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▼ナイト・ライツ:詳細

ナイト・ライツ

ナイト・ライツ
ジェリー・マリガン(アーティスト), アート・ファーマー(演奏), ボブ・ブルックマイヤー(演奏), ジム・ホール(演奏), ビル・クロウ(演奏), デイブ・ベイリー(演奏)

▼クチコミ情報

・「俯瞰してみた夜の都市
CDよりもLPで持っていたくなるほど、ジャケットのデザインが美しい。遠くから見た夜の都会は、その喧騒や騒音を忘れさせるほどにロマンチックに揺らめいている。

1曲目の表題曲では、マリガン自身のピアノが聴ける。非常にスローなこの曲は、まさに都会の夜の美しさをバックに流れているのがジャストな感じで、とても大人な雰囲気に満ちている。CDでは、ボーナストラックとして、ラストにもこの曲の65年バージョンが聴けるのだが、こちらでは、マリガンはバリトン・サックスで主旋律を吹いている。全体を「ナイトライツ」という曲で挟むというこの試みは、なかなか粋な計らいで、とてもしっくりきている。また間に挟まれた5曲には、マリガン自身の曲が2曲や、「黒いオルフェ」の主題歌「カーニバルの朝」やショパンなど、かなりポピュラーな楽曲にも取り組んでいる。そうありながらも、全体のムードはあくまでシックでアダルトな雰囲気だ。スピーディな曲が1曲もないというのも、俯瞰してみた夜の都市のけだるい美しさを感じさせてくれ、アルバムに強い統一感を生み出している。

・「夜の摩天楼
ジャズを聞くのは初心者で、ネットで名盤として紹介されていたので購入しました。大人の世界に浸りきれました。名前が「ナイトライツ」なので夜にばかり聞いています。夜に、このCDをかけると、ジャケット通りの摩天楼のイメージが開けて広がり、包み込まれます。とても気にいってしまいました。旋律もいいし、個々の音も魅力的です。大事にしたい盤です。

・「都会の夜の心
そう、まさにこのCDに収録されてる曲達は一言で夜の心・・・・この曲達を聞いていると不思議と闇に光る都市その中で交錯する人々の心が見えてくる派手さは見えないでも、曲からは繊細な華やかさと静の優しさが滲み出ている全ての仕事を終え帰路につく時夜を静かにすごしたい時にこのJAZZは優しく聞き手を包んでくれるだろう

・「洗練された味わい深い作品
マリガンの代表的な作品としては、パシフィックの「カルテット」辺りを挙げるのが基本的なのだろうが、馴染みの薄いバリトン・サックスという楽器に親しむには、本作のようなアルバムが格好という気がする。初めて聴く人は1.にいきなり打ちのめされてしまうのではないだろうか。ピアノを弾いているのはバリトンのマリガンその人で、ここではピアノに専念している。1音1音を大切に丁寧に弾いてくれるホールのギター、あくまで優しくささやくようなファーマーのペット、倍テンポの演出が絶妙なブルックマイヤーのバルブ・トロなど、魅力は尽きない。2.や4.のボサノバ曲も素晴らしいが、1.を聴いて打ちのめされた人は、間違っても7.を聴いてはいけない。これはCDのボーナス・トラックだが、1.を聴いたときのイメージがみじんに打ち砕かれてしまうからだ。私の付けた星も1.から6.までに対しての評である。

・「ジャケット・デザインからして素晴らしいです!
 Miles Davis 「Birth of the Cool」で4曲を提供した Gerry Mulligan。その作・編曲能力が遺憾なく発揮された所謂クール・ジャズの面目躍如ともいえる、 Mulligan 率いるセクステットは余りに心に染入る1963年傑作です。一曲目からいきなり抑制された見事な旋律で、アルバム・タイトルどおり夜の暗闇が一気に深くなります。

 Art Farmar のくすんだ音色のトランペット、Mulligan のかすれ気味で繊細なバリトン・サックス、Bob Blookmayer のふくよかなバルブ・トロンボーンの3管フロントがとにかく最高で、まさにため息がでるソフト・トーン。しかも [2][4] のみならず全7曲、思わずタイトルを確認してしまうほどの名曲が続き、最後に配置された冒頭曲別バージョンがまたセンチメンタルで、アルバムが終わったあとも長い余韻。夜がいとおしいです。

・「マリガン・ミュージックの格調と不思議さ
ベッパー・アダムスやハリー・カーネーと異なり、あくまでも紳士的で優しくインテリジェントと感じるジェリー・マリガンのバリトン・サックスはある種の格調に支えられているように思う。それほどポピュラーではない楽器を一つの完成されたイメージに仕立て上げた彼の功績は、トロンボーンのJ.J.ジョンソンに匹敵するであろう。このアルバムはマリガンの中でも最も人気の高い作品で、ボサノバやクラシックの要素が色濃く、イージーリスニングなジャズに仕上がり、それでいてジャズのレイジーなムードをも漂わせる不思議さを持ち合わせている。「カーニヴァルの朝」や標題曲の「ナイト・ライツ」、さらに魅力的なテーマをもつ「プレリュード:ホ短調」など愛着の沸くトラックが多い。特に「プレリュード」はかつて、油井正一氏が「アスペクト・イン・ジャズ」というFMの番組のオープニング・テーマに使っていたので、ミドル・エイジのファンには懐かしい曲だろう。個人的にはアート・ファーマーをフィーチャーした「フェスティヴァル・マイナー」が好きだ。枯葉と似た雰囲気で繰り広げられ、乾いたトーンのマリガンと対比的にファーマーのメロウなサウンドを楽しむことが出来る。バリトンとトランペットは結構相性がいいのだろう。マリガン自身も、チェット・ベーカーとのユニットで数々の名演を残している。とにかく聴き易いので、ジャズの入門編としても価値あるアルバムだ。

・「大都会の夜にぴったりの一枚
数年前、テレビコマーシャルで「プレリュード ホ短調」が使われてブレークしたアルバムだが、「カーニバルの朝」もいい。バリトン・サックスというサックスの中でもマイナーな重い楽器を、ジェリー・マリガンは実に軽々と演奏する。バリトン・サックスというと、マリガン以外に思い出せないほどだ。40年も前のアルバムなのに、おしゃれで都会的。聴けば、ニューヨークの夜景が思い浮かぶ。ジャケットのイラストもおしゃれで、古くさくない。ジャズ名盤100枚なんていう企画があったら絶対入れたい一枚。(松本敏之)

・「アーバンミュージックの先駆け
もう40年も前のアルバムですが今聞いても十分アーバンミュージックとして通用するのは驚きです。全曲オススメですが特に3曲目の「IN THE WE SMALL WORLD]が一番です。深夜の高速道路を走らせる時はぜひセットしておきたい一枚です。ジェリーマリガンのバリトンサックスが流れた瞬間、その場の空気が変わります、至福と時が訪れます。

ナイト・ライツ
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