● 生き急ぐ
・「「コマーシャリズムと無縁且つ面白いジャズ」」
ミンガスのコレクションはどうも決まらぬ。「この一枚」は「この一枚」「コマーシャリズムと無縁且つ面白いジャズ」の貴重な実例。ドルフィーももちろんグッドです。
・「骨太のCD1と白熱のCD2−充実したジャズの醍醐味」
1964年4月19日パリ・ライブ録音。人気盤“Cornell 1964”の1ヵ月後の録音で、トランペットが抜けた5人編成。
CD1硬質のピアノのもとで、2管が刺激し合って高揚し、強いドラムスに呼応してベースが深くブンブンうなる。“Cornell”の初々しい青年たちは一気に大成してしまい、どす黒いほど男臭い演奏を繰り広げる。各人がプレヤーというよりはジャズマシンのごとく演奏に没頭し、響きは深く、ズンズンくる。“Cornell”にあった観客との楽しい掛け合いの間合いはなく、観客はグングンひきつけられるばかりだ。エリック・ドルフィーの充実ぶりがひときわ目立つ。“Cornell”を午前中に聴くなら、こちらは真夏の夜に音量を上げて聴きたい。
CD2男性的なCD1に対して、こちらはいくぶん女性的で、楽しさが加わり、観客も楽しげだ。演奏は盛り上がって広がり、白熱し、満ちてくる。
この力強い2枚組みは、太くて大きいミンガスに浸れる名品だ。
・「うなる重低音!!!!!」
全編を通してミンガスのベースがブンブン唸っている至福の約二時間です。明確に聴き取れるドルフィーの息遣い、バイアードのストライドもぴょんぴょんと跳ね回っています。
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