・「So sad about us が最高」
とにかくこのアルバムの収録曲ではSo sad about us が最高によい.わたしはフーの曲をどれか1曲選べといわれたら,この曲にします(異論はいろいろあるでしょうが).他のオリジナル曲にはあまりメロディアスなものを感じず,また評価の高いメドレー曲Quick One, While He's Awayもあまり好きになれません(もっとも最後のYou are forgivenは好きですが).というわけで星3つです.ボーナス曲の最後My Generation/Land of Hope and Gloryは良かったですよ.
・「ビートバンドとしてのフー」
ビートバンド然としたフーの魅力が詰まったと同時に変なユーモラスも伺えるアルバムです。
10曲目までの本編で一番好きな曲は「ソー・サッド・アバウト・アス」ですが「ラン・ラン・ラン」やマーサ&ザ・ヴァンデラスの名曲「ヒートウェーブ」のカバーも痛快で好きです。「クイック・ワン」はライブバージョンの方が好きですがこのバージョンもライブバージョンでは味わえない変な仕掛けが楽しめます。しかし個人的には曲の出来がイマイチなものが多いと思います。
ただボーナストラック11曲目以降も充実していて面白いと思います。「バーバラ・アン」のカバーや「イン・ザ・シティ」が好きです。「マイ・ジェネレイション」と「希望と栄光の国」のメドレーはわけが分かりません。
・「ユーモアたっぷりの'66年セカンド」
本編では「ラン・ラン・ラン」がリアルステレオ、「ウィスキー・マン」が擬似ステレオ以外はモノラルです。「ラン・ラン・ラン」のUK盤モノラルヴァージョンは、ピートのディストーションの効いたギターがほぼ全体にかぶせてあって迫力満点なのですが、致命的な事にそのギターだけが全体に少し後ろにズレてます。なぜだかわかりませんがモノラルはこのマスターのみ現存しマルチマスターは存在しないため、ステレオヴァージョンを採用せざるを得なかったのかも知れません。ただ「ウィスキー・マン」のリアルステレオは聴いたことがあるように思うんですが、これもモノマスター紛失なのでしょうか?謎の多い盤です。作品としては、初のミニロックオペラ「クイック・ワン」、ザ・ジャムがカヴァーしたモッズに人気の「ソー・サッド・アバウト・アス」モータウンナンバー「ヒート・ウェイヴ」、ボーナスでは同じくジャムがカヴァーした「ディスガイジズ」、そして同タイトル曲のAメロにそのまま借用したメロディの出てくる「イン・ザ・シティ」、ギターがカッコいいエヴァリブラザーズの「マン・ウィズ・マネー」など聴き所満載です。
・「ア・クイック・ワン+10」
ストーンズの映像作品【ロックンロールサーカス】のフーに影響され、又は「クイック・ワン」のライヴ盤でガツン★とやられた人には、やや物足りないかな。こちらの原曲ではライヴ盤と比べてダウナー系ですかね。やはりスタジヲ録音ではテンションが違いすぎます。(1st『マイジェネ...』の方がテンション高いかも。)
アルバム全体的には曲の完成度や演奏力は極めて高いと思います。モノラルなので、聞く際はプレイヤーの音質はノーマルで聞いた方が良いかと思います。
・「名作であります」
1stアルバムよりも、トミーよりも、who's nextよりも、このアルバムが一番メロディが輝いているように感じる。特に最初の三曲はモッズテイストや特有の激しさに加え、素晴らしいポップセンスを感じさせる。アルバムタイトル曲「quick one」では後のコンセプトアルバムに通じるストーリー性が一曲の中におさめられており、メドレーとは異なる曲調の変化は劇的で心地がよい。
・「密かにリニューアル・ステレオ版」
ザ・フーの2ndアルバム。JAMのカバーも良かったSO SAD ABOUT US、トミーへの布石となったミニ・オペラA QUICK ONE等が聴きどころ。モッズの雰囲気もまだ残ってマーサ&ヴァンデラスのカバーHEATWAVEもあります。
'95年のリマスター時には、1曲目のみステレオバージョンになりましたが、今回は8曲目以外をステレオリミックス版でリニューアル。
ボーナストラックも一部バージョン違い等差し替えがあるようです。
カタログ・ナンバー(589 800-2)以外は違いがないので当分は見分けがつかないと思います。違いと言えばジャケットがボケ気味になってるところでしょうか。
・「メンバー各員が曲を書いたアルバムです」
ジョンは名曲゛ボリスのくも野郎"と゛ウイスキー・マン"、キースはメロディアスな゛アイ・ニード・ユー"とハチャ・メチャなドラムソロの入った゛くもの巣と謎"、ロジャーは゛恋のマイ・ウェイ"を書いています。ピートは超名曲゛ソー・サッド・アバウト・アス"(THE JAMがカバー)それに彼等の初オペラ゛クイック・ワン"。モッズから脱皮し新しい時代へ変化する過渡期のアルバムです。きちんとしたステレオ・バージョンが少なく、いつの日か完全ステレオ・バージョンを発売して欲しいです。(ボリスのくも野郎のバックはデモ・トラックそのままだし・・・)ボーナス・トラックは当時のマキシ・シングル READY STUDY WHO からの4曲とシングルのB面曲と未発表の18,19,20等が入っています。
・「このアルバムも実は・・・」
さぁ。このアルバムもUK仕様とUS仕様でミックスが違うのだ。 UKモノラル仕様のほうが乱暴なミックスで楽しいよ。 残念ながらリマスター盤ではステレオって事でUS仕様のミックスが多いんだけど、1曲目「RUN RUN RUN」は間奏部分から終わりまでPeteの暴走ギターが鳴りっ放しのUKモノラル仕様を入れて欲しいなぁ。 この曲は「Birds」(Byrdsじゃないよ!ロン・ウッドの居た方です。Byrdsは好きじゃない)も乱暴にカヴァーしてるので興味のある人はUKバーズもどうぞ。 Tommy以前に企画してたロック・オペラ?(コンセプト物かな?)「I’m a Boy」シリーズの残骸はアナログ最後の曲だった「A Quick One While He’s Away」でどうぞ。 まだmodernsの雰囲気が残ってる時代のアルバムだけど、もう既成観念に捕らわれてるmods達を振り落としにかかってるのがいいねぇ♪ もうこのアルバムから実質的にPeteがリーダーなのでロジャーの好みそうなR&Bっぽい曲は無しです。 それから、キースはこのアルバムから既に「酔っ払い」かもしれない(笑) 1stのタイトで激しいドラミングから「訳わかんないくらい激しい」に進化してます(爆)
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