Girl
徳永英明(アーティスト)
・「原点のアルバム」
徳永英明のファーストアルバムが本盤だそうだが、既にファーストにして今に通じる徳永の原点を垣間見ることができる盤だろう。具体的に言うと、澄んだハイトーンボイスと感傷的サウンドだ。前者は、さすがデビュー前ボーカルコンテストで賞を獲っただけあり、既に確立された美声。80年代後期邦楽では、指折りのボーカリストだろう。後者のサウンドについては、その後シングルで怒涛の感傷的サウンド「泣きメロ」を構築する訳だが、本盤でも過半数曲がマイナーコードの悲しいメロディーとなっている。やはり、徳永の曲はこうでなくちゃ。と思わず同意してしまう。殊に、サウンドに関しては、ほぼ全曲に渡ってコーラスやリバーブ、エコーエフェクトをギンギンに効かせたシンセサウンドが適用されている。これが、徳永の高音と実に素晴らしいハーモニーを奏で相乗効果となっている。海外で例えるとシカゴのバラードに非常に近い気がする。それでいてレイニーブルーに代表される雨の情景描写もばっちりこなしている物だから、とてつもなく泣きメロなのである。冬の動物園・僕の憂鬱等は、インストとしても聴き応えがありそうなサウンドだ。で、ライナーノーツを見ると、案の定デジタルとアコースティックの融合で80年代を牽引した武部聡志がクレジットされていた。。悲しいメロが多いが、メジャーコードの曲では解き放たれるようなボーカルやサウンドが楽しめて、鬱陶しい梅雨を一瞬和らげてくれる。
時代程の古さは、感じないのは自分がおっさんになりつつあるのだろうか?実は、十何年ぶりに聴いた盤で、前回はティーンの時に聴いた盤なのだが、、本当に懐かしすぎる。雨の車内で思わず取り出したくなる盤だ。
リリース:1986年関連歌手:シカゴ(80年代)、池田聡、山根康広
・「やっぱりイイ!」
時代背景が違うので曲の劣化は否めませんが、改めて今聞いても彼独特のメロディは垣間見えると思います。作詞者が違う方なのでジャニーズ顔負けの赤面するような甘い詞が目立ちますが、そこはご愛嬌ということでw
・「徳永英明の全ての原点がここに!」
デビュー曲レイニーブルーが収録されている、徳永英明氏のファーストアルバムとしてあまりにも有名。しかし、一時期レコード会社の解散等の憂き目に遭い、しばらくの間伝説のアルバムとなっていた。今回の再版はファンならずとも嬉しいのひと言! これを機に徳永英明のルーツを辿る旅として、アルバムを集めてみませんか?
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