・「心に染みる作品。さすが。」
スティング1999年の作品。さすがの完成度。楽曲、アレンジ、音質があいまって非常に深い世界を紡ぎだしています。ベテランになったからといって安易に回顧系に走らず、なおかつ逆にベテランらしい余裕と深みも備えた素晴らしい内容です。ワールド・ミュージック色が出ていますが、スティングらしさが前面に出ているので、取って付けた感は全くなし。心深く染み入る1枚です。
・「たおやかに澄んだ世界。」
ソロになってからのスティングの一連の作品の中でも、もっともクールで、落ち着いた世界を聴かせてくれると思うこの一枚。ブルータートルや「ナッシング…」の頃に少し残っていたトゲもすっかり落ち、本人の気持ちの余裕が現れているような、とてもたおやかで大きな世界がそこに。
それぞれの曲が異なった風景を高いレベルで演出しています。#2Desert Roseのドラマ性、#3や#5Perfect love…の大人の官能とか(フランス語ラップやたらかっこいい)、はたまた#4や#8の遠風景とか。一曲一曲大事に作っているんだろうな。
十分に堪能して最後はスティービーワンダーのハモニカに誘われるタイトルチューン。じっくり聴いて、満たされた気持ちになりたいなと。
・「今の現役感があるのはこの作品の成功のおかげと言えるスティングの代表作」
ロック、ワールド・ミュージック、ジャズを個性的なやり方で静かにでも激しく融合させるスティング音楽が最高潮に達した観のあるオリジナル・アルバム。実際、この作品発表までベスト・アルバム、コンピレーション・アルバムのリリースが続きがちだったので、この作品が失敗すると、大衆的人気の面ではもう過去の人/“元ポリスのスティング”になる可能性が濃厚でした。しかし、ものの見事に、全世界で700万枚以上を売り上げ、グラミー賞で二部門を獲得。スティングは今も、ツアーで来日すれば、80年代への郷愁、もっと言うとポリス「見つめていたい」への郷愁だけではなく、彼の現役バリバリ感で客を呼ぶことができ、武道館で数日間公演できる人気を維持できる現在の地位を確保しています。そういう意味で、今のスティングがあるのはこの作品の成功のおかげなのですが、問題点があるとしたら、グラミー賞を獲得したことに表れているように、作風が少し保守的というか、手堅くまとめすぎている点でしょうか。それでも、ワールド・ミュージックを独自に解釈・吸収して自身のポップ・ミュージックを作り上げるという点でスティングは元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンと並ぶ双璧だと実感できるアルバムですね。『セイクレッド・ラヴ』日本盤もそうなんですが、この日本盤でも本編終了トラック/トラック10と日本盤ボーナス・トラック/トラック11――カヴァー曲。映画『トーマス・クラウン・アフェア』より――とのあいだに約十秒間の空白があることには好感がもてます。また、エンハンスドの「EPK」とは、スティングがアルバム制作秘話について語っているヴィデオ。日本語字幕がないままでは、当然のことながら理解不能なので、スティングが語っている内容について日本語ブックレットに日本語要約をつけてほしかったところです。
・「・」
私がスティングを知るきっかけになったものはデザートローズ。スティングとはこういう民族的で妖しい歌を歌っている歌手なんだと勘違いしてアルバムを買ってみたけど実はデザートローズはスティングの中では新しい試みというか珍しい感じの歌だったようだ。割とストレートな音楽を本来はやってるみたいですな。だからサウザンドイヤーズと
デザートローズくらいしか私個人としては面白くなかった。その2つは文句なしの5つ★。セイクレットラブもセンドユアラブがきになってるんだけど他の曲がこのアルバムで感じたようなものであったらやだなって感じなんでちょっと迷ったりしています。
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