ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック
サントラ(アーティスト), ケヴィン・シールズ(アーティスト), マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(アーティスト), エール(アーティスト), ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(アーティスト), ジーザス&メリー・チェイン(アーティスト), リチャード・ベッグス(アーティスト), セバスチャン・テリエ(アーティスト), スクエアプッシャー(アーティスト), デス・イン・ヴェガス(アーティスト), フェニックス(アーティスト)
・「サントラ以上の存在感」
アルバムとして純粋に優れた一枚。独特のサウンドが、聞き手の目的に合わせて心に作用してくる。落ち着きたい時に聞けば癒やしになるし、気力を出したい時に聞けば、気分がハイになる。非現実の様な、懐かしくなるような、切なくなるような様々な感情が、脳の奥底から目を覚まして蘇り、音楽と共に全身の毛細血管に響き渡る、まさに感情の走馬灯の様なアルバムです。購入してから数年経ちますが、一向に聞き飽きません。個人的には、モーツァルトとかと同質の音楽だと思います。何言ってんだ?コイツ?と思われたかもしれませんが、是非聴いてみて下さい。
・「「外国人が考える東京」を表現しています。」
映画本編は駄作アート系映画だが、このサントラはかなり素晴らしいです。アンビエントやソフトロックを基調にした音楽は、本編を観なくてもサントラとして聴かなくても楽しめる程これ単体で聴ける程完成度が高いです。 日本を舞台にした映画だと、音楽が京都的な邦楽風(J−POPという意味ではありません、狭い意味での邦楽)か秋葉原的なピコピコテクノになりがちなのだが、それが全く無く普通のクラブサウンドになっているのが良いです。 東京を舞台にしたんだから禍々しく騒々しい世紀末的なアンダーグラウンド系のテクノを使って欲しいとか、藤原ヒロシが出演しているのだから彼の音楽を使って欲しいとか、マシュー南が出演しているのだから藤井隆に歌って欲しいとか思ってしまうのですが、本編のテーマは「日本人が考える東京」ではなく「外国人が考える東京」だからこれで良いのでしょう。 8曲目の『風をあつめて / はっぴいえんど』は、珍しく「日本人が考える東京」を表現した曲ですが、サントラから浮くどころか溶け込んでいて、本編にハマっています。(スタッフロールの最後で流れてきたのが感動的だった) 本編でボブ・ハリス(ビル・マーレイ)がカラオケで歌っていた『More Than This』が、16曲目が終わった後のシークレットトラックに収録されています。
・「絶品コンピレーション」
ソフィア・コッポラの監督第2作「ロスト・イン・トランスレーション」のサントラ。前作「ヴァージン・スーサイズ」同様、女性の視点で進行する繊細な物語と、どこかはかなげできれいな映像が魅力的な映画だが、サントラも見事な出来ばえで、彼女の映画作りにおける全てに行き届いた思慮深さとセンスの良さにはいつも驚かされる。 東京を舞台に、ひとりの若き女性の孤独とつかの間の恋を描くとあって、テクノ系のインストが大半を占めるが、それらがネオンきらめくコンクリートジャングルの夜の雰囲気によくマッチしている。SQUAREPUSHERやDEATH IN VEGASら大物の楽曲提供が豪華。そして何よりの話題は、MY BLOODY VALENTINEのフロントマン・Kevin Shieldsの新曲が収められていることだろう。新境地を見せるインスト3曲に、優しくゆがんだギタープレイ健在の「歌もの」1曲・"City Girl"というラインナップは、ここ10年来、表舞台から姿を消していたひとりの天才ミュージシャンの堂々のカムバックを高らかに告げるものである。 主人公がタクシーから流れてゆく東京の街の景色を眺める時に流れる、MY BLOODY VALENTINE/"Sometimes"や、ラストの別れのシーンで使われるTHE JESUS & MARY CHAIN/"Just Like Honey"など、一組の男女の短い逢瀬を通して心に響いてくる、出会いと別れの切なさを象徴するかのような名曲の数々は、人間関係における、泣きたくなるほど美しいものを、おぼろげながらも聴くものに垣間見せてくれる。
・「映画そのままの世界です」
なんとも気持ちの良い気分にさせてくれるCDです。サントラって同じ曲が違うバージョンで何曲もはいってたり、あまりにもBGMてきだったり、買って結構ハズレだったりする場合も多くてがっかりするけど、ほんとこれは買ってよかった!何度聞いても不思議なくらいあきない軽さがある。個人的には映画ではうっすらとしかかかってなかった、かぜにふかれて、がお気に入りです。
・「独特の浮遊感」
まだ映画は見てないけど、サントラだけでもかなり質が高いと思います。久々に声を聞かせてくれたmy bloody valentineのkevin shieldsにはやられました。音楽を聴きたくない日でも、このサントラは聴ける。好き嫌い分かれそうな感じですが、全てのジャンルを網羅しているようなものなので、UKロックの好きな人なら絶対はまります!!
・「「映画を見ると、聴きたくなる。欲しくなる」」
映画を見るまでは、サントラ全体の印象が散漫で、あまり興味を持てなかったが、映画を見て、がぜん興味を持った。前作でもそうだったが、ソフィア・コッポラは音楽の使い方が上手い。
映画の中よりも、サントラの中の曲の方が、当然だが、曲が際立っている。小山田圭吾が監督に勧めたという「風を集めて」(はっぴいえんど)も、アルバム全体の中に驚くほどしっくり溶け込んでいる。ボーカルナンバーと、インストが上手くミックスされている。自分的にはフェニックスの「TOO YOUNG」が、元気いっぱいのロックでいい感じ(監督もこのバンドが大好きらしい)。前作で大活躍したAIRは、京都の場面で、印象的ないい曲をつけている。ラストに大音量で流れる「JUST LIKE HONEY」がすごく気持ちいい。
映画は全編日本でのロケ。ありがちな24Pやビデオをいっさい使わず、35mmフィルムだけで撮影された東京と京都の景色(途中に熱海の海と富士山が入る)は、とても微妙な表情で画面に定着されている。
物語は、繊細な恋愛ロードムービー。主役のスカーレット・ヨハンソンが、めちゃくちゃチャーミング(ジャケ写にも写っているけど、この数十倍はグッド)。それだけでも見て損はない。藤原ヒロシや、ADの藤本やすしなど、業界人が細かくたくさん出演してる。ゴールデングローブ賞のミュージカル/コメディー部門で作品賞を受賞しているくらいだから、けっこう笑える、楽しい映画。
最後は、すごくしっとりと、喪失感で映画全体は包まれる。そこは前作と同じで、そのあたりにソフィア・コッポラの深さを感じます。
・「ソフィアの二作目」
このサントラはザ・ヴァージン・スーサイズのソフィア・コッポラ監督による二作目の映画のサントラです。彼女の一作目のサントラも良いものでしたが、このサントラもなかなか興味深いメンツがそろっています。なかでもやっぱり個人的に気になったのが、My Bloody Valentineのケヴィン・シールズの新曲なのですが、これは長年待っていたファンにはとても嬉しいと思います。その他にもエールやスクエアプッシャー、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ジーザス・アンド・メリー・チェインなどの曲が入っています。アルバム全体を通しての内容はなかなかなでした。ただ映画のバックに使用されている曲というかホントにサントラという感じの印象にまとまっているアルバムだと思います。日本盤には輸入と違ったジャケでまた特典がつくということで日本盤を買ったのですが、歌詞は英語の歌詞が2曲分と日本語の曲の1曲分と前述した英語の歌の訳が2曲分しかなくまた特典のポストカードも個人的にはそれほど満足するようなものではなかったです。
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