〈ANIMEX 1200シリーズ〉(5) 交響組曲 地球(テラ)へ・・・
サントラ(アーティスト), ダ・カーポ(アーティスト), 佐藤勝(指揮), コロムビア・シンフォニック・オーケストラ(演奏)
・「全然ちがいすぎる・・」
現在放送中の地球へ・・は作画や声優もかなりのレベルを揃えているので、絵の好き嫌いを除けば、傑作と評価も高いです。
ただ、音楽だけは完全に昔の圧勝。
何故ってここ最近の毎日放送枠のアニメはタイアップで、アニメにそぐわない歌をわざわざ主題歌にもってきたりする、そういう戦略が見え見えだからです。
別に歌詞にベタにその作品の題名が混じっててもいいじゃないですか。アニメ臭い曲と恥ずかしがるのはあまりに失礼だし、ヤマトなんかちゃんとヒット曲としてかなり売れました。
そういう意味でも、地球へ・・・はこのダ・カーポの方がずっと好きです。
「ただ1つの夢のためにたた一度の命かけた」って、なんて作品テーマに重なる歌だろう。
・「泣いてしまいました‥」
昔テレビで放送され印象深い作品だったのを覚えています。 現在新スタッフでテレビアニメ化し、昔の思いが再燃しました。佐藤勝さんは有名な実写の映画音楽を数多く手がけてきた人。買って損はないと思い購入しました。確かにしっかりとした重厚感のある音楽でした。映画版もぜひもう一度見てみたいと思いました。作曲者は違いますが、ダカーポの「愛のプラネット」で不覚にも泣いてしまいました。
・「色あせない魅力」
レコード盤の傷と劣化の為、購入を決めました。 この当時のアニメ全般は、まだまだ「子供向け」という印象が強く、大人たちや一部の同年代の人達からバカにされたりしたものですが、なかなかどうして。 音楽の出来ばえは、アニメという枠を超えています。 アニメなのに交響組曲で仕上げているあたり、不思議なほど重厚感が溢れています。 特にこの「地球へ・・・」のサントラは、サントラだけで物語が物語が出来上がっていると思えます。 大好きなサントラのひとつです。 ダ・カーポの歌も、とても良いです。 タイアップを目的とした今のアニメの歌とは違い、映画の印象を表現している綺麗な歌です。 交響曲をスコアする事は音楽家にとって夢であり、また最も難しい事である、と、かつて東海林 修さんが言われていましたが、素晴らしい映像に素晴らしい楽曲が見事に合ったとき、色あせない魅力が完成するのだな、と思います。 佐藤さん、素晴らしい交響組曲をありがとうございます。 27年経った今も、色あせない魅力で溢れています。
・「佐藤勝の数少ないアニメ作品」
佐藤勝は黒澤明はじめ300本以上の日本映画を手がけてきた。幸福の黄色いハンカチ、用心棒、椿三十郎…。そもそもこのアニメ、実写の映画監督恩地日出夫が起用されている。恩地監督は「あくまで日本映画として監督した」と語り、「音楽も人間ぽいサウンドを」という事で佐藤氏を起用したという。この音楽はぜひ劇場で堪能してほしいところだ。佐藤氏は「子供にこびない曲を書いた」と言っている。しかもシンセの演奏は当時佐藤の助手をしていた久石譲だ。「地球へ…」だけは佐藤勝の全集には収録されてないので貴重な1枚だ。主題歌も悪くは無いが、本編の音楽に比べると、音が薄く聞こえてしまう。佐藤氏の他のアニメ作品には「シュンマオ物語タオタオ」があるがこちらも重厚なサウンドだ。
・「思い出深い作品」
懐かしいです。交響組曲とあるように、クラッシク・ベースです。この「地球へ...」を知らない方は、できたら見てからの鑑賞をお薦めします。場面ごとに効果的に雰囲気を醸し出していると思います。後で聴くとその場面が思い出せます(私は何度か視聴しているので)。
特に好きなのは10、11、12、13です。ストーリーの起承転結の「転」からクライマックスにかけて使われてます。ダ・カーポは1と14にあります。声はどちらも澄んでいてキレイですが、全く感じの違う歌です。昔の作品ですので、今のアニメ映画のサントラとは感じが違うものです。この価格!でしたので即買いでした。
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