・「〈ロックンロール・リヴァイヴァル〉を越える多様な指向」
すでにほかのレヴューでご指摘があるように、ザ・コーラルは、このセカンド・アルバムで、60、70年代ロックン・ロールのリヴァイヴァルにとどまらない多様な方向性を提示しています。フォーク指向あり、ブルース指向あり、カントリー指向あり、歌指向あり、ジャム指向あり。その結果、全体として、ファースト・アルバムのものよりも、メロディはシンプルになり、歌がよく聞こえてきます。それでいて、とくに間奏で聞こえてくる演奏がまた一段進化しているのです。曲調、アレンジ、演奏の幅も広いです。シンプルに歌を聞かせたあとの、トラック12終盤のジャムがいいです。このアルバムで、ザ・コーラルは、歌を聞かせてもよし、ジャムを聞かせてもよし、という、ほんとうに彼らの若さに似合わない老成・成熟したロック・バンドになりましたね。ボーナスCDは、ミニ・アルバム『ナイトフリーク・アンド・ザ・サンズ・オブ・ベッカー』です。短期間で製作したというだけあって、作りこまれた感じはなく、セカンドで後退したサイケデリック感が戻って、ライヴ感のある演奏になっています。〈静〉の本編と〈動〉のボーナスとが対照的でいいですね。歌詞は本編(=『マジック・アンド・メディスン』)のもののみ印刷され、ボーナスCD(=『ナイトフリーク・アンド・ザ・サンズ・オブ・ベッカー』)のものは印刷されていません。
・「のんびりと、急がずに。」
ロックンロール・リヴァイヴァル。THE CORALの2枚目。音は単純になり、フォーキーでメロディアス。ジャケットを見ても音を聴いてもなつかしさが漂うが、今日聴くと妙に新鮮。すいません。ロックンロール・リヴァイヴァルじゃくくれません。楽曲の方は、鳥のさえずりから始まる、深い森の中にいるような、そのまんま“In The Forest”、シングルカットされた“Don't Think You're The First”“Secret Kiss”“Bill McCai”2分間の名曲、きれいなアコギが奏でる“Pass It On”、哀愁漂うメロディが印象的な“Eskimo Lament”、さらには“Talkin' Gypsy Market Blues”“Milkwood Blues”といったブルース曲まで、懐かしい中にバリエーションが豊富。
休みの日に家で、旅行先の田舎で聴くと音楽に深みが増すかもしれません。(笑)忘れかけてた何かを取り返す良い機会になりました。
・「サイコな音源」
このアルバムはコーラルのアルバムのなかでも私が一番すきなアルバムです。とにかく音がいいんです!!どことなく懐かしくでも斬新な感じがして。なかでもBill McCaiとPass it Onは一押しです。2曲とも本当に素敵です。是非ご賞味ください。
・「お得盤ですよ!!!」
コーラルを始めて聞く人。magic and medicineをしぶっている人。Nightfreak & The Sons Of Becker をまだ買っていない人。サイケロックって何?っていう人。こんな人にお勧めです。bouns CD はNightfreak & The Sons Of Becker です。
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