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▼太田裕美 Singles1974~1978:詳細

太田裕美 Singles1974~1978

太田裕美 Singles1974~1978
太田裕美(アーティスト)

▼クチコミ情報

・「ニューミュージックよりは洗練され、歌謡曲よりはリアリティーがあった
 以前、松本隆と太田裕美の対談で、インタビュアーの「当時、太田裕美に恋愛感情を抱いたことは無かったか」と問われた松本が、「本人にではなく、太田裕美の歌に出てくる(つまり松本隆の詞の中の)女性にそうした感情を持っていたかもしれない」というようなことを語っていた。聴き手もまさに同じで、太田裕美も然ることながら歌の主人公に恋愛感情を持ち、主人公の恋愛相手として登場する男性に自らを重ね合わせる、そんな聴き方をしていた気がする。当時のアイドルが、あくまで本人が主、楽曲は従で形作られていたのに対し、太田裕美においては楽曲の世界観、あるいは登場する主人公のキャラクターの比重が高かった様に思う。太田は松本や筒美京平と共に太田裕美の歌世界を作っていくシンガー、アーティストといった趣だった。歌謡曲とニューミュージックの中間点というポジションは当初からの戦略だったにせよ、その楽曲はニューミュージックよりは洗練され、歌謡曲よりはリアリティーがあった。洗練って点では筒美京平の力が大きいけど、当時はニューミュージックっていっても生ギター中心だったから、ピアノの弾き語りってのはクラシカルで正統派なイメージだったし、リアリティーって点では松本隆の詞とあわせて太田裕美のアイドルっぽくないキャラクターに負うところが大きかったと思う。 それにしても、中一で最初に「木綿のハンカチーフ」の旋律がラジオから流れてきた時の衝撃は今でも忘れられない。「今の何?」って感じで背筋が震えた。「木綿」はいまだにリバイバルで取り上げられる位のポピュラリティーがあるので置いとくとして、シングルでは「しあわせ未満」「恋愛遊戯」が僕の中では甲乙付けがたい。まぁ「しあわせ未満」に代表される松本隆の二元論的な世界観には当時かなり反発する感情を持ったものだけど。アルバムも含めて、僕の中で太田裕美と言えば松本隆-筒美京平ラインってことは確かだ。

・「太田裕美 Singles1974‾1978
かなりいいです。当時のシングルジャケットが、歌詞カードになっています。今の若い人の音楽にはついていけない私としては、大切な存在です・・・。Singles1978‾2001 [Hybrid SACD]も同時に購入しました。ちなみに浜田省吾さんが何曲か作曲されているのが新しい発見でした。30代後半から40代前半には必須アイテムのひとつだと思います。

・「いいですね。
「雨だれ」から「失恋魔術師」までのシングルAB面(ただし、「失恋魔術師」のB面「さよならのワルツ」は第2弾の方に入っています。)が丁寧に収録されていて、SACDだから、音も最高にいいんです。しかも、シングル盤のジャケットがCDサイズで復刻されていますから、ファンならぜひとも手に入れておくべきアイテムだと思います。「揺れる愛情」とか「マニキュアの小壜」なんてCDではなかなかきけない音源ですよ。

・「シングル集はこう有るべき
太田裕美さんのシングル集という事でコンセプトは単純なのだが、AB面両方収録というのがいいですね。当然キャリアの長い人だから全シングルを収録するには、CD1枚ではだめでVol.1Vol.2と分けてのリリース。A面だけのシングル集だったら買わなかった。木綿のハンカチーフの様な何度もCD化された曲と初CD化の曲で若干音質差が感じられたがこれは仕方が無いでしょう。

・「アナログの魅力
ベストアルバムとしては選曲に不足感がありますが、太田裕美初のSACDとして非常に価値ある一枚です。CD層はかなり良い音質で、太田裕美独特の繊細な声が適度な湿り気を伴って再現されます。

SACD層は声の伸びやかさ、背景の広がりが格段にアップし、アナログの魅力が溢れます。ただこの魅力を再現するにはかなりのオーディオシステムの追い込みが必要なようで、なかなかこの魅力を再現するのは困難です。それでもうまくいったときには太田裕美のなんとも言えない声の翳り、温かみ、儚さを感じることができ、今まで聴き慣れた曲から何がしらの再発見があります。

・「私の青春でした
私の青春時代は受験勉強一色であった。自分で選んだことであり、その結果として今の私があるのだから、後悔はしていない。従妹から「灰色の青春」などと陰口を言われたこともあるけれど、私は勉強を楽しんでさえいた。世間が何と言おうと、勉強に青春を賭けることは、スポーツや芸術に打ち込むのと、本来何ら変わりはないのである。

そんな私の青春にも、多少の彩りはあった。そのひとつが彼女の歌である。もちろん彼女は外見もかわいらしかったけれど、見ているだけで幸せになるような女性アイドルなら他にもいたと思う。太田裕美の最高の長所は声である。デビュー当時のまだ拙かった歌い方が、「木綿のハンカチーフ」あたりから絶妙な音色となって、私の心を癒してくれた。高校時代に買ったLPはたったの3組4枚、うち2組3枚が太田裕美である。彼女の少し舌足らずなしゃべり方も好ましかった。愛川欣也と共同司会をしていた「シャボン玉こんにちは」は、長い休みのお昼の定番だったと思う。しかし、その彼女も次第に私の理想から外れていき、ついにはアメリカへ行ってしまう。そのころ私はクラシック音楽にハマっていたから、その別れを格別悲しく思った記憶はない。青春時代の出会いと別れとは、こういうものなのかもしれない。

このCDには初期作品から、私にとっての彼女の絶頂期途中までのシングル作品がA面、B面ともに発売順に収められている。私の青春の記念碑といってよい。ただし、まだまだこの後も彼女の時代は続いたのだから、ここは第2弾を楽しみに待つとしよう。ともあれ、「GOLDEN☆BEST 太田裕美コンプリート・シングル・コレクション」での約束を、私は守りましたよ。

・「30代後半から40代のおじさんたちに勧める
埼玉縣の3大奇祭りといわれる「やったり踊り」を行う場所の近くに太田裕美の寿司屋があったが今はもうないようだ。しかし時代がどんなに変わっても太田裕美には熱狂的なファンがまだ残っているらしい。収録曲の大半は、30代後半から40代前半の人の耳に染みこんだ曲がです。個人的には、この耳の記憶がTBSで放映していた銀座NOWによるところが大きいと思う。太田裕美は実は単なる歌手であったが、なぜかニューミュージックとして評価される部分も持ち合わせていたのはどうしてだったのだろうか?太田裕美=「木綿のハンカチーフ」というイメージが強いが、もっと違った面の太田裕美を捜し出すには、このCDでは難しいような気がする。

太田裕美 Singles1974~1978
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