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▼Marquee Moon:詳細

Marquee Moon

Marquee Moon
Television(アーティスト)

▼クチコミ情報

・「蒼い炎
名盤には違いない。しかしとても奇妙なアルバムだ。一見してとても硬い鉄のようなのに、触れてみると柔らかくグニャグニャとしている。とても冷たそうなのに、意外な程に熱い。感覚的な音なのだ。しかし聴きこめば聴きこむほどに、妥協のない演奏と曲構成が見えてくる。パンクなんて言葉で表すのは陳腐すぎる。しかし現在のバンドが絶対に持つことができない切迫した表現はパンクと言うしかないのか

・「クネクネヒリヒリ。
 70年代NY punk rockの象徴とも言われるtelevisionの1st album。 リリースは老舗elektraから。

 個人的には、フラフラしたガリガリの青年の、粘っこいのにカラカラに乾いた喉の、ヒリヒリした感じという印象を受けます。 ハイトーンで千鳥足なtomのヴォーカルや、エッジの効いたfenderっぽいgt.音がそんな想像を掻き立てて、それが今の時代でも衝撃的だなと思わせますね。

 やっぱり初期衝動punk bandといえばvelvet undergroundやtalking headsあたりとか引き合いに出されると思います。 でもこの酔っ払ったようなグルーブとエロティックなgt.の絡み、クネクネしたvo.が織り成すどこか冷えたような熱狂さはこのシーンの中でも随一だったんじゃないでしょうか。

 どの曲も大体好きだな。特にmarquee moonのイントロが好き。

・「TELEVISION!!
どうもテレビジョンは日本では過小評価されすぎている。トム・ヴァーレインのジャズマスターとリチャード・ロイドのテレキャスターのあの絶妙すぎるひしめき合い。トム・ヴァーレインの独特で官能的な声。詩人としもその才能を発揮できる天才的な詩。圧倒的な音楽的密度の濃さ。冷徹だが熱烈的な独特な雰囲気・・・。まったく新しく、今まで聴いたことがない音楽。ニューヨークパンクとか呼ばれてるけどパンクとか呼ぶこと自体無意味だし、全くその本質を理解していないという気がする。これほどロックを体現したバンドは他に類を見ないし、ロックでありながらロックという概念をぶち壊してしまっている。目をつぶってマーキー・ムーンを聴いているとまるで竜宮城に行った浦島太郎みたいに1日があっという間に過ぎてしまう。

DIDJA FEEL LOW? NO, Not at all. HOH???

・「断末魔の鶏
いわゆるパンクというカテゴリーは大まかに2種類あり、ロンドンを発祥とするそれとニューヨークを発祥とするものである。同じパンクという言葉で括られるが、違いは端的に、ロンドン・パンクが暴力的、ニューヨーク・パンクは衝動的、と言っていい。前者は主にスタイルに特徴があり、後者はどちらかというと比較的に音楽性が高い。後者のほうがよりインテリジェンスである。この作品はニューヨーク・パンクの代表作であるだけでなく、ロックというカテゴリーにおいての重要作である。サウンド的にはギターバンドであるが、この作品以前にこのようなギターの音を聞かせる作品は無かった。ギターの音とさながら甲虫のようなトム・ヴァーレンの声が極めて特徴的である。優れたアルバムとは何か?1.収録されている楽曲に優れたものが多いもの:デビッド・ボウイーの『ジギー・スターダスト』、ビートルズの『リボルバー』、ジャムの『セッティング・サンズ』、etc2.アルバム全体の雰囲気、調和が優れているもの:デビッド・ボウイーの『ロウ』、ルー・リードの『ベルリン』、イーノの『アナザー・グリーン・ワールド』、etc主にこの2種類に分けられる。この作品は1と2が合有している稀有な例である。

・「ニューヨーク・パンクの代表的一枚!!
ロンドン系パンク (いわゆる英国勢) に比べてニューヨーク・パンク勢は、内に隠った破滅型の音楽が多くて比較的好きなグループがいないのですが、このテレビジョンだけは別格です。ニューヨーク系の代表的なグループでその破滅型の典型的なグループではあるのですが、濃厚で1stでありながら既に円熟味すら感じさせる演奏は他のグループとは一線を画す説得力のようなものを感じさせます。実際問題としてトムのヴォーカルはヘロヘロでギターのリズム感もちょっと拙い感じもあるのですが、全体として出てくる音のまとまりの良さは唯一無二の美しさを持っています。ニューヨーク・パンクの最初の一枚にお薦めです。

