・「perfect licks with beautiful music!」
いわずと知れたレガートの達人であり、一切の妥協をしない完壁主義者でもある、Allan Holdsworthの初の公式ライヴアルバム。私が初めて彼の音楽に触れたのはこの作品であった。パワフルでもあり時に繊細でもある音、奇妙でもあり絶妙でもある和声、他の追随を許さない超絶技巧、一見矛盾しているようで実は高い整合性を持った音楽、これを聴いた私は、実に衝撃を受けた。 内容は、音にもリックにも一切妥協をしない姿勢を貫く彼だけあって、とても質が高いものとなっている。聴いていると、まるで自分の目の前でAllanが弾いているような感じさえする、臨場感溢れる音だ。時に雷の様でもあり、時に透明な水のしずくのような音といえばよいのだろうか、そんな彼独自の"声"で遺憾なく囁き、叫びまくっている。個人的に、7のabove & belowの音の透明感には、美と静寂という深い響きを感じる。もちろん、徹頭徹尾、超絶技巧満載のアルバムであること、は言うまでもない。Allanのいくつになっても衰えを知らない高い演奏能力と、ミュージシャンとしての姿が生々しく映し出された傑作といえる作品である。
ベスト盤と呼べる選曲ではないかもしれないが、彼が演っている音楽を、彼の音楽を知らない人が聴いても、端的に分かる選曲になっているのではないだろうか。
・「近年稀に見る大傑作!」
2002年に突如として出現したアラン・ホールズワースのライブアルバムです。完璧主義者ゆえに、不確定要素が多いライブ盤の発売を頑なに拒んできた彼ですが、そんな頑固者のアランさんが自信を持って(笑)世の中に送り出した初めてのライブ盤だけに、これは大変な傑作です!これは聴く前からわかっていました!
ギターシンセの導入、スタンダードナンバーへの挑戦など、個人的な感想・見方ですが試行錯誤を繰り返してきたアランさんですが、このライブでは「原点」に戻った姿が見られます。そう、とにかく弾きまくっています!ギターをもった渡り鳥(喩えが古すぎです)ではありませんが、どんなに立派な機材を揃えていても、演者の熱情が伝わって来なければライブとしては失敗です。ここでは、アランさんの乾坤一擲、気合が入ったソロが充満しています。特に1曲目のLanyard Loop でのソロは何度聴いてもため息が出てしまいます。
ところでアルバムタイトルの「All Night Wrong」ってどんな意味が隠されているのでしょうね?どなたかご存知ですか?
・「よく出来ています」
六本木ピットインでのライブということで、少し安心しました。というのは、FM等でのオンエアの印象だと思いますが、大きなホールだと音が引っ込んでいて間に出ていないような気がするのです。その点、ライブハウスということで、音が前に出ている、というか音が逃げていない気がするのです。
スタジオワークでの音とはさすがに違う気がします。だから、ちゃんと聴いているとスタジオじゃないなというのは感じます。ところが、何気なしに聴いているとライブの不足感がないのです。
チャド・ワッカーマンのタイコもいいです。ライブプレイの遊び感が出ている感じがします。
「ライブだから」とためらっている方には特にお薦めしたいです。
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