・「60年代末期、こんな音楽がありました。」
日本で言われている「ソフトロック」というくくりでいうと、このアソシエイションの4thアルバムは間違いなく、その五本の指に入ってくるでしょう。カートベッチャーの卒業生と聞いて、少し敬遠する人がいるかもしれませんが、このアルバムは大丈夫。しっかりポップに仕上がってます。60年代のポップスのきらびやかさ、サイケ風味、緻密なコーラスワーク。これらがほどよく交わって、まるで万華鏡の中にいるかのような錯覚に陥ります。
また、トータルアルバムとしての完成度の高さも見逃してはいけません。
「Come on in」の滝のように流れるコーラスで聞く者を圧倒したかと思えば、「Like Always」ではさりげないジャズコーラスで手招きしてみる。そして「Everything that touches you」で桃源郷にトリップさせて、「Time for livin'」で時間も忘れるほどの楽しいおもてなし。それから「The bus song」で一度はぐらかせて、最後に「Birthday morning」でキッチリお祝い。
このアルバムにはフィフスディメンションで有名なボーンズハウが全面プロデュースしています。当然彼の持ち味であるベースラインがこのアルバム全体をリードしているので、前衛的なことをしながら非常に安定したサウンドを作り上げることに成功しています。
一人で夜中にヘッドフォンをしても、一度聴いただけでは決してすべてを把握することができない緻密なコーラスアレンジ。すぐ気を抜くと目の前が真っ白になることもしばしば。そう、忘れては行けません。これが1968年に発表された音楽だということを。
・「美しいロックスタイル」
アソシエーションのジャンルがソフトロックとなっていた。ロックほど重くなく、ポップスほど軽くなくって感じなのかな?野郎どもが六人もいたら鬱陶しいハズが、六人が女性のような柔らかいハーモニーで聴いてる人の心をわしづかみに…。サウンド的にも美しいし、メロディーラインもかなり美しい!でも、パンチの利いたリズミカルなドラムもすごくよいし。60年代にしては音質が上品デス!サイケな感じのジャケットもお気に入り
・「思わずのけぞってしまいます。」
♪美しいハーモニーです。
これは、68年3月に発表されたアソシェーションの4枚目。デビュー時のカート・ベッチャー、ジェリー・イエスターに続いて、エンジニア出身のボーンズ・ハウがプロデュースを担当。詳細は解説を読んでいただくとして、彼は、フィフス・ディメンション、タートルズ、サンドパイパーズ、カーニバル、セルジオ・メンデスなど、ソフトロックの名盤を数多く手がけています。
個人的なおススメは、ボーカル・ハーモニーのせつなさに思わず泣けてくる『Rose Petals』。コーラスのリフレインを思わず口ずさみたくなる『恋にタッチは御用心』。ミディアム・テンポのリズムリフに思わず体が揺れる『Toymaker』、美しいサビの連続に思わず胸が熱くなる『Birthday Morning 』かな。
ほかにもいい曲があります。思わず、の連続です。
特に、彼らの専売特許でもある、美しいハーモニーの『Toymaker』。サウンドアレンジの技もさえています。私はいつも「スゲェー」と、のけぞってしまうわけです。楽曲の素晴らしさに加え、ボーンズ・ハウの手腕も見逃せません。
みなさんも、思わずのけぞってください。
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