・「がんばってほしい」
邦楽はほとんど聴かない僕ですがサンボマスターは好きです。ロックは外国人の者だけじゃないぜという彼らの熱意がタイトルから伝わってきます。商業主義にまみれず日本語ロックの道を開拓していってほしいです。
・「はあ」
なにかロックのことを理屈っぽくかっこつけてこの作品を批判しているような人がいてシラけました ロックはすべてが正確じゃないとロックじゃないらしいですね そのひとによれば
・「名盤」
今まで、深夜にやってる音楽番組などでちらちらと見たことある程度。山口さんがしゃべってるのを見てもなんか理屈っぽいなって感じ。印象は道端で文句ばっかりいってるおっちゃんみたいな感じ。
でもでも先日、トップランナー見てたら彼らが出ていて、歌も歌ってたので見てたら、泣いてた。私。
歌詞がよい。音もかっこいい。
で彼らがなんでああいう歌詞を歌うのかもわかったし。
レコード会社様、ありがとう。彼らをデビューさせてくれて。
久々に邦楽で感動しました。
・「まさに命の放射!」
うちからでてくるもので、あふれまくっています。歌詞もメロディもリズムも・・・。単なる叫びではありません。また、魂という言葉も、彼らの音楽の前では軽くなってしまうのです。
凄いとしかいいようがないです。参りました。
・「剥きだしの心臓に豪速球」
メジャー1stアルバムだそうですが、意外と完成度は高いと思います。魅力がきっちり詰まっていますよ。2003年の作品ですが、今聞いても充分良いです。「そのぬくもりに用がある」(彼らの転機になった曲)が入ってるので、そういう意味でも買いだと思います。
彼らを肯定する意見の方、否定する意見の方いろいろあると思いますが、その両者とも持っていて損はしないと思います。それは「思いを伝える」という歌の基本が濃くでてるからです。
それに意外といい声してますし。でもね、小太りでメガネかけたイケてない男(真ん中のね)が歌ってるんですよ。一生懸命、一生懸命。それでね、100m9秒で走ったり、160km/hのストレート投げたり、ロベカル並みのFK蹴る!んですよ。
そのギャップがまた胸を打つんです。
愛しきデブの結晶です。
・「踏み絵のようなアルバム」
「いちおうは、絶対に、押さえておいた方が良いアルバム」です。1回目はそれほどのインパクトを感じないが、じょじょにボディブローのように効いて来るので、出来ればレンタルじゃなくて買って聴いた方がいいと思います。こういう表現は好きじゃないけど、「どれだけ音楽通かがわかる踏み絵のようなアルバム」なんじゃないかな。ちなみに俺は音楽通ではないです。
作詞作曲者の山口隆の中には古今東西の音楽データベースがぱんぱんに蓄積されている事が色々なインタビューから知る事が出来るのですが、それを可能にしているのは山口隆の「超人的な記憶力」と、その膨大な音楽データベースを噛み砕き消化しまくる「強力な咀嚼力」。そう、この山口隆は「音楽アゴ&胃袋がめちゃくちゃ強力な男」なのだと思います。外見やライブパフォーマンスばかりが話題に持ち出されるのですが、山口の音楽への造詣の深さが取り上げられる事は、インタビュアーも山口と同等の力量を持っている場合にしかありえ無いので、インタビュアー&ライターの知識・力量が試されるアーティストだと思う。俺みたいな下手な文章じゃなくて、ちゃんとした人の、ちゃんとした山口隆論を読んでみたいです。また、山口は他のアーティストの音楽を簡潔にかつ要点をしっかり押さえて解説させると絶品。頭がめちゃめちゃ切れる人です。
このアルバムを聴いていると、色々な音楽やアーティストが目の前に浮かんでくる。くるのですが、消化力が強いので、真似ではなくて、「この曲のここんところは、あのアーティストと根っこが同じなんだけど、うーん・・・そう来ましたか!まいったねこりゃ!」という驚きの展開を見せてくれる(ちなみに、一番最初に思い出したのはオーティス・レディングなのだが、無数にそういうルーツを同じくするアーティストはいるであろう)。俺もそんなに音楽は詳しくはないのですが、年数だけは重ねているので、山口隆の音楽の幅の広さと、そのエッセンスを力強く構築する力量だけはわかる。一番近いのはサザンオールスターズの桑田なのではないでしょうか?ほんとに、一体山口って何歳なんだ?というくらい、色々な年代の、色々な事を知ってるし、それを自分のものにしているのです。父親がレコードを大量に持っており、それを聴きながら育ったそうで、彼の無意識には幼少の頃からの(年齢を重ねてからでは、決して真似が出来ない)音楽への特殊な感覚が育っていったに違いない。
あと、山口隆は伝統芸能(落語)にも造詣が深く、絵画を見分ける感覚にも鋭いものがあります(というのが、「サンボマスターマスターブック」を読んでわかりましたので、こちらもよろしければぜひどうぞ)。
古今東西の優れた芸術が山口隆の中にてんこもりに蓄積され、それが極上の「エッセンス」として再現されたのがこのアルバムなのです。まだファーストアルバムだからセカンドに比較すると荒削りな感じは否めないが、その音それぞれに無数の可能性や、豊穣さを感じることが出来る。ファーストだから未熟、というのではなく、溜め込んでおいがものが一気にマグマのように噴出したから、勢い余って、みたいなものはあります。
なので、最初に聴いた時は未熟さや幼さがあるのも感じられるのですが、何回も聴いていると、その底の巨大さに身震いするのです。
・「愛すべきバカ」
笑った、泣けた。この21世紀に、こんなウルトラ・ストレート・バカがまだいるとは思わなかった。
死ぬまで演ってくれ。オレはCD買い続けるよ。
・「そこまで新しくもないけど。」
初めて聞いた時、カシマシを聞いた時のような衝撃を受けた。それは、歌唱力があるとか、そういった技術的なことでなく、圧倒されるかんじが似ていた。確かに似通った曲も多いけど、前半の3曲はかなり良かった。
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