・「これもパンク
今の日本の若い人が認識しているパンクという音楽とはかけ離れている物である。今の日本人に認識されているパンクは多分、後期ダムドのメロディアスにポップ化した時の物や、元祖メロコアのトイドールズの影響を受けた、バッドレリジョンやグリーンデイなどの90年代のバンド達の系列にあると思う。そんな人たちに聞かせても「は?これパンク」てな感じになると思うが、当時のセオリー通りの商業主義に凝り固まっていた音楽界にニューウェーブとして新しいムーブメントを当時の若い人が起こしたのがパンクと呼ばれる物で、その元祖はデトロイトで生まれた(多分)。イギーポップのいたストゥージスが代表格のガレージロックである。数年してニューヨークのCBGB’sで生まれたニューヨークパンクと言われる物はイギーらの物とは異なりインテリ向けの物だった(多分)。代表格の「テレヴィジョン」「トーキングヘッズ」「パティスミス」「ベルベットアンダーグラウンド」などは、インテリ大学生の集団といった感じで、デトロイトの物や後のロンドンパンクの様に反体制的な感じは無かった。そういう意味でニューヨークパンクは異質な音楽性を持っている。ただ「元テレヴィジョン」「元ハートブレイカーズ」のリチャードヘルの破れたシャツなどの服装やジャンキーロッカー、ジョニーサンダースの「ニューヨークドールズ」の女装などのイカれた反社会性はロンドンパンクの仕掛け人マルコムマクラーレンによってロンドンに持ち込まれるのだが。話がそれたがCBGB’sのニューヨークパンクは異質の音楽である。これは実際、聴いてみないとなんとも表現出来ない。チープなギターにトムヴァーラインの何とも言えないボーカルが絶妙に混ざり合い、聴いてて飽きないドラッグ的な不思議な傑作を生み出しています。ニューヨークパンクの女王と言われた「パティスミス」は当時トムヴァーラインと付き合っていたせいかどうか、声も異性なのに何か似たような魅力を持ち合わせています。「プリテンダーズ」のクリッシーハインドの独特のボーカルをさらに独特に語り口調にした様なパティスミスの声は必聴。「テレヴィジョン」「パティスミス」この二つの個性的なミュージシャンは、どちらかと言えばイギーの様な麻薬でブチ切れたイカれ声が好きな私にも長年聞き続けられるニューヨークパンクであります。

・「時代の緊張感溢れるパンク
「パンク」というと、ラウドな音を鳴らすもの、と思ってる人もいるかもしれない。テレヴィジョンはパンク・バンドだけど、そうではない。どっちかというと、何だかスカスカしたような曲が多い。逆に、アップ・テンポで、のれるようなキャッチーな曲はない。

でも、やたらと挑発的なボーカルや、金属音剥き出しのギターは、パンクのノイズと呼ぶに相応しい。演奏自体はそんなに上手くないけれど、それが独特の緊張感を生み出している。

決して聴きやすいバンドでは無いけれど、パンクを語る上では決して外せないと思う。

・「このアルバムを聞かずして死ぬな!
 僕は、ブリティッシュロックが好きでした(過去形)。正直言ってパンクを聞きませんでした。ただ、トムのソロアルバムの“キングダムカム”という曲は知っていました。デヴィッド・ボウイが『スケアリーモンスターズ』というアルバムでカバーしていたからです。とても素晴らしい曲で耳に残っていました。いつか機会があればテレヴィジョンも聞いてみたいと思っていました。

 今回のリマスター及びボーナス曲付きが発売され、手を出しました。今までテレヴィジョンは一切聞いてなかった僕を後悔させました。買った日から毎日聞いています。本当に参った。本当にこのアルバムには降参です。とにかく凄いの一言。色んな人が評価していますが、適切な言葉が見つかりません。ただ、ただテレヴィジョンの作り出したギターサウンドとトムの声に酔っています。こんなアルバムを彼らは20数年前にリリースしたのだという、この事実こそ奇跡であり、当時聞き逃した僕は最悪である。

 本当に素晴らしい、生きてる間に出会えただけで感謝です。こんなギターサウンドを聞いたことがない。ペイジもリッチーもアイオミもこのアルバムの前では平伏す以外ない。と言うか次元が違う。どこからこのパワーが出て来るのだろう。当時の社会が彼らのエネルギーを作り出したのであろう。だからパンクと呼ばれたのであろう。

 このアルバムを聞かずして死ぬのは不幸というものだ。遅れても出会えた僕は幸せ者である。テレヴィジョンが気になる人、興味をそそられる人、生きているうちに聞きましょう。絶対に参ります。諸手をあげて万歳です!このアルバムを聞かずして死ぬな!と僕は叫びたい。

・「マスターの取り違えか?
Frictionのエンディングのドラム、どうしたの?あのエフェクトを外した理由はなんでしょうかね?作品のオリジナル性への配慮を怠ったRhinoらしからぬお粗末な仕事には猛省を促したい。

・「マーキームーンはフェイドアウトに限る
フェイドアウトすることで、永遠に曲が循環していくような夢心地を味わえたのになあ。残念。それ以外はいいんだけど。やっぱ、アドベンチャーが好き。ヴァーレイン・ソロ作も、まともにCD化してほしいなあ。

Marquee Moon
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