ショパン:ポロネーズ第1番&第2番&第3番&第4番&第5番&第6番&第7番
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ショパン(作曲)
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番&第23番&第24番&第27番
●Brahms, Tchaikovsky: Violin Concertos [Hybrid SACD]
●Tchaikovsky: Piano Concerto No. 1; Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2 [Hybrid SACD]
・「英雄ポロネーズが最高!!」
ポリーニというと正確無比なイメージがあるが、実はポロネーズのように勇壮で力強い曲が非常に合っていると思う。彼がベートーヴェンを好んで弾くこともうなずけられる。
ポロネーズの1番から6番は先入観なしに素晴らしい。特に6番の英雄ポロネーズが最高。完璧な演奏なので気持ちがいいのと、元々曲が持つ「元気が出る」イメージを最高に引き出している力強さがある。
ただし・・・7番の幻想ポロネーズはイマイチだった。これは英雄ポロネーズのように元気が出る、とはお世辞にも言えない曲であり、その悲壮感や現実から離れた感覚(これが幻想的な世界?)をピアノで再現しなければならない。ポリーニの演奏は、ちょっと元気が良すぎたかなぁ、という感じがして好きになれなかった。そういう意味では、幻想ポロネーズについては他にもっといい録音がありますよ。
でも、総合的には良かった!!
・「録音は1975年でCDと同じ」
SACDとしてのDSDレコーディングでの新録音?良く確認しないで思わず買ってしまった。CDでは1975年の録音だったので、「あれから何年たったのかな?」とか、「どんな演奏解釈になったかな?」とか、「DSDレコーディングのSACDなのでポリーニはどんな音を出すのかな?」。非常に期待していた。しかし聴いてみると、過去の演奏とまったく変わっていない!
録音日を見てみると、1975年。どうやらCDのマスターをそのままSACDに変換したに過ぎなかった!これは予想外の出来事だった。
でもせっかく買ってしまったので音質チェック等してみた。 SACDプレーヤーはもちろん普通のCDプレーヤーでも聴ける。
しかしDVDプレーヤーはたまに誤作動が発生。気持ち良く再生するのには難しい。メーカー別によって相性があるみたいだ。
昔買ったCDと聴き比べてみる。 音質は私の耳では違いがほとんど判らなかった。CDを持っている人は新たに買うほどの物ではないと思う。やはりDSDレコーディングで再録音して貰いたかったと強く思う。
しかし作品的には完成度は非常に高いアルバムで歴史的な価値も高い物なので、これから普通のCDを買うのだったらこちらの方がお勧め。値段は多少高いが、それだけのものは感じ取れるだろう。
